「じぇんごたれ」遠野徒然草

がんばろう岩手!

釣り時々歴史のち湯っこ

2010-10-21 15:16:18 | 湯っこ・鉄道・旅・・・

 約10数年前までは海釣りにハマり、結構釣り道具を揃え、今のカメラ関連のレンズ沼ではないですが、釣り道具沼に腰辺りまでドップリ・・・という状態でありました。

 まっ、魚が釣れれば、酒の肴とか食卓にも上ると言う趣味と実益を兼ねた内容で家族にも喜ばれそうなものですが、釣り人本人の小生は魚介類はダメ、しかも懸けた道具代等の方が買った場合の魚の値段より高いという皮肉付きで、完全な贅沢な遊びの趣味として捉えられておりました・・・汗

 いつしか釣りにも行かなくなり・・・飽きやすいタイプではないと思ってますが、徐々に海へも行かなくなり・・・・でしたが、3年程前に職場の後輩達と釣りに行く機会があって、その時に10年ぶりに竿を振ってみたのですが、昔とった杵柄といいますか、案外いける・・・という思いがして、完全復活の兆しでもありました。

 その後、想いとは裏腹に3年の間が空いてしまいましたが、後輩の何人かはその後も釣りを続け、最近はイナダ(ブリの幼魚)を防波堤から何尾も釣るという実績もあって、これは負けてはいられない・・・ということで久しぶりに釜石の海に出掛けてみました。

 10月19日

花露辺(けろべ)・・・釜石市唐丹湾(とうにわん)

 以前の感覚と事前の情報で本郷~花露辺が良いとの判断で午前9時過ぎに現地に到着・・・。

 ルアーでのサバとイナダ狙い・・・・

 

 道路沿いの岸壁には等間隔にサビキ釣りの釣り人が10名程・・・。

 なかなかサバが回遊して来ないとかで、誰一人ヒットは無しとのこと・・・。

 サビキ釣りにサバがかかり始めたら竿を出して釣ってみようと1時間程、様子見してましたが、なかなかかからない、仕方ないので本郷漁港側の端っこに移動してひとり竿を10分程度振るも何の当りもなし・・・おまけに昨年50肩似の痛みで難儀していたがその左肩に違和感が・・・・・・なんか釣れそうな気配もないので、実績のある新浜町の釜石湾T字防波堤に移動いたしました。

 

 途中、公共ふ頭で様子見

 

T字防波堤

 

平日の真昼間というのに、かなりの釣り人が・・・

 

 

 釜石大観音を眺めながら、こちらでも釣り具合の様子と決め込むも、全く誰にも釣れず・・・。

 潮が動くだろうという午後に期待という皆さんのご意見多数、此処では人が多過ぎということで、またしても唐丹湾に移動することに・・・。

 

 本郷に再度来ますと「星座石」の案内板や標柱が・・・

 本郷~花露辺、そして小白浜へのアクセスも良くなって釣りに通っていた頃とは少し雰囲気も変わりましたが、その当時は本郷漁港に大きな駐車場のような岸壁が作られ、その先端で随分とマタナゴなんかを釣ったりもしましたが、今は花露辺への道となって、海が一部埋め立てられたのかな?

 その岸壁にも建物が建てられ、まだ実際に観たことはないけど本郷の「桜舞太鼓」の演奏が行われたりする漁港施設になってますよね?

 

 でっ・・・星座石・・・。

 

斜面の狭く急な階段を上って行くと星座石、測量の碑、遺愛の碑がある。

 

 江戸時代の1801年、日本地図の原型を実測にて作り上げた伊能忠敬が三陸沿岸を訪れたとのこと。

 測量の碑と星座石は、文化11年(1814年)釜石市唐丹の天文暦学者・葛西晶丕(まさひろ)が、日本地図作成のために三陸海岸の測量にあたった伊能忠敬の業績を顕彰して建立されたある。

 江戸時代に伊能忠敬の測量事績を残した全国唯一の場所で、科学史上貴重な資料とのこと。

 残念ながら「星座石」は建っている二つの碑の真ん中下にあって見逃してしまいました・・・

 

 こちらは原碑文の文字の劣化損耗が著しいので近年に著されたレプリカ的な碑ということになります。

 伊能の当地(現岩手県の三陸海岸)での測量は、22日を要して青森県へ移動と伝えられている。

 リアス式海岸特有の地形で先端に行くこと叶わず、その場合は海上から船でということもあったらしい。

 全体的には正確な地図ではあるが海岸線は不自然さもあるとか・・・いずれ難儀した三陸沿岸の測量であったものだろうと推測されます。

 

 ちなみに釜石平田は南部藩、山を越えての唐丹は伊達藩領となります。

 往来は今はトンネルですが、当時は山越えですからね、しかも国境という意味合いですから・・・。

 

 

 しばし、郷土史関連に浸っておりますと、釣りをする気が失せてしまって、少し遅くなりましたが、平田でいつものラーメンを昼食として、そのまま「シーガリアマリンホテル」の日帰り入浴があるという情報を得ておりましたので、もうひとつの趣味、「湯っこ」を堪能することに・・・。

 

 

入浴料500円也・・・

 年中無休、少し古さは感じますが、人工トロンの大浴場に乾式サウナ完備、案外地元民の方々の利用もあるようで、平日の割には思っていた以上の賑わいはありました。

 無論、混雑ということはございませんでした。

 

 此処の名物は・・・

 

かまぶろ・・・

 蒸し風呂というのですかね、中は5~6人程度が寝れるくらいのスペースとなっている。

 10年近く前に一度経験がありましたが、塩なんかを身体に塗って入ったような?今回は20分以上入ってみたが、全く汗が出ず・・・・・・常連さんの話では、まだ温い状態で、もうしばらく待たないといけないらしい・・・。

 今回はサウナでサッパリいたしました。

 

 ホテルからの眺め

湯っこを堪能後、そのまま帰宅いたしました・・・。

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする