「じぇんごたれ」遠野徒然草

がんばろう岩手!

祈、復興!

2011-03-20 19:49:31 | ファイヤー

 未曾有の大災害、東北地方太平洋沖地震で東北~関東の太平洋沿岸は大津波に襲われ甚大で壊滅的な被害となりましたが、既に大津波発生から10日余りが経過となり被災地もだいぶ瓦礫等も撤去されつつあるも、それでもその爪跡は随所にみられ、まるで戦争映画のワンシーンのような光景に驚愕し、信じられない、そんな思いがこみ上げ現実に起こった大災害に言葉を失しないました。

釜石市

 

 戦後最悪の大地震、地震被害よりも太平洋沿岸各地を襲った大津波による被害が最も甚大でありましたが、その被災地のひとつ、遠野とは隣接の釜石市へ応援派遣ということで赴いて参りました。

 

 派遣先は釜石消防署小佐野出張所。

   この日は、救急釜石隊2隊、北上隊1隊、そして遠野隊1隊の計4隊で釜石市の救急業務を担うことになりました。

 我々を含む応援隊は、国土交通省が提供する支援車を仮眠所といたしました。

 トラックの荷台部分が大きく広がり、臨時の部屋となります。

室内は8畳ほど・・・。

 

 

 電気を消すことはできず、明る過ぎと発電機の音で眠ること叶わず、さらに余震の揺れも半端ではなく、深夜に救急要請も頻繁で睡眠時間は2時間程度・・・。

 

 翌朝には遠く盛岡へ転院搬送、往復5時間以上かけて釜石へ戻ってきますと大阪からの応援部隊がスタンバイ中・・・。

 

北上地区

 

詰所は小佐野出張所車庫内

 本署は津波の被害を被り、署員達の装備は流され着の身着のまま、県内はもとより全国の援助隊より被服類等が届けられ、その物資等で雑然となっております。

 他に大槌消防署、鵜住居出張所も壊滅的被害となっている。

 

 小佐野出張所では大津波以来、連続10日の勤務を含めた泊りということで、しかも自宅を流された署員も数多く、自宅の被害がなかった山間部に住む署員宅では、まだ停電が続いているとかで家族共々お風呂に入ることも叶わずということでもあるようです。

 無論、被災され避難所暮らしの方々の苦痛に比べれば軽いものかもしれませんが、連日汗と埃にまみれ、自宅にも戻れず、職務に励む姿がなんとも気の毒でありました。

 私が泊った翌日には半数の署員が久しぶりに休みとなったようで、きっとゆっくり休まれたものとご祈念しております。

 

朝の甲子川・・・野田方面

 

 消防緊急援助隊の各隊も小佐野出張所を訪れ、物資や備品等を寄贈していったようですが、一番必要な燃料も・・・・。

 そこには・・・

 

 

 

復興!

 

 この復興の文字に僅かではありますが光明の兆しが・・・、いやっ、必ずや復興を!

祈・復興

コメント (28)
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