「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

炒飯界の王者、カニ炒飯をXO醤きかせて作りましょう@鎌倉七里ガ浜自宅厨房

2019-08-22 08:16:24 | 食べ物・飲み物
昔よくカラオケで歌った歌を発見!



本当に何度も歌ったんだなぁ。

平松愛理さんは神戸のご出身。神戸というだけで、親しみを感じるね。

彼女はいい歌をたくさん作ってましたね。

あなたのいないきれいな虹がぁ~♪
大嫌いぃ~♪

私の愛は彼女のものじゃなぁ~い♪
愛しぃ~ているぅ~♪

切ない歌詞の繰り返し。
(ToT)

聴いてみてくださいね。

芝生君、よくまあ伸びるね。

また刈らないといけないね。



色がちょっと濃いスモークツリーの葉。そのうちまた赤っぽくなるんだろうな。



あれ、左端に何かいる。

この子。トカゲ君だ。夏は多い。



すばしっこいので、あの敏捷な茶々之介氏でも捕まえられなかった。

ドガティ君ではもっと無理。

外へ。

ツバキの葉、ここだけ黄色いのはなんでかな?



ムクゲ、ピンク。



ムクゲ、白。



でもムクゲももう終わりだ。

私は今日も買い物に行く。



西友七里ヶ浜店へ。



そして自宅へ戻る。

するとドガティ君が近づいてくる。



「あのね、ボクね、ボールで遊びたいの」



「遊んでくれないかな?」

「おとーさん、忙しいかな?」

控え目なドガティ君は人の様子をうかがう。



ドガティ君、残念。

おとーさんは忙しい。

なにせ、高価なカニ缶で炒飯をつくるから。



高価なカニ缶を2つも使うんだぞ。



出番の少ないグリーンピースも使いましょう。



北米の有機グリーンピース。

本当に有機なのかね? 有機の定義は?

ま、とにかく冷凍ものを解凍する。



長ネギを小口切り。



これがまた簡単そうに見えるが、簡単ですのよ。はい、簡単です。

夏はストロング系ではないアルコール度低めのチューハイをごくごく飲みましょう。



れんげを用意。



カニ以外のもうひとつのポイント、XO醤を用意しましょう。



そうなのです。カニとXO醤。この2つがポイント。



きっとおいしいよ。

こちらはいつものスープづくり。



炒飯にスープは欠かせない。



ドガティ君は自分のベッドで寝ている。



と思ったら出て来た。



「おとーさん、遊んでよ」

こちらがXO醤。たっぷり入れましょうね。



たまご。しっかり溶きましょう。



「あぁ~ねむい。あぁ~暑い。犬の生活はたいへんだ」とドガティ君。



溶いた卵。



解凍されたグリーンピース。



カニ缶をあける。高いわりにはしょぼいほぐし身。



炊き立てのごはんの表面を乾かす。



味付けには香味ペースト、塩、胡椒。



中華鍋に油を入れて、高熱にする。



ごはんを入れて、具も入れる。



XO醤、ネギ、カニ、グリーンピース。

どんどん鍋をゆすって、よく混ぜる。



最後は醤油で味付けを調整しましょう。



たまご後入れ方式。



出来た。カニ炒飯。



スープもつけましょう。



香りがいいカニ炒飯。



おいしいよ。

パラパラとすくって食べましょうね。



カニがもらえないドガティ君はふて寝。




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藤沢駅の周辺だけを大急ぎで回るツアー

2019-08-21 09:46:45 | あちこち見て歩く
今日は藤沢駅周辺だけを大急ぎで回るツアーだ。

外国人旅行客だらけの江ノ電を藤沢駅で下車。

改札してしばらくしたらDEAN & DELUCAの横を通過する。



特に本日はここに用は無い。

藤沢駅周辺は大都会。



江ノ電沿線では断トツ。

鎌倉駅周辺がそれに次ぐが、まあ、田舎街である。

それ以外の駅なんて、周囲は住宅地と観光名所だけ。

小田急百貨店(湘南GATE)。



こちら方面ではいくつも店舗があるさいか屋百貨店。



いつも人がいっぱいなビックカメラ。



向こうには、銀座アスターとか有隣堂なんて文字が見える。



駅の改札出てすぐの王将藤沢駅前店(←これ重要)。



向こうに見えるのはぴっかぴかの藤沢市役所。



急にトイレに行きたくなったので、トイレを借りた。

トイレもぴっかぴかだ。

藤沢市のみなさん、ありがとうございました。

市役所前の広場。安易なネーミングだ。



ありゃ!? ありゃりゃりゃ!???



私はこういうのに反応する。

これ、高麗芝じゃないね。ましてや姫高麗でもないよ。

これ、野芝だよ。珍しいねえ。



野芝好きです。うちの庭にも一部あるよ。

ちょっと荒っぽい形状、葉の幅が太いところがいいんだ。



おなか空いたー。

こぐまへ行こう! 



本場の味 札幌ラーメン 餃子・・・なんだけど、こぐまの前は人々が行列中。

そのまま通過。

古城風の喫茶ジュリアン横を通過。



意外に人が入ってるんだよね。

ここの居酒屋、いい雰囲気で、ランチやってくれたらいいのにな。



でもやってない。

ということでビックカメラで情報収集。



この入り口から入ると、すぐ前がお酒コーナー。

ワイン、日本酒、ウイスキー、焼酎、ビールなんでもありだ。

おまけにそれを楽しく飲むための道具まで売っている。

国産の地ウイスキーがいろいろあるので、買おうかなーーと悩んだが、止めちゃった。



そのまま上のフロアへ。

ジュンク堂があるんだよ。



昔、神戸に親と一緒に住んでいた頃、三宮駅の近くにジュンク堂ができて、それがデカい店だったのを思い出す。

学術書がずらりと並び、お客があまりおらず、静かだったな。

懐かしい名前、ジュンク堂。

ということで、やはり空腹なので、王将藤沢駅前店になだれ込む。



食べ終わったら、すぐ電車に乗れる駅前店。

カウンターに誘導される。

このカウンター席がまた狭い。

お箸はカウンター上のお箸入れに入っているんだが、そのお箸をとるには、隣で食べているお客さんに「すみませんねぇ」なんて断って、ちょっとお皿を移動してもらわないとお箸入れの引き出しが前に引き出せず、お箸が取れないという圧迫感ある位置関係。

気の弱い人だと、隣のお客さんが食べ終わるまで、お箸が取れないままになる可能性がある。

私も気がすごく弱いので、隣の人が注文した料理が来る前に、先に隣の人の前のお箸入れからお箸をとってしまって、自分の注文が来るのを待った。



王将の醤油味焼きそば。これ、好きなんです。これはユニークな麺、ユニークな味付けで、王将独特。



餃子も来たぞ。



おなかがいっぱいになったところで、さいか屋百貨店のビルの地下1階にある成城石井へ。



妻から「成城石井でしゃれたお菓子買って来い」との命令が出ていたのを思い出したのだ。



とりあえずメープルシロップ入りクリームを挟み込んだカナダのビスケットを購入。

カルディの中ものぞく。めぼしいものはなく、何も買わず。



成城石井のすぐそばにポンパドールがあったので、そこでパンを買おうかなと思ったが、止めて、あとで神戸屋キッチンに行くことにした。



また藤沢駅周辺ってたいして歩かずして、次々と店が現れるね。

次はルミネだ。



ここが神戸屋キッチンよ。

店の前は香ばしいの香りでいっぱいだ。

トレーを使う方式でないところが気に入っている。買い物終了!



今度は小田急百貨店のビルね。



別名湘南GATE。あまり定着してないね、この名前。



Bio c' Bon(ビオセボン)。日本ではやるかなぁ? すごくきれいな店舗だね。



そのまま地下へ。

北辰だ! いいなぁ、ここ。



3パックどんな組み合わせでも合計で1,500円なんてのがあって、ヒラマサの刺身や開いたキスやらがたまらなく魅力的。

こういうお店が、七里ガ浜住宅地にできないかしら。

いろんな魚があるーー。

さあ、帰りましょう。江ノ電に乗って。



大都会藤沢シティから拙宅はすぐですよ。

こちらが神戸屋キッチンで買ったパン。ケーゼブロートという。



チーズをふんだんに使ったパンで、少しお高め。

以上、藤沢駅周辺を大急ぎで回るツアーでした。
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気温も湿度も高めの日のしらす丼+@鎌倉七里ガ浜

2019-08-20 00:00:06 | 食べ物・飲み物
これ、ご存じですか?



自宅前の路上にこんな割れた状態で落ちてたんですよ。



どうもこれは自宅前のコンクリート製マンホールのふた(たぶん下水)の真ん中の部分にはめ込まれていたものらしい。



コンクリート製マンホールのふたは通常かなり古いものが多い。

よくまあ、今まで耐えてここにあったね。

で、元に戻ってこれはいったい何のマークか?

あれこれ仔細に詳しく調べてもわからず苦労した後で、あきらめ気分で大雑把に調べ始めたら、すぐわかった。

東京都の都章だ。



七里ガ浜住宅地の中を歩くと、同じようなコンクリート製の古いマンホールがあることがわかった。



しかしなぜ東京都の都章がついたマンホールがここにあるのか?



よく見ると、東京都だけでなく、旧電電公社のものや、旧住宅公団のものまであるのだ。

自治体や公的機関の間のマンホールのふたの融通しあいっこがかつてはあったのか?

この神奈川県の南の果ての住宅地に。。。

不思議だね。

でも調べていると、神奈川県庁の敷地内にもこれと同様の東京都の都章がついたマンホールの蓋があるという記載を、あるウェブサイトに発見。

あるんだねぇ、他にも。その理由がわからないが。

**********************************

気温も湿度も高め。

夏の芝生はおそろしく元気でどんどん伸びる。あまりにも元気だ。



刈ったらすぐ伸びてまた刈って。



その繰り返しだ。



仕方ないけど、それも10月までの辛抱。



では、蒸し暑くてもサラサラと食べられるランチを。

サラダもつくりましょう。



焼肉のたれ少々、はちみつごくわずか、酢をどぼどぼと入れてドレッシングに。



鰹をけずり、昆布を煮て・・・なんてことはせず、水にほんだしとめんつゆを入れて加熱。



そこにめかぶとろろを入れるのだ。



淡路島産らしい。

丼を用意。



簡単にすし酢。



なにも自分で作らず、出来合いのもので。

暑いんですから、これでいいでしょ?

ごはんを広げたて冷やして、そこにすし酢。



そうやってつくったすし飯の上に、市販のいか黄金(黄色いの)、市販のとびっこ(赤いの)、市販のしらす、切った大葉を載せる。

なんだ、出来合いのもの置いただけじゃないか!

いいの、いいの。

できた!! しらす丼+(プラス)だ。



うまそーー。

さささっと食べる。

ビールを飲む。



うまいじゃないの。

いか黄金は、いかに加えてシシャモの卵や数の子を使うらしい。とびっこはトビウオの卵だ。



かなりおいしいですよ。

早く作り終わり、洗い物も少なく早く片付けが終わる。

ごちそうさま。
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2019年8月17日(土)18日(日)は第42回七里ガ浜自治会主催の夏祭り

2019-08-18 23:42:31 | あちこち見て歩く
【8:30AM】

ドガティ君はプラッキング&耳掃除中。



昨日、今日と海の近くの丘の上、七里ガ浜住宅地では夏祭り開催中。

犬は入場不可ですよ。会場は狭いし、人だらけだからね。

ドガティ君も会場には入れませんよ。

夏祭りの会場は、江ノ電七里ヶ浜駅を下車して丘を登って10分ほどの七里ガ浜東の桜のプロムナード。

昨日も他県ナンバーのクルマが大量に入って来てウロウロしていたが、住宅地内の路駐は止めてね。

海辺のコインパーキングに駐車しましょう。



昨日も、今日も出し物がいっぱい。

今日もあのThe Kamakura Beatlesなんてグループが出演なさる予定。



楽しみだね。

昨日はこのブログに夏祭りの情報を求め、GoogleやYahooによる検索で入って来てくださったが、どんなに探しても昨年や一昨年の情報しか出てこなかったことでしょう。ごめんなさいね。ずっと八ヶ岳の話しかしてなくて。

