kaeruのつぶやき

日々のつぶやきにお付き合い下さい

彼岸の入り。

2013-03-17 22:33:23 | 詩的なつぶやき

 昼近く坊さんに経文を唱えてもらい、午後は寺の法要に出てきました。

 

 春分の日(今年は20日)を彼岸の中日とよび、その日を挟んで前後三

日づつの七日間を「彼岸」と呼びますので、今日は彼岸の入り。

 秋分の日を挟んでも同様に彼岸がありますが、これは「秋の彼岸」と呼

びただ彼岸といえば春のこの時期を指します。 「暑さ寒さも彼岸まで」と

言われますが、時期からいうと順番を逆に「寒さ暑さも~」と言うべきで

しょうか。

  正岡子規の    毎年よ彼岸の入に寒いのは   の句は

 「母の詞(ことば)自ら句になりて」と小題があるように、母の言葉そのま

まを詠んでいます、明治26(1893)年の作。母と妹が子規に呼ばれて故

郷から東京・根岸の家に入ったのはその前年明治25年11月、秋の彼岸

は過ぎていました。

  妹・律を詠んだ句

   薪をわるいもうと一人冬籠    はその頃の詠みでしょう。