先日、我が家の年末恒例のイベントでもある、第九演奏会の事をプログネタにしたが、そのベートーベン作曲の交響曲第9番について、色々と興味深い話を聞いた。この曲の初演は1824年の5月、場所はウィーンだったらしい。ちょうど200年前である。つまり、2024年は第九200周年だったという訳だ。特に世間は騒いでなかったけど(笑) で、日本に於ける第九の初演は諸説あるものの、1924年11月とされていて、なんと今年で100周年。実は、第九に関しては、今年2024年はメモリアルイヤーだったのだ。何故、もっと盛り上がらなかったのだろう?
という訳で、最近買ったCDから(相変わらず唐突)
正に現代の歌姫、デュア・リパの今年出た新作。通算で3作目らしい。僕は、デュア・リパと言えば、「コールド・ハート」でエルトン・ジョンと共演した人、という程度の知識しかなく、去年のマジソン・スクエア・ガーデンでのエルトン・ラスト・ライブのアンコールに登場して、エルトンと「コールド・ハート」を歌ったのを見て、モデルみたいなルックスの人、なんて思ったのだが、実際、本当にモデルもやってるらしい。確かに、スタイル良くてカッコいいからね。それでCD買ったわけではないけど(笑)
で、この新作を聴いてみようと思ったのは、FMで「フーディーニ」を聴いて気に入ったからだ。実際に注文するまで時間が空いてしまったが(笑)、聴いてみると、予想通り、なかなかにスタイリッシュなポップスである。基本打ち込みのようだが、意外と楽器感(?)があって、80’sっぽい。メロディも分かりやすいし、デュア・リパのボーカルも割に低音域で聴きやすく、良い感じではなかろうか。ダンサブルな曲が多いが、決してダンス系ではないので、落ち着いて聴いていられるし、個人的にはバラード系が皆無なのもいいと思う。ボートラを除いた本編の演奏時間が、今時珍しく30分台なのもよろしい(笑) 11曲で30分台だから、1曲あたり2分そこそこ、というのも集中力が衰えたオジサンにはちょうど良い(笑)
と、とても聴きやすく、アーティストの主張も感じられて、飽きの来ない良いアルバムと思います。部屋でじっくり聴いても良し、車でかけてドライブのお供にも良し、とシチュエーションを選ばないのもいい。ジャケットもナイス。
続いては、
この人の事は最近というか2~3年前まで知らなくて、たまたまFMで耳にして注目してたのだが、実はキャリアは長いらしい。1997年にシンバルスというバンドのボーカルとしてデビューし、2004年にソロ・デビューしているそうな(メジャー・デビューは2007年)。全然知らなかった(恥) ちなみに、父親はあの土岐英史氏とのこと。
で、全く土岐麻子の事を知らなかった僕が、何故この人に注目したかというと、FMで偶然聴いて、カバー曲のセンスと素直な歌声に惹かれたからだ。色々とディスコグラフィーを調べてみると、オリジナルだけでなくカバー・アルバムも結構出してて、またその多岐に渡るカバーのチョイスが面白く、一度聴いてみたいと思うようになり、たまたまBSで見た歌番組に出ていて、その時歌ってたのが聴いた事ある曲だったというのもあって、この『Light!~CM & COVER SONGS』を聴いてみた、という次第。ちなみに、聴いた事ある曲というのは「Gift~あなたはマドンナ」で、もちろん本作にも収録、随分前だけどCM曲だったらしい。作曲はなんとあのEPOで、前出のBSの番組でも、共演してた。フックの効いたキャッチーな名曲である。
で、この『Light!~CM & COVER SONGS』、12曲中10曲がカバーである。洋のカバーと邦のカバーが5曲づつで、洋はともかく、邦のカバーは「い・け・な・いルージュマジック」「小麦色のマーメイド」「サマー・ヌード」など、オリジナルの歌い手の個性が強烈な曲が目立つが、アレンジやテンポを変えて、自分の世界にしてしまっているのが凄い。素直でクセのない声質だが、それが却って違和感を覚えさせない要因かも。声質もそうだが、やはり上手いしね。洋のカバーも、英語で歌ってるのと日本語の歌詞にしてるのとあるが、どちらも素晴らしいです。他にも色々聴いてみたくなった。
ところで、その土岐麻子はシンバルスというバンドのボーカルとしてデビューしたのには触れたが、よくよく思い返してみたら、シンバルスのシングルを何故か持っていた。これです^^
「Highway Star Speed Star」というタイトル。ディープ・パープルを連想した人も多いと思うが(笑)、全く音には関係なし(笑) この曲、2000年に出ていて、当時のシンバルスは3人組で、もちろん、土岐麻子もクレジットされてます(Singingとなってる)。割に都会的でオシャレなナンバーで、タイトル通り、なかなか疾走感のある曲調だ。僕の記憶に間違いなければ、このシンバルスも、90年代にちょっとしたムーブメントだった”渋谷系”のバンドとして紹介されてた気がする。オシャレなんだけど、昔っぽい音作りとかも”渋谷系”って感じ。今聴いても、オシャレなレトロって雰囲気で、こういうの、確かに当時多かったかな、なんて思ったりする(笑) なかなかいいんじゃないかな。”渋谷系”というのは、ちと胡散臭いけど(笑)
年末休みに入ったのでゆっくり他の記事も閲覧してみようと思ってたらビックリ!!
実はシンバルズ&土岐麻子サンについては私も自分のブログで取り上げていたもんで…(^^;
https://inakabuta.exblog.jp/tags/%E5%9C%9F%E5%B2%90%E9%BA%BB%E5%AD%90/
私は彼らについては地元FM局が「Highway Star Speed Star」を頻繁にパワープレイしていた事もあって、リアルタイムで存じてました。
シンバルズはどちらかというと沖井礼二のバンドなので、土岐麻子をしっかり聴きたいのならばソロ作の方が向いてますね。
恐らくMFCオーナー様は当方(PL学園のKKコンビと同学年です)より年長だと思われますが、私より上の世代で彼らを知っている(しかもCDも所有)方に出くわしたのは今回が2人目です (^^)/
2度目のコメントありがとうございます。前回は、オーディオ機器(プリメインアンプ)の記事でしたね。これからも、よろしくお願いします。
ブログも拝見しました。あとで、コメントさせて頂きます。
土岐麻子及びシンバルスについては、正直言うと、反応して下さる人は少ないと思ってたので、非常に嬉しいです。
と言っても、記事本文でも触れてますが、土岐麻子の事は長い事知りませんでした(恥)。これから色々と聴いていきたいと思ってるところです。
シンパルスは、どういうきっかけで買ったのか、全然覚えていません^^; おそらく、どこかで偶然耳にしたのでしょうね。もしかして、カウントダウンTVとか(確証なし)。ちなみに、僕も自分の周囲でシンバルス知ってる人がいた記憶はありません(笑)
echigo-butaさんは、KKコンビと同学年ですか。僕より5歳ほど若いですね。野球選手だと、横浜高校→ロッテの愛甲猛や西武の正捕手だった伊東勤が同学年です。ま、この年になると、年齢差5歳なんて同学年みたいなもんです(笑) 今後とも、よろしくお願いしますm(_ _)m
良いお年をお迎え下さい^^