出し物は午後からだ。この記事はあとから更新する予定。

***************************************

【9:30AM~11:50AM】

諸事情から交通規制。



夏祭りとは無関係ですが、こちらの美容院の外観が好きなのだ。



こちらが夏祭り会場である桜のプロムナード南端。



ここから先は犬は入れませんよ。

ちょっと高山商店に寄りましょう。



七里ヶ浜弁当を予約するのだ。

自転車、ペット、喫煙、気を付けてくださいね。



今日も天気は良さそうで、きっと暑いんでしょうねえ。



雨よりはましだが、みなさん、それぞれ暑さ対策は万全に。

暑さもこのまま行ったら、たいへんだ。そろそろ地球も危機的状況。

朝方はまだ人がいない。昼前には全店準備が始まることでしょう。



こんな具合にテントが並び、食べ物飲み物なんでも調達可能です。

お越しになる方はおなかすかせて来てください。



ジャージャー麺、食いたい。好物です。



事前に各店舗をチェック。

マツキヨとの統合が噂されるココカラファイン前もテントがずらり。



提灯。



こうやって見ると、我が街も商店が多いねぇ。



ステージ。ここで次々と出し物が見られる。



みなさん、ぜひ、午後からお越しください。

お、俺のカリビアン。



俺のカリビアンは、桜のプロムナードの南端か北端のスペースでやっていることが多かったが、今年は真ん中ですぜ。

おめでとうございます。

いつもモヒートがうまい店。

南を見る。向こうは坂。坂の左手は鎌倉プリンスホテルでその向こうは海。



以前はステージが西友に背を向け、東を向けて設置されていた。

今はステージが南を向けて設置されている。



こちらは会場の北の方だ。



鎌倉ビールもあるねぇ。

人気イタリアンのリストランテ・シーヴァもテント出している。もつ煮? トリッパでも出すのかしら(笑)。



あとで覗いてみましょう。

これが会場北端から会場を見たところ。



こちらは緑のプロムナード。



こちら側ではなにもやってませーーん。

いつも通りの静かな住宅地であります。



家に戻った。

Amazonの自社配達。

Amazonの箱を見たら、反射的に自分のオモチャが中に入っていると考えるドガティ君。



いつもはずれるんだが、本日は当たりだ。彼のボールばかりだよ。



もう一回出かけて、高山商店に予約してあった弁当を受け取りに行った。

七里ヶ浜弁当!



いつものすごいやつ。

大食い男性も満足すること間違いなし。



美味しく、そしておかずがぎゅうぎゅう詰め。



これでもか!とおかずが入っている。

ごはんもまた別にあるよ。



これが昼ごはん。

1:15PMから夏祭りの出し物が始まる予定。

午後になったら、どこかで見に行ってみましょう。

*********************************************

【4:50PM~6:00PM】

再び出動。

そろそろ夕方のフラダンス。



盛り上がってるねぇ~。



リストランテ・シーヴァはもつ煮だしてるよー。



西友七里ヶ浜店前のステージは熱気に包まれていた。



お店はどこも大繁盛だ。



私も来年は応募しようかな。

ジビエだが親しみやすい丼でも出して。



神輿もあるよ。



あ、フラが始まっている。



おねーさんたちに声援を!



おじさんは熱心に声援を送る。

次々とフラが展開するのだ。



フラって優雅ですよ。

私はハイボール。



本格的動画撮影をする方。この方、毎年撮影されている。自治会に依頼を受けたプロなんでしょうね。



また新たなフラのグループ。



みな同じスクールに通う方々だ。

柔らかい動き。



練習を重ねて、こうした優雅な動きができるようになるのでしょう。

女性だけじゃないよ。

男性もいる。

コミカルに動いたり、ゆったりと動いたり。



そして次のプログラムへ。

THE KAMAKURA BEATLESだ。

リーダーのおじさまはご近所の犬つながり。

炎天下にスーツだよ。



歌ったあと、面接でも行かれるのか?(笑)

おやじバンドの面々、歌う前から汗びっしょりだ。



THE KAMAKURA BEATLESっちゅうくらいだからビートルズの歌を歌うのだ。

サー・ポール・マッカートニーがベースをかついだ。



最初はSHE LOVES YOUくらいかと思ったら、意外にHEY JUDEで始まりだ。



ステージは楽しくつづく。



I feel fineやDrive my carなどが続く。



終わり近くになって、なぜか林檎殺人事件が登場する。



最後はOb-la-di Ob-la-daで盛り上がり、終了する。

さて、一旦また撤収しよう。



ドガティ君の散歩があるから。



あとで書き足しますね。

*****************************************************

【7:15PM~8:30PM】

最後です。

小川コータ&とまそんの出番です。これはぜひ見なければ。

数多く、鎌倉に関する曲を歌う小川コータ&とまそん。

「こたとま」とも呼ばれる。その方が簡単。

奥様は、こたとまを見ようと急ぐ。



たまたまこの1時間くらい前に、自宅前を小川コータさんが通った。

「出番ですか?」と尋ねると「そうだ」とのこと。

鎌倉市内でよくお見かけするデュオ。

特に小川コータさんはよくお見かけしている。



ステージ前はすごい人。



こちらが小川コータさん。



とまそんさん。



どちらも準備中。

こたとまの準備の間に、来年のオリンピックに出場予定で、この七里ガ浜東のどこかのお宅にホームステイしているカナダのセーリングの選手たちの紹介があった。



江の島が会場になるからね。

はい、こたとまの始まりです。

曲は、サーフィン鎌高前、JAM、七里ヶ浜・・・とつづく。



地元のみなさんにはおなじみ曲ばかりで、みなさんノリノリ。

生ビールを飲みましょう。



新譜からの曲もあったよ。



夏祭り2日目の夜、いよいよクライマックス。



曲が終わった。



こたとま、ありがとう。

では晩御飯(切り替えが早い)。

ちょっと西へ行けばあるんよ。AWANOUTA。



ここでも生ビール。



水餃子。



そして中華そば。



無化調とは思えぬ、しっかりしたお味。

麺もうまい。スープもチャーシューも。



会場へ戻る。



神輿が感動的に盛り上がっている。



神輿の横、西友の入口前にはこたとまの臨時CDショップができていた。

そこで彼らの新譜を購入。



サインもしてもらった。

こたとまと奥様は記念撮影。



良かったですね。

繰り返し聴くことになりそう。



以上、夏祭りのお話でした。
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八ヶ岳西麓原村(10) 原村は毎日晴れ♪

