仕事先で初音を耳にしました。 三階建ての二階、窓側は増築部分の建築
中。 どこで鳴いているのか、まるで天井裏から聞こえてくるようでした。
建物の裏手にでも梅の木があるのでしょうか。 暖かいをこえて暑いという気
候に鶯も一気に声が高くなったのでしょうか。 この鳥の鳴くときは木に止まって
いる時なのか、飛びながら鳴くのか、それとも両方ともなのでしょうか。
「梅に鶯」というのですから木にとまって鳴くのは確かでしょう。 ならば、「鶯
の谷渡り」とは鳴きながら谷をこえていく様をいうのかな?
春告鳥と名がついているのですが、今日のような陽気では「老鶯(ろうおう)」
(夏の季語=夏になっても鳴き続ける鶯のこと)になったのか、と戸惑って高鳴
きしたのかもしれません。
聖母像海を背にして初音きく 清蛙