日々の覚書

MFCオーナーのブログ

To Be Continued

2019年09月23日 19時42分23秒 | 音楽ネタ
映画を見て以降、ずっとエルトン・モードが続いている(笑) 前回も書いたけど、今、エルトンのオリジナル・アルバムを1stから順に聴いている最中なのだが、平日はなかなか聴けず、どうしても、休日にまとめて聴くということになってしまうので、実はまだ22枚しか聴けてない^^; あと13枚あるのだが、達成するのはいつになるやら(笑) ちなみに、現時点で聴いてるのは、1987年の『~栄光のモニュメント~エルトン・スーパー・ライブ』。

という次第で、くどいようだが現在エルトン・モードなもんで、他のアーティストのアルバムなんて、もちろん聴いてない(笑) 色々と気にはなるのだ。「シェリル・クロウの新作が出たなぁ。PV見たけど、相変わらずカッコいいんだよなぁ」とか「フレディのベストどうしようか。持ってないのは1曲だけなんだよな。その1曲の為に大枚はたくのもどうかなぁ。絶対足下見てるよね」とかね(笑) ま、色々と大変なんです(爆) ラグビーワールドカップもあるし、ライオンズはマジック1で足踏みしてるし(爆爆)

エルトンと言えば、キャリアも長く実績も豊富であるので、オリジナル・アルバムはもちろん、ベスト盤(編集盤)も数多くのアイテムがリリースされている。もちろん、僕はすべて網羅してる訳では、決してないのだが(爆)、ついでなので、紹介させて頂きたい(どーゆー展開やねん)



ELTON JOHN'S GREATEST HITS

A-
1. Your Song
2. Daniel
3. Honky Cat
4. Goodbye Yellow Brick Road
5. Saturday Nights Alright For Fighting
B-
1. Rocket Man
2. Candle In The Wind
3. Don't Let The Sun Go Down On Me
4. Border Song
5. Crocodile Rock


皆さんご存知、エルトン初のベスト盤。1974年発表。英盤と米盤では曲目が違う。僕の持ってるのは、曲目からして英盤のようだが、よくよく見ると、どうもポルトガル盤らしい(笑) 中古盤を買ったので、よく分からなかった(笑) 

その曲目を見ても分かるように、21世紀の今でも通用する(?)究極のベスト盤である。エルトンもキャリアを重ねて、数種類のベスト盤が発売されている現在となっても、その価値は色褪せない。ライブでも、このベスト盤の曲は、ほとんど今でも演奏されているのではなかろうか。



ELTON JOHN'S GREATEST HITS VOLUME Ⅱ

A-
1. The Bitch Is Back
2. Lucy In The Sky With Diamonds
3. Sorry Seems To Be The Hardest Word
4. Don't Go Breaking My Heart
5. Someone Saved My Life Tonight
B-
1. Philadelphia Freedom
2. Island Girl
3. Grow Some Funk Of Your Own
4. Bennie And The Jets
5. Pinball Wizard


1977年発表。こちらも、英盤と米盤とでは、曲目が違う。僕は日本盤を買ったのだが、曲目は英盤と同じ。ま、“Vol.1”ほどではないものの、こちらも究極のベスト盤だ。

以前にも書いたが、僕にとって、初めて買ったエルトンのレコードはこれだった。当時、実は知らない曲が多くて、ワクワクしながら聴いたものだ。歌詞の世界をマンガ化した小冊子が付いてて、これがまた楽しかった。



ELTON JOHN'S GREATEST HITS VOLUME Ⅲ 1979-1987

A-
1. I Guess That's Why They Call It The Blues
2. Mama Can't Buy You Love
3. Little Jeannie
4. Sad Songs (Say So Much)
5. I'm Still Standing
6. Empty Garden (Hey Hey Johnny)
B-
1. Heartache All Over The World
2. Too Low For Zero
3. KIss The Bride
4. Blue Eyes
5. Nikita
6. Wrap Her Up


1987年発表。タイトル通り、エルトン3枚目のベスト盤であり、内容も素晴らしい。70年代の頃のような派手さはなくなったとはいえ、さりげなく、エルトンは80年代もコンスタントにヒットを放っていた事が、実によく分かる。この時期のヒット曲たけで、ベスト盤が編集出来てしまうのだからね。