2019-08-17 06:12:14 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
原村滞在シリーズも、今回が最終回。

6泊7日の滞在中、原村のてっぺんはずっと好天だった。

ところが信州のあちこちで、局所的に天候は極めて不安定だったらしい。



短時間に豪雨になったり。

氷が降ったり。



そのように、天下の公共放送は伝えていた。

さあ、N国党は今後どう出てくるのか?・・・そんな問題はこの際関係ない。

山荘の上の空はたいていこんな状態である。



こちらは山荘の敷地内でかつてヒョロヒョロしていた白樺2本。



20年の間に巨木になったなあ。

山荘の玄関脇のカエデのグラデーション。



このカエデは20年前に幼木を購入して自分で植えたもの。

こうした木を見ると、かつてのその木の姿を思い出し、その経過期間を数えて「へぇ~もう20年か!」と驚く。

ここは別荘地の一番上。



ここから上に別荘はない。

したがって立派な道路があっても、ほとんど通るクルマがない。



静かなんだなぁ。

静かすぎて、風の音や雨の音なんてのも、遠くから移動して来るのがわかるくらいだ。

自分が立っているところは風が吹いてなくとも、「あ、あっちから風が近づいて来ている!」とわかるわけ。

木が揺れて音を出すからね。

この画像もいかにも高地の空。



空と雲の関係がとてもきれいなのである。

適度に日光を遮られる山荘。



木々というのはありがたいもんだ。

これがなければもっと暑いだろう。

セミの抜け殻。



この木をご存じですか? ウリハダカエデだ。

幹の模様が瓜みたいでしょう?

涼しいもんなぁ、帰りたくなくなるよ。



明るい原村のてっぺん。

平和な滞在だった。



原村に交差点は数あれど、これがその中で最高地点にある交差点。



我が山荘の敷地はこの交差点に接している。

クルマもほとんど通らないから、事故も起こりようがない。

信号も不要。

とまあ、滞在している間ずっととってもいい天気だったわけだが、最後に雨が降った。

明朝早く起床して帰るだけという日の夜になって雷雨。

まず風が激しくなり、遠くから雷鳴が聞こえ、やがて雨に。



豪雨だ。



そして気温が下がった。高地の気象の変化ってダイナミックでおもしろい。

ドガティ君は花火や雷の音を怖がらない。

しかし大きな音で鳴り続ける雷鳴に今回ばかりはびっくりしたようだ。

寒いし、音がうるさいので、ブランケットかけてやった。



彼は「おとーさん、この音、なんですか?」と尋ねている。

【終わり】
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八ヶ岳西麓原村(9) 自然文化園、あるものガパオライス

2019-08-16 09:08:13 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
ハーバルノート・シンプルズで購入した安心の自然素材の虫よけ。

以前にも購入したことがある。今回は2本購入した。



本当に、建築資材にも使われるヒバの強い香りがするのだ。

木々の中に入る犬の蚊やダニによる虫刺されはなるべく避けたい。

加えて、弱いワンコに「フ〇キラー」とかじゃないものを使いたい。

そんな方には最適。

これをドガティ君にかける。

するとドガティ君は外出だ!と考える。

ケージを開くと、彼は勝手に入る。



「ボクはおりこう?」



はいはい、おりこうですよ。では出かけましょう。



原村の自然文化園。



ここで遊びましょう。



奥様は前日ストーブハウスで買ったばかりの帽子を着用。

今まで何度も来たところ。



「さあ、おかーさん、遊んでください」



ふんが、ふんがと鼻鳴らしながら、引っ張りっこ。



おなかさすってもらう。



「ボク、うれしい」



自然文化園ではこのように(↓)ペットが入ってはいけない芝生はそのような表示がある。



しかしドガティ君が遊んでいた所はその表示がなかったので、入って遊んでいたが、「実は禁止エリアなんです」と係員さんがおっしゃるので出る。

ではぐるっと散歩しましょう。



楽しかったね。



そして山荘に戻った。

茅野の酒蔵ダイヤ菊の純米でも飲みましょうか。



ごはんの用意。

米は信州産コシヒカリ。



キッチンから見た風景。



今回は「あるものガパオライス」

残り物で作るガパオだ。

残りものパクチー、残り物ピーマン、残り物パプリカ、残り物タマネギ。



タマネギなんてガパオに使うのは初めて。

でも問題はないはず。



パクチーを刻んだ。



さらにスイートバジルの葉も刻んだ。



残り物ニンニクも刻んだ。



オイスターソース、ナンプラー、酒。



それに砂糖を混ぜる。



サラダ油はないので、オリーブオイルを使おう。



唐辛子も、もちろんブリッキーヌなんてないので、豆板醤を使おう。



加熱開始。



挽き肉を炒め、野菜も加える。



最後にバジル。



これで出来上がりだ。



天井からぶら下がるフライパンがある。



それを取り出して調理。



原村の農場のたまごだ。



これも残り物、最後の2個。

目玉焼きをつくろう。



できた!

「あるものガパオライス」



たまご決壊!



まぜまぜ・うまうま。



この複雑なお味。

たまりませんね。

残り物のタマネギなんて初めて入れちゃったが、特に問題なし。むしろおいしかったぜ。

冷蔵庫内を片付けて「あるもの」ガパオ。

滞在も終わるからね。

ドガティ君は無理ですよ。食べられません。辛すぎるよ。



【つづく】
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八ヶ岳西麓原村(8)ハーバルノート・シンプルズ、康耀堂美術館、ハルピン味噌ラーメン雷蔵、ストーブハウス

2019-08-15 08:20:45 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
今回はかなり長い投稿です。

これは富士見のカントリー・キッチン・ベーカリーで購入したくるみレーズンパン。



これで朝ごはん。



終わったらまた洗濯ものいっぱい持って出発!



