今回の番組はこちらで、ー「てんがらもん」199回 ゲスト 外山雄大さん
ネッシーを探しにスコットランドのネス湖に一ヶ月間滞在したこともあります。
そしてこんな破天荒な私がどうにか今まで生きてこられ、「薩摩剣士隼人」の監督をしていられるのも「鹿児島」ならではの温かさがあってこそだと感謝しています!
この鹿児島の温かさに通じるのが「薩摩剣士隼人」の用いる剣です、この剣には刃が無いというのです。その理由は剣は相手の命を奪わない、闘う相手をも仲間にしてしまう、それが鹿児島の懐の深さだというのです。
そして、武士は殿様への忠義のために戦うが剣士は信念のために闘う、それは相手の悪いところを正すためである、と。こういう思いは子供の頃夢中になったウルトラマンで、怪獣がただ体が大きいというだけで殺されてしまうことに疑問を感じたことに根っこをもっているとのことです。
さらに西郷隆盛の好んだ「敬天愛人」の「愛人の思想」は人を殺すことでない、だから「薩摩剣士隼人」のチャンバラの場面をよく見て欲しい、剣士の剣は相手の刀とは当てあうが相手の体には当てたことはない、と。それは戦うことから相手も学ぶのだ、そして相手も仲間にしてしまう、そいうことなのです、と。
レギラーの皆さんが「奥が深い!」と口を揃えて言われました、まさに鹿児島の歴史の上に立った考えだろうと思います。剣士の立場が「敬天の自覚」をもっていればこそと思われます。この「薩摩剣士隼人」が「あまりの人気」だとwikipediaに書かれ、全国各地から海外にも人気の輪が広がっています。
外山さんの思いは「鹿児島っていいよね!」を発信していきたい、鹿児島へ行きたくなる人を増やしたい!ことにあります。
前回紹介した向井明美さんの賀状の「鹿児島で会いましょう」や今回の村永さんの「鹿児島においで下さい」が強く響く番組でした。