だが、このベスト盤、1992年には廃盤になったらしく、実質的には、リリースされていたのは5年間だけだった。

この後、他のベテラン・アーティストと同様、エルトンも、オールタイムなベスト盤が、数年に一度リリースされる、という状況となり、上記3枚のベスト盤(グレイテスト・ヒッツ・シリーズ?)の存在意義も変わってしまった。なにしろ、新編集のベスト盤を1枚購入すれば、この3枚の曲はほとんど聴けるのである。確かに、今わざわざ買う人もいないだろうね。残念だが。出来れば、グレイテスト・ヒッツのVo.4、Vol.5と、ダブリなしのベスト盤を出して欲しかったけど。

で、そんな、CD時代になってからの新編集ベスト盤



ELTON JOHN GREAT BOX

曲目はこちらで^^;

90年代初頭、CD4枚組のボックスセットを出すのが流行ってた事がある。それまでの全キャリアを網羅した、クラプトン、ツェッペリン、クリムゾン、バーズといった大御所のボックス・セットが話題になっていて、ご多聞に漏れずエルトンも1990年に『To Be Continued』という4枚組ボックス・セットを出した。例によって、英盤と米盤は内容が若干違うのだが、日本盤は出なかった記憶がある。が、1991年の6月頃、『Great Box』と題されたボックス・セットが、突如発売されて驚いた。タイトルこそ違うが、中味は『To Be Continued』とほぼ同じで、これが日本盤なのだ、と言ってもいい商品であった。

ちなみに、当時エルトンの日本盤を出してたのは日本フォノグラムで、この会社、当時エルトン以外にも、自社の洋楽アーティストの4枚組ボックス・セット『Great Box』シリーズを発売しており、10ccやABCといったアーティストの『Great Box』も見かけた事がある。他のアーティストのボックスは、日本フォノグラムが独自に編集したものだったようだが、エルトンのは間違いなく英米の『To Be Continued』が基になっている。

内容については、ほとんど文句なし。デビューから1990年頃までのヒット曲は、ほぼ収録されてたし、オリジナル・アルバム未収録の曲も多く収録されている。ボックス・セットには違いないが、それほどマニアックでもなく、初心者でもついて行けるのでは、と思われる(笑) ただ、なんとなく、選曲が中途半端な感もあり、シングル曲は全曲収録する、とか、方向性を絞って欲しかった気もしたのだが、そしたら、こんなのが出た。



RARE MASTERS

邦題『イエス・イッツ・ミー~レア・トラックス』。1992年発表。曲目はこちらで^^;

エルトンのデビューから1976年までの(つまり、自分で設立したロケット・レコードから発売されるまでの)、オリジナル・アルバム未収録音源をひとまとめにしたアルバム。最大のセールス・ポイントは『フレンズ』のサントラが全曲収録されていること。それ以外のシングルB面曲もほぼ網羅されており、ファンにはたまらない内容だ。当然、第二弾・第三弾のリリースにも期待したが、結局出なかった^^;

ちなみに、オリコンのチャート上、エルトンのシングルで日本で一番ヒットしたのは、「イエス・イッツ・ミー」なのだそうな。確かに、日本人好みの曲調かも。

さて、お次は(笑)、僕が持っているレア(と思われる)音源。



EMPTY SKY + LADY SAMANTHA

確か、1987年頃、エルトンの比較的初期のアルバムが何枚かCD化されたのだが、その際、1stの『エンプティ・スカイ』と初期シングルを集めた編集盤『レディ・サマンサ』が、2in1で発売された。当時、「レディ・サマンサ」「ロックン・ロール・マドンナ」といった、エルトンのアルバム未収録の初期シングルは入手困難だったので、もちろん飛びついた。後で知ったのだが、この2in1に収録された『レディ・サマンサ』の曲は9曲で、4曲程カットされている。が、特に気にはならなかった。知らなかったというのもあるが(笑) CD時代になってから、編集盤や再発CDのボーナス・トラックで、『レディ・サマンサ』の曲は全て入手可能となり、別にレアでも何でもなくなってしまった。というのもあり、この2in1も、今となっては何の価値もない。ただ珍しいだけ(笑) ま、そーゆーもんだよね(は?)



THE COMPLETE THOM BELL SESSIONS

エルトンは、1977年にフィリー・ソウルの大物、トム・ベルのプロデュースでレコーディングを行い、その音源は1979年になってからシングル発売されてヒットした。そう、「ママ・キャント・バイ・ユー・ラブ」である。当時、『トム・ベル・セッションズ』として3曲入りEPが発売されたそうだが、1989年になってから突如『トム・ベル・セッションズ』に未収録だった音源を加えて、『コンプリート・トム・ベル・セッションズ』が発売された。僕は気づかなかったけど、トム・ベルとのセッションではエルトンの自作曲はない、と思われていたので、『コンプリート・トム・ベル・セッションズ』にエルトンの曲が2曲収録されたのは、はっきり言って衝撃だったらしい。その2曲とは、バーニーとの「ナイス・アンド・スロー」、ゲイリー・オズボーンとの「シャイン・オン・スルー」で、後者は『シングル・マン』にも収録された、あの曲である。