原村から北へ向かって北隣の茅野市の森の中。



高原をどんどん行きます。



鹿島リゾートが開発したチェルトの森。鹿島だから、土木はお手の物。



私の両親は一時この別荘地に住んでいた。

そこは父にとって最後の家になった。

そこを通り過ぎて、さらに北へ向かった。蓼科高原三井の森へ向かっているのだ。



同じ三井の森でも、原村の八ヶ岳中央高原三井の森は弟分。

蓼科高原三井の森が兄貴分。

蓼科高原三井の森の周辺には三井の森が経営するゴルフ場が2つもある。

ゴルフボールが飛んで来たら怖い。ネットのトンネルの中をそそくさと通り抜ける。



ほら、ゴルフ場が2つ。



ついに私も久々のゴルフ。

31年ぶりかな・・・ウソ。

ゴルフしない。

ハーブ屋さんへ突入。老舗ハーバルノート・シンプルズ。



三井の森しらかば平地区に隣接している。



森の中です。



周囲は大きな別荘が多数。



そこに周囲の森に隠れるような、古ぅ~い、低ぅ~い家屋があるのです。それがハーバルノート・シンプルズ。



こちらが入口。



脇から庭に出られる。



森の中の小川。



そんなところでいただくハーブティーは最高です。

これはミッド・サマーという銘柄で、びっくりの強さだよ。



店頭でも、店内でも売られている。



本当にかわいらしい建物。



木造家屋がどんどん古くなり、周囲の木々に同化する。

新建材ではこうは行かん。

店内はこんな感じ。



おーー、私はここに何回来たことか。

初めて来たのはもう20年くらい前だ。

お客さんのほとんどがオンナ。オトコは仕方なく付いて来たみたいな風情。



ビール醸造所には興味があるが、ハーブティにはあまり興味がないオトコたち。

店内から外を見る。ね、建物が森と同化しちゃうんですよ。



奥様ハーブティを物色中。



奥様本格的にカゴを持って、どんどん物色中。



困るな。

素敵なお店でしょう。



いたるところに香りを発するものが置いてある。



もうそこら中に。

窓も扉も開け放してあるが、蚊が入ってこないのはそのせい?



とにかく不思議なムードを放つ空間なのです。



未体験の方は、ぜひここを一度ご訪問ください。



10284 Yomogi Lane, Plenty Plain。

Yomogi Lane(よもぎ通り)は勝手につけた名前で、Plenty Plainは豊平の和訳だろう。

このお店の住所は、長野県茅野市豊平10284なのだ。

このハーバルノート・シンプルズからすぐのところに、対照的な建物がある。

森の中の新しいコンクリート大建築。



これ、何? ワシントン大統領?? モアイ像?



ここは京都造形芸術大学の康耀堂美術館。



静かなところです。

入場者がハイ・シーズンでもほとんどいないという、閑散とした大きな施設。



1日の空調使用費だけで、1日の入場者の入場料合計額を上回りそうだ。

逆に言うと、やってきた人にとっては、とても気持ちのいい場所。

スリッパ履き替えについては、ちょっと嫌です。改善を希望します。



妻の家系は芸術系の人が多い。

甥っ子がこの大学に通っている。甥っ子の両親、つまり私の義姉義兄はどちらも音楽家だ。

ところが甥っ子に、自分の通う大学が運営する美術館のことを言うと、「そんなの知らない」と言う。

自分の大学のことを知らなすぎる甥っ子が悪いのか、学生に周知させない大学が悪いのか。

どちらものんびりしている。



しかし京都の小さな大学が、なぜに蓼科?

作品の撮影は不可です。



蓼科方面にお出かけの方、この美術館をぜひご訪問ください。



静かなひと時を過ごせますよ。

今はこの「涼を求めて」を開催中。



このチラシの絵も飾ってありました。

実物は結構迫力のある絵で、大きさもあります。

蓼科高原三井の森を出る。



そして西へ西へ下る。

どんどん下る。

茅野の市街地へ向かおう。

暑い!

茅野の市街地は標高700mくらいはあるはずだが、木々もないので関東平野的にかなり暑い。

そしてコインランドリーへ。



先日の富士見のコインランドリーと同じ系列なのに、こっちはちょっと機械が古そう。

無料ドラム洗浄なんて機能もない。

しかも周囲が暑く、機械が熱を持っているので、店内の気温は恐ろしく高い。

扇風機は回っているが、エアコンは使われているんだかないんだか・・・まったく効いてないが如き状態だ。



とにかく洗濯・乾燥をセットした。



70分後までにはここに戻らないといけない。

急げ!

どんどん移動。

すぐに現れるのがハルピン味噌ラーメン雷蔵。



諏訪の老舗ラーメン店ハルピンが、諏訪地域の名物である味噌を使って世に送り出した味噌ラーメン。

「雷」という言葉がハルピンは好きらしい。

ハルピンは今から17-18年前にいきなり都内西早稲田に「ハルピンラーメン雷屋」という店を出した。

私は当時それを知らず、仕事でたまたまその前を通りかかり、その店ができたことを知った。

しかしその店はわずか数年で閉店となった。

そして久々に茅野で見た「雷」の文字。



雷蔵に入ってみましょう。



ハルピンは新たに味噌ラーメンを作ったわけだが、並行して最近ではから揚げに力を入れている。



この店でもから揚げを積極的に売り込んでいる。

ちなみにここは今世紀に入ってすぐくらいにできたラーメン店幸楽苑が数年前に閉店し、そこを居抜きでハルピンが買い取り、営業している。

内装も幸楽苑当時と同じようなイメージだ。



諏訪地域の味噌蔵6つと手を結んだようだ。



それらをブレンドしてラーメンに使用している。

こちらが新たな名物のから揚げ。私は初めて食べる。



上品なから揚げだ。

サクッと行くねぇ。これはうまい。よく研究したね。



こちらが私の注文したラーメン。



わずかに角度を変えて、よぉ~くご覧ください。



見ての通りだが、やや右寄りにべチャッと載っているのが、ハルピン伝統の寝かせダレだ。

ハルピンのラーメンはニンニクその他の材料を長期間寝かせることで、熟成されたタレを味のベースに使って来た。

その寝かせダレをこの味噌ラーメンにもつけているのだ。

6種類をブレンドした味噌のスープは甘目で、ハルピン本店で味わうハルピンラーメンやニンニクラーメンのスープのような刺激性は少ない。

しかしその味噌スープに、ハルピン伝統の寝かせダレを溶け込ませると、甘目の味噌スープの味が、ハルピン本店のスープの味に近づくという仕組みである。

おもしろいねえ。

麺は本店の伝統の麺より、かなり太い。



はい、もういちど、これが寝かせダレ。これを少しずつ、スープに溶かし込むのだよ。



するするっと食べ終わった。

うまかった。

野菜たっぷりのラーメンを注文し、野菜を食べるだけで大変だった妻は、さらに麺と格闘中。



レジ近くで味噌屋さんごとの味噌が見られる。



6つの蔵のブレンドもある。



そしてこれが先ほどのハルピン伝統の寝かせダレ。



急ごう!

