昨日は仕事がお休みだった。
見ていて嫌になった数日前の会談。
隣の横暴な大国に戦争を仕掛けられ押しつぶされそうになりながらゼレンスキー氏は米国まで来たが、スーツを着ていないことまで批判される始末。「もっと米国大統領に感謝しろ」と言われ「おまえは戦争を止めない独裁者だ」とののしられた。

ゼレンスキー氏はウクライナに不利な条件でも停戦を受け入れろと半ば脅迫され、支援がほしいならウクライナの鉱物資源の権利を米国に寄こせと火事場泥棒的要求をつきつけられたが、彼がそれを呑んでもウクライナの全面的支援や保護を得られる確証が米国から得られるわけではないという話だった。
会談は決裂。しかしゼレンスキー氏は近い将来再び交渉のテーブルにつこうとしているらしい。
何が何でも停戦にもちこみ、そのためにはロシアに譲歩することも厭わないトランプ氏。ノーベル平和賞受賞をを期待しているなんて噂もあるが、それはともかくロシアに対するサイバー作戦まで停止する、ロシア宥和策をトランプ政権は展開中である。
ほくそ笑んでいるのはロシアであり、そのうしろで拍手喝采なのは中国。米国の体力が相対的に落ちて来て、米国も含めた大国のわがままし放題なんて時代に入ったのか。
平和ボケな日本も、日米安保条約がいきなり反故にされる日が来ることを覚悟した方がいい。
中国が大量の艦隊と戦闘機を全力で沖縄県へ向けて来て、実弾戦なんて慣れてない自衛隊がぼこぼこにされた瞬間に、安保条約の締結国である米国の大統領トランプ氏は「安保条約は昨日で終わりだ。今日から日本は国内米軍基地へ現行の10倍増の金額を負担することに同意し、中国には南西諸島の一部を割譲して停戦を受け入れよ」と叫びそうである。

リベラルなニューヨーク・タイムズ紙はバンス副大統領が「トランプ氏の番犬になった」と書いたらしい。たしかにあの会談の動画からはそう見えた。バンス氏は忠犬としての吠え役を担っている。
トランプ氏はゼレンスキー氏のことを「戦争を止めない独裁者」と批判した。これは正しいのだろうか? ものごとは両面あるので一概に言えないけれど、プーチン氏こそが残忍な独裁者であることは世界の多くの人が認めるであろうし、ゼレンスキー氏についてそこまでは言う人は少ないだろう。
ところがトランプ氏はプーチン氏を「独裁者」と批判したことはなく、これだけでもトランプ氏の経済ご都合主義がわかる。

国連総会では欧州が作成した決議案を、米国がロシアや北朝鮮と一緒になって反対する有様だ。米国は一変した。
つまりトランプ氏にとっては、倫理や道徳や公正さなんてことは無意味なことであるように思われる。彼にあるのは、目の前の経済的損得という基準だけである。いくつもの有罪判決を受けていて、別に恥じるでもなくそのまま大統領になっている前代未聞の人でもあるからね。
戦時下のゼレンスキー氏が、米ウ会談でスーツを着てなかったことまで批判されたウクライナからは、ウクライナ外務省の反論がそのインスタグラムに投稿された。

「ウクライナ人にもスーツはある」とした投稿で、戦時下で戦う人たちの服装を写したものである。ここまで説明しないといけないウクライナ外務省にも情けないものがあっただろうね。
会談決裂後ゼレンスキー氏は欧州に戻った。スターマー英国首相はゼレンスキー氏にとても優しかった。ロシアに譲歩ばかりしていたら今度は自国に火の粉がかかるという心配もあっただろうが、ロシアに譲歩することがどういうことかを歴史的によくわかっている国として、ゼレンスキー氏を放っておけなかったのだろう。

ウィンストン・チャーチルの第二次大戦回顧録が面白い。

この中に、欧州で勃発した第二次世界大戦に当初無関心に見えたルーズヴェルト大統領に宛てて、チャーチル首相が何度か必死な思いで出した、米国の助力を請う手紙が出て来る。それを経てやがて米軍が欧州にやって来て、連合国軍は辛くもナチス・ドイツを壊滅させる。それがなければ欧州はナチスに蹂躙されていた可能性が高い。
第一次大戦後に無茶な要求をされた敗戦国ドイツは恨みを伴った強い反発力をつけて行くが、その過程で欧州の他国は後退しつつドイツに宥和的な政策をとっており、それがやがて第二次大戦へとつながる原因となっている。
スターマー氏には、トランプ氏に向かって支援を請うゼレンスキー氏が、ルーズヴェルト大統領に支援を手紙(↓)で依頼する大昔のチャーチル首相と重なって見えたかもしれない。またドイツに対して宥和策をとってしまったかつての自国の失敗もあって、トランプ氏のロシアへの譲歩が危険であることを理解しているのかもしれない。

