「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

薪ストーブの煙突

2008-07-21 09:00:49 | 内装・インテリア


薪ストーブのカタログをあれこれ見てその本体価格を比較していると、それがストーブ設置にかかわるすべてのコストと思いがちである。そうは行かない。ストーブは重い。そして熱を持つ。まずレンガやタイルでストーブの設置場所周囲の床や壁を覆う左官作業が必要になる。加えて煙突が必要だ。その煙突の部品の購入と工事にかかる費用がバカにならない。ヘタするとストーブ本体に近いコストを煙突に払うことになる。

煙突の3原則(と私が勝手に呼ぶもの)は以下のとおり。

①まっすぐに上へ:
ご覧の画像が我が山荘の薪ストーブの煙突だ。煙突の基本は出来るだけ「まっすぐに上へ」である。水平に近くなるほど煙突内の煙の抜けが悪くなる。完璧!と思いきや、我が山荘の場合は屋根のど真ん中を通る棟木を避けるため、最後のところでわずかに曲がっている。

②建物の中で長く:
加えて、状況が許せば、「建物の中で長く」である。ストーブ本体だけでなく、煙突部分でも空気を暖めるので、煙突をすぐに屋外へ出さず、建物の中で煙突の十分な長さが確保できればさらに良い。

③外ではあまり長くしない:
最後に「外ではあまり長くしない」である。ストーブ内で十分温まった空気が煙突を抜け、やがて屋根の上で外気にさらされた煙突の内側を通る時に、急速に冷やされる。ここでタールが煙突内に付着する。煙突の屋外に出ている部分が長いほど、温まった排気が冷やされることが多くなり、煙突内の詰まりを早めることになる。



ハイテク薪ストーブでクリーンバーン形式だから、外においを出すこともないのかというと、そうではない。においをほとんど感じることがなくなるのは、ストーブの燃焼温度が相当高くなってからのことだ。点火からしばらくの間は煙がモコモコと出て、においも強い。我が山荘のは触媒なしのストーブだが、触媒つきのモデルでも、点火時はにおうのだろうか。七里ガ浜の我が家を建てる時に薪ストーブを設置するかどうかで悩んだが、止めておいてよかったようだ。
コメント
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