洗濯物が出来上がっちまう。

甲州資本のオギノ(ただし茅野店)で買い物。



コインランドリーで洗濯物を回収して、原村へ戻る。

こちらに立ち寄り。



ストーブハウスだ。



薪ストーブに関連するものならなんでもそろう。

食器や衣料品まであったりするよ。

Vermont Castings(我が山荘の薪ストーブもそれ)の製品、部品もなんでもあるので助かる。



妻は1階にあるストーブよりも、2階に興味があるらしい。

ストーブハウスで帽子を探す人も珍しい。



これがいいんだそうです。



ということでお買い上げ。

自然素材で経年変化が楽しめるらしい。

しかも誤って踏んでしまっても大丈夫というハズキ・ルーペのような帽子。



1階にはいろんな商品があるんだけどなあ。。。



ストーブハウスのロケーションは、自分が八ヶ岳連峰の西麓にいるということを実感させる。



八ヶ岳中央高原三井の森に帰って来た。



ここは入口。

ここから標高で200mほど上がったところに山荘はある。

もうちょっとだ。



帰宅。

コインランドリーで洗濯・乾燥済みの洗濯物を、戸棚に配置。



こちらがハーバルノート・シンプルズで購入したハーブティ。



左側上下が、実際に店で飲んでいたのと同じミッドサマー。

夏の間は買えますよ。

以前から飲んでいるが、「こんなこと、ハーブでできるの??」ってくらい強烈な爽やかさだよ。

通販でもしばらくは買えるらしい。

いかがですか?(↓)

https://www.herbalnote.co.jp/store/2110-091-4/

【つづく】
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八ヶ岳西麓原村(7) 再び軒や庇の問題

2019-08-14 03:00:08 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
我が山荘は平面図的には単純な長方形をした建物である。

南側北側の壁が水平方向で長さ8m、東側西側のそれが6mというコンパクトなものだ。

南側と北側の壁面では、窓の直上から45度の角度で軒が垂れ下がり、外壁から70-80cmほど外に突き出している(この点に関しては、鎌倉の自宅も同様である)。

最初の画像(↓)の通りだ。

山荘も自宅も掃き出しの窓は設けていない。

この軒と窓の位置や方角の関係が確保できれば、夏の暑い盛りに南からの日光が屋内に直接射しこんでその壁や床を温めることはない。

したがって屋内の気温がどんどん上昇することもない。

降雨時もこの窓を開けていられるので、通風も確保できる。



ところが、最近の日本の住宅は軒や庇がほとんどないものが多くなった。

地球温暖化で夏の外気温は危険なほど高くなって来たというのに、屋内を自らどんどん温めるような設計の住宅が多くなって来た。

私は以前からそれをとても不思議なことと思っていて、3か月ほど前にこのブログで「避暑地目的の山荘なら、もはや「家の作りやうは、夏をむねとすべし」(徒然草 by 兼好法師)」を書いた。

この現象はあまりに不思議なことなので、その後、私は建築家のウェブサイトをあれこれ当たって、その原因を調べてみた。



まとめると、以下の5点に分けてその原因が説明可能なようだ。


【外観的問題(1)】

わかりやすい原因としては、まず住宅デザインの洋風化あるいは和風デザインの現代化があるようだ。

住宅メーカーは基本的に自社のコンセプトにお客さんをはめ込むようなことをするので、洋風デザインがウリのメーカーに施工を頼んだ施主は、自動的に軒や庇の小さい、あるいは全く無い家に住むことになる。

一方、和風のデザインの家は本来美しく軒が出るはずだが、はやりのデザインはモダン和風だそうで、軒や庇も小さく、あるいは全く無くなってきている。

これ(↓)は木造でもないし和風とは言えないだろうが、有名な建築家安藤忠雄の有名な作品で「住吉の長屋」。



つまりこうしたデザインを究極な形として、これに近いものが多くなってきているということなのだろう。


【外観的問題(2)】

5年くらい前だろうか、よく売れた小説に狭小邸宅というのがあった。



「狭小」な「邸宅」とはオクシモロン(撞着語法)で、タイトルから想像つくように、不動産業界を扱ったおかしな小説だった。

都心やその郊外にこの本の表紙の絵のような家が増えているのだ。

都心に近くなるほど土地は高価であり、遺産でも受けとらない限り、個人が購入できる土地の面積には限りがある。

一方都心に近いと建蔽率、容積率はそこそこ大きい区域もあるので、そうした場合に、こんな外見の家が建ちやすい。

軽のワンボックス・カーと同じで、法的に許容されるぎりぎりの幅や奥行きや高さに調整された設計だ。

外壁から隣地境界線までの余裕もあまりない。

当然ながら、こうした住宅で1階、2階、3階それぞれに軒や庇を大きくつけるのは不可能であるか、あるいはつけたらデザイン的に変になってしまう。


【カネの問題(1)】

次はコストの問題だ。カネの問題である。

しかも施主側のカネの問題というより、設計者や施工者側の問題が大きいというところが複雑だ。

当然ながら、まともな設計者なら、建物を雨水から守り、日照をうまく遮ってくれる軒や庇の重要性はわかっている。

しかし住宅建築を受注する上で、施工者や設計者サイドにとってそれは厄介な問題でもあるのだ。

単純な話、軒や庇をつけると、その分住宅価格が上昇するからである。

施主はおおむね素人である。軒や庇の重要性などあまり認識がない。

月刊ハウジングなんて雑誌を見ても、軒が長く出た住宅などあまり出で来ないし。

したがって施主はその点に重きを置かない。

一般に施主が複数の住宅メーカーや工務店にコンタクトして比較するような場合、より安価な住宅を提案した住宅メーカーや工務店の方が、当然ながら有利になる。契約をとれる可能性が高くなる。