欧州は結束してウクライナ支援のために米国が担って来た負担の一部を肩代わりすることになりそうである。
しかしそれは簡単ではない。費用的な問題がある。それに加えてウクライナに対する直接的支援以外にもNATOに関する支援が米国からはあり、さらに情報戦での米国の質の高さがある。これらを一部でも肩代わりすることは簡単ではない。
【解説】 アメリカのウクライナ支援が停止したら欧州はその穴を埋められるのか
これ(↑)はBBCの動画だ。
トランプ氏の他国への影響はウクライナ問題だけではない。
三井住友フィナンシャルグループが脱酸素をめぐる金融機関連合から離脱するらしい。すでに米国の大手金融機関もいくつか離脱している。

強者にとっての目の前の利益がすべてに優先し、将来世代への負担や弱者への配慮など軽視することが許される時代に入ったのかもしれない。
経済的には世界関税発動大合戦時代である。トランプ氏が発生源だが、相手国の報復関税もあって影響は広範囲に及び、米国にとっても良い面悪い面があって、総合的には米国消費者も多くの影響を被ることになる。世界全体の消耗戦になるよね。

トランプ氏は関税政策をぶち上げてみたり、猶予したりしている。世界中がそれに震撼している。
我が国の株式市場は狭い範囲を行ったり来たり。一昨日までの1年間なら、昨年7月が天井、昨年8月が底で、あとは同じようなレベルにある。そして直近は下げ気味だ。

暗いねぇ。
昨日の我が家の庭(↓)。
寒かったな。一昨日の夜は雪が舞ったくらいだ。
でもまた春が来るなぁ~。いやだな。芝刈りや雑草や生垣の刈込の季節だ。

「ボクはそんなこと関係ない・ない・ない💛」

カップヌードルを食べましょう。

オリジナルとねぎ塩。
歴史あるオリジナルは見てのとおりである。
さすが定番中の定番。この味はうらぎらない。

しっかりした味だよ。
おいしく頂いた。
こちらはねぎ塩。

この鶏油を溶かせたらおいしく食べられそうだ。
さすが日清。
亀田の柿の種ピーナッツだけ。

しかしそれは「柿の種ピーナッツだけ」という必要はなく、最初からただ「ピーナッツ」と言えば良さそうだよね(笑)。
ドイツに譲歩ばかりした欧州はそのあと酷い目に
あいましたね。漫画の暴れん坊のジャイアンに
領土を差し上げるようなもので、それをしても
相手はまた調子に乗るだけ。
仕掛けたものの勝ちみたいな世の中って
今目の前にある平和はつかめても、またすぐ
似たようなことが起こるのを認めたようなもの。
大昔のヤルタ会談や、さらにその昔の、
列強による清国の割譲みたいな、ことで
もたらされた無理やりの平和ですね。
それってそれで終わらない。
一瞬「もしかして、これってソックリお笑い芸人さん2人が演じる
ブラックな会談ネタだったりしないか?」と、アホなこと思いました。
カップヌードルって寒さが厳しくなればなるほど美味しいですよね♪
トランプが何を言いだいすか、発言してから
対応してるように見えるのが外務省と
思いつつ。
本当に、自分自身の常識や倫理観の方が基準が
おかしいのかな?・・と思うくらいの彼の
振る舞いですね。
しかしこの人が米国人によってえらばれた
大統領であり、それは事実なわけで。
不思議です。
小国の大統領が戦争でボロボロになって米国に
来たが、そんな人に、浴びせかけた言葉がすごい。
そうやって小国を追い込んで、停戦に無理やり
持ち込む手法を、共和党の多くの議員が絶賛する。
これでいいのかな?
と私は不思議に思いますが、それでいいという
人が多いのでしょう。
レギュラーのカップヌードルは久しぶりに食べ
ました。やはりこれはおいしいです。味の
完成度が高いですね。
さすが日清。
大変な時代になりました。安保条約が反故に
されそうな時代です。日本はどういうことを要求
され、それに対応できるのでしょうか。
欧州が作った決議文を、米国がロシアと一緒に
国連で反対するという時代の始まりです。
このまま停戦になったとして、ロシアを責めるのは
欧州だけになるかもしれません。日本の外務省
は様子見して棄権だったりして。