あまり難しい事は、あの頃の僕は分からなかったので(笑)、この『コンブリート・トム・ベル・セッションズ』をごくフツーに聴いてて、こういうエルトンもいいなあ、「ナイス・アンド・スロー」なんて名曲だよね、なんて感じだった。ただ、思い起こせば、1979年のある日、「ママ・キャント・バイ・ユー・ラブ」がヒットしてた頃、ラジオ関東の『全米TOP40』で、湯川れい子氏が、たとえどんなにヒットしようと、この曲は嫌いだし、こういうエルトンも嫌いだ、と事あるごとに発言してて、それに反論する気はなかったが、後年「ナイス・アンド・スロー」を聴いて、湯川れい子氏はどう感じたのか、感想を聞いてみたい、なんて思った事はある。それでもやっぱり嫌いだ、と湯川氏のことだから言ったかもしれない(笑)

このアルバム、現在は廃盤で入手困難らしい。間違いなくレアだそうな。僕の手持ちの音源では、非常に珍しいケース(笑)



GOOD MORNING TO THE NIGHT/ELTON JOHN vs PNAU

2012年頃に突如発売された、リミックス・アルバムというか何というか、以前、ジャイルズ・マーティンがビートルズの『LOVE』でやったような、要するに、エルトンの曲を解体して、フレーズやメロディを抽出し、それを新たに組み合わせて、違う曲として再生させる、という方法論で作られたアルバムで、リミックスというよりマッシュアップと呼んだ方が正しいのか。もっとも『LOVE』は聴いてないもんで、内容については、推測に過ぎないのだが(苦笑)

ま、そんな訳で、そのマッシュアップ(?)を担当したのが、プナウというオーストラリア出身の2人組。ああ見えて、音楽界の新しいムーブメント等々に敏感なエルトンである、どこかでプナウの事を知ってコンタクトを取り、このアルバム制作が実現したらしい。それ自体は、素晴らしいエピソードなのであるが、完成した作品は、僕のような古いタイプの人間からすると“???”な内容である。だいだい想像はつくでしょ?(爆)

このアルバム、一応日本盤も出てて、僕もそれを買ったのだが、話題になった記憶もないし、レコード会社がプッシュしてた様子もない。翌年出たエルトン自身の新作の方が、よっぽど評判になってたような気がする。ま、仕方ないのかな。悪い作品ではないと思うけどね。良い作品とも思えないけど(笑)

最後に、余談と言えば余談だけど(笑)、2007年にエルトンのベスト盤『THE DEFINITIVE HITS』というのが発売されたが、このアルバム、各国で違う内容の物が発売されたらしい(クイーンみたい。笑)。もちろん、国ごとに異なるヒット状況を反映しているのだろうと思うが、日本盤はなんと!公式サイトで人気投票が行われ、上位18曲がベスト盤に収録されたらしい。その18曲がこれ。

僕の歌は君の歌
風の中の火のように
グッドバイ・イエロー・ブリック・ロード
イエス・イッツ・ミー
フレンズ
ダニエル
土曜の夜は僕の生きがい
クロコダイル・ロック
ロケット・マン
ブルースはお好き?
可愛いダンサー
僕の瞳に小さな太陽
ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ
アイランド・ガール
愛を感じて
エンプティ・ガーデン
アイム・スティル・スタンディング
サッド・ソングス


なんと素晴らしい^^ 70年代から90年代まで、パランスが取れているのも良いし、意外な曲(「フレンズ」とか「エンプティ・ガーデン」とか)が収録されてるのも良い。しかも、これがファン投票によるものだ、というのがなんと言っても感動的だ。ファンも捨てたもんじゃない。これからエルトンのベスト盤を、まずは買ってみようという人には、是非ともこのベスト盤をお薦めする。詳しくはこちらで^^;

最後に、もう20年以上前のことだけど、フジ系の音楽番組『HEY! HEY! HEY! MUSIC CHAMP』で、出演者がいわゆる“ハジレコ”を紹介するコーナーがあり、それにマイ・リトル・ラバーの小林武史が登場した時、彼が持ってきたのがエルトンの「ダニエル」のドーナツ盤だった。大好きで何度聴いたか分からない、と小林武史は言ってて、こいつ本当はいい奴なんだ、と勝手に思ったのを覚えている(爆)

いやいや、やっぱりエルトンについて語り出すと止まらない(爆)
コメント
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