そんな時、施主が関心を持たない立派な軒や庇をわざわざ設計に組み込み、住宅価格を引き上げて提案する良心的なメーカーや工務店は稀だ。


【カネの問題(2)】 

次に施主側のカネの問題。

施主も施主で、工務店側に対して「貴社のつくる住宅の平均的坪単価はいくら?」なんて質問をよくする。

坪単価が安いという理由で決めてしまう施主もいる。

住宅メーカーのカタログにも「坪単価〇〇万円」と書いてあることがある。

しかし坪単価=住宅価格 ÷ 総床面積だ。

軒や庇を作ることは価格上昇要因だが、それを作っても総床面積は変わらない。

だったら軒や庇なんてあまり作らずに「坪単価」の安い住宅を設計して、坪単価をやたら気にする施主に提案した方が、工務店にとっては契約が取りやすいことになる。

しかし坪単価ほど雑な指標はない。

簡単な例で言うと、ご覧の通り、我が山荘は1階だけ壁を立ち上げ、そこに切妻屋根を載せただけのシンプルな構造だ。



平屋にして天井全体を吹き抜けにすることもできるし、1階の壁を立ち上げたところに板を載せて2階の床とし2階全体を屋根裏部屋にしてしまうこともできる。

総床面積は、後者のつくりでは前者のつくりの2倍近くになるわけだ。

一方、住宅の総工費はどちらでもそんなに変わらないので、前者か後者かでいわゆる坪単価は劇的に変わる。

そんな坪単価で、住宅の是非を判断できるだろうか?



また坪単価は、住宅に使用された資材や建具のグレードや工法の違いをなんら考慮していない。

総価格を床面積で割っただけの数値だ。ほとんど意味がない。


【カネの問題(3)】

最後は最もややこしい話だ。

軒を出せば出すほど、そのコストは乗数的に高くつくのである。



暴風や竜巻が起こった時、屋根全体が吹き飛ばされた家の話がテレビ・ニュースに取り上げられることがある。

ああいう時にニュースになるのは、軒がちゃんと出ている家だ。

逆に言うと軒の無い家では、風に屋根材をはがされることはあっても、屋根全体を持ち上げられ吹き飛ばされることはまずない。

暴風や竜巻は家の外壁にぶちあたり、上空あるいは地面の方向に逃げようとする。

その時に軒が出ていると、屋根が暴風により、持ち上げられてしまうのである。

軒の役割を正しく評価し、きちんと軒を長く出せば出すほど、暴風の際に屋根が吹き飛ばされるリスクが乗数的に大きくなるのだ。



したがって長く十分な奥行きを確保した軒をつくろうとすると、屋根をしっかり建物に固定するための作りが必要になる。

そのコストは軒の深さに比例して高くつくどころか、先述の通り「乗数的に高くつく」(厳密ではない表現で恐縮だが)。

軒を長く伸ばすほど、屋根やその先の軒を支える棟木(屋根の一番高いところを走る木)、母屋(「もや」、棟木と並行して一段低いところにある木)、垂木(棟木と母屋の上に載せて、屋根の傾斜にそって斜めに掛けられる木)や、それらの上に載る屋根をつなぐ構造も、それに応じた強度が必要になるのである。



例えば、奥行を75cm確保した軒は風から受ける力が大きいため、その1/5の奥行きである15cmの軒と、同じ材を使い、同じつくりで、単に軒を5倍延長しただけでは済まないのだ。

****************************

以上5点で説明は終了。

多くの設計者がいろいろ書いていたが、整理すると以上のようになった。

こうした背景から、施工者サイドから施主に対して「お客様、軒を十分だしましょう」と提案することは、あまりないらしい。

そんな提案をしていたら、彼らは契約を逃してしまうかもしれないからだ。

したがって日本の住宅の軒は小さくなるか死滅してしまう傾向が顕著。

その結果ただでさえ暑くなる夏の日中に、開口部から住宅内側への太陽光の直接的侵入を許してしまい室内気温を上昇させておいて、その気温を下げるために今度はエアコンを酷使していることになる。

もしあなたが施主で、設計者や工務店側が「軒を十分にだしましょう!」とあなたに提案して来たら、その人たちは立派だ。

ぜひそういう人たちと山荘や住宅の設計・施工を契約しよう。

【つづく】

記事内にある以前の投稿「避暑地目的の山荘なら、もはや「家の作りやうは、夏をむねとすべし」(徒然草 by 兼好法師)」のリンク:
https://blog.goo.ne.jp/kama_8/e/c6bb86d800c2da626e00420579146466

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八ヶ岳西麓原村(6)カントリー・キッチン・ベーカリーでパンを買って、ドガティ君は富士見高原リゾートで遊ぶ

2019-08-13 12:37:51 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
「さて、今日はどこに連れてってもらえるのか? 毎日楽しいわんわんわん」



八ヶ岳中央高原三井の森の中をゆっくりクルマで降りる。



ガソリンを燃焼させることなく、ブレーキを踏むだけで何kmも走れそうだ。

そして鉢巻道路を南下。

原村の隣、富士見町へ向かう。



到着。カントリー・キッチン・ベーカリー。



このあたりでは人気もあって歴史もあるレストラン、カントリー・キッチンのパン部門。

パンが予約してあるのですよ。



こんにちはぁ~!

おちゃです、パン予約してます!



朝電話して夕方に受け取りに行くと言ったら、「午後1時に焼いたのを取り置きしておく」とのことだった。



おぉ、このベーカリーもインスタ始めたって。



カントリー・キッチンの看板。昔から目立つところにある。



こちらがレストランだ。



このあたりのランドマーク的存在。



お買い物はこれだけだ。次の目的地へ行きましょう。



次の目的地はここからすぐだよ。

これが購入したパン。くるみレーズンパン。



カントリー・キッチン・ベーカリーのベストセラーで、長期にわたり作られ続けているパン。

ベッソー族がよく買って行く。

こちらが次の目的地。富士見高原リゾートだ。



ドガティ君がここで遊ぶ。



ロングリード付けてもらって待機中。



とってもうれしそう。



同じところにまた来てもうれしい、新しいところに来てもうれしい。

広いところ大好き。せまっ苦しいところも大好き。

山の中も好きだし、広場も好き。

おもちゃを投げてもらって走る!



