kaeruのつぶやき

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『ビブリア古書堂の事件手帖』、それから……。

2013-03-31 21:15:05 | 花はこころの器

 『ビブリア古書堂の事件手帖』 第一話は漱石の『それから』にまつわる話。

 それが、なぜ木瓜の花か?

 漱石の句

  木瓜咲くや漱石拙を守るべく

 が岩波文庫の『それから』の「解説」で紹介されています。 そして、

 こんな注は、同文庫『漱石俳句集』にあるものです。

「世間には拙を守るという人がある。この人が来世に生れ変るときっと木瓜に

なる。余も木瓜になりたい」(『草枕』)

 

 節ではなくて拙であるところが漱石なのです。