くわえる、持ってくる。



また走る。ここは斜面なので鍛えられる。



ドガティ君の太ももはかなり立派だ。



おかげさまで、モリモリ筋肉質になってきた。

茶々之介氏もそうだったなぁ。運動する子はたいていモリモリだ。脚も固い。

疲れたそうなので、新しい遊びに切り替え。

木陰のおもちゃ隠しゲーム。

「伏せ!」を命じられ、待つドガティ君。



おもちゃを持った妻がこそどろのように木陰を転々とし、どこかの木陰におもちゃを隠す。



ドガティ君は伏せしたまま、それをじっと見ている。



やがて「探せ!」と命じられたドガティ君が走り出す。



隠されたおもちゃを探すのだ。

先代の茶々之介氏も大好きだった遊びだ。

結構頭を使うことのようだ。



おもちゃはどこだ?



ないないない・・・。

ここにもない・・・。



やがてドガティ君はおもちゃを見つける。

「あったーー!」と叫びながら、見つけたおもちゃをくわえて妻にそれを見せに行く。



なんてことを繰り返すのでした。



そろそろ帰りませんかーー?



真剣に遊ぶドガティ君でした。

やがて撤収。



山荘に戻った。もう外は薄暗くなって来た。

パイント・グラスで黒生を飲む。



晩御飯は軽くにしておきましょう。

若干でも手を加えたのはサラダだけ。



あとは買って来て並べるだけの食事。

揚げ餃子に塩だれで焼いた鶏肉。



おすし。鯵と鮪だ。



犬もニンゲンも、毎日が楽しい八ヶ岳山麓生活。

【つづく】
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八ヶ岳西麓原村(5)山荘でも食べまくるが簡単にしたいので豚肉のソテーとCookDoの麻婆茄子

2019-08-12 20:13:39 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
山荘でもいつも食べまくりだ。

豚肉のソテーを作りたい。



本当に我が家は豚肉をよく食べる。

先日覚えたばかりの梅酒に浸ける調理法。

梅酒、ニンニク、醤油を使おう。



それをジップロックに入れて、冷蔵庫で一晩寝かせる。



これは夕方に撮影された画像だ。

梅酒に浸けた豚肉は翌日のランチになるのだ。

この日の晩飯には、この豚肉はまだ食べられない。

で、晩飯にはCookDoの麻婆茄子。味の素が生んだベストセラー商品。

「3-4人前」と書いてあるが、嘘だろぉ? よほど食が細い家族を想定したんだろなあ。

これを若いお父さん、お母さん、高校生と中学生のお兄ちゃんの4人家族が分けたら、3倍つくれってことになると思うよ。

・・・という意見は多そう。実際、私の友人のひとりもそうぼやいていた。



茄子にピーマン。CookDoのパッケージにはニンジンを入れろとあるが、それは入れない。



諏訪の酒、太一。渋い銘柄だ。



サラダ油がないので、オリーブオイルで。

茄子によくオイルを吸わせよう。それからピーマン。



一旦だしておく。

今度は挽き肉。



強く炒めようね。

そこにCookDoを投入する。



そこに先ほど炒めた野菜を入れる。



軽く和えたら終了だ。

なんて簡単な。

ごはんに添えて麻婆茄子丼。



よくバランスが取れている味で、とにかく簡単。

味の素さんってやはり一流企業。

よく考えてあるね。

しかし私はいつも自分でニンニクをたくさん使い、豆板醤、豆鼓醤、甜麵醬をバシバシきかせて強烈な麻婆なんとかを作る。

したがって、それと比べたら正直申し上げてCookDoのそれはちょっと上品すぎる。

CookDoは万人向けなんでしょうね。私のがきっとちょっと強烈過ぎるのだ。



それにやっぱり、これで量的に3-4人前は無理よ。



せいぜい2人だね。

こちらはフリルフスリフのいちじくパン(ハーフサイズ)。



これで朝ごはん。



そしてそれをはさんで、今度はランチ。食べてばっかり。

アスパラをサラダに入れよう。



タマネギはソテーに添える。アスパラは湯掻いたんだが、なんだか固い。



再度湯掻く。



山荘は標高が高いところにあるので、沸点が低いのだ。

したがって、いくら加熱しても水温が100度にはるか届かない。

茹で卵も茹で野菜も、ちょっと長めに処理しないといけない。

パプリカもサラダに。



こんなの初めて買ってみた。



豚肉のソテーにちょっと使ってみたい。

なんて作業をしていたら、原村の駐在さんが山荘に来られた。



私のようなスターは辛い。どこに行っても警護される(← 嘘つき)。

スターを守る駐在さんも大変だ。

警備ご苦労様です!(敬礼)

駐在さんは帰った。山荘のうち、滞在者がいるお宅を巡回しておられるようだ。

山荘を、怪しげな人がアジトにしてしまうことがあるのだろうね。



今度はダイヤ菊純米。駐在さんとご挨拶したことだし、本格的に飲み始めましょう。



一晩漬けた豚肉を出してくる。



信州産ポークだよ。

ザッと強く焼く。



そのあと、ひっくり返してじっくり焼く。

そこでタマネギも入れる。そして豚肉を漬けていた漬け汁(梅酒、ニンニク、醤油)も入れる。



よくなじんだら終了だ。



出来上がりだよ。

香りもいいなぁ。



豚肉って、うまいねえ。

ステーキしょうゆもちょっと使ってみた。

フリルフスリフのパンだ。



このいちじくパンってのがまたいいんだ。

ちょっとお高めだけなことはある。

豚肉を梅酒に漬けるのって、いい調理法だな。



やみつきになりそうだ。

サラダ。



トマトはアイコちゃん。

甘いよ。

キッコーマンの商品もよくできているね。



でも、漬け汁にニンニクと醤油が入っているし、最後にはソテーする段階でそれ全部を使うから、これなしでも十分食べられると思う。

【つづく】
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