国の特別機関*とはいえ今回の日本学術会議の問題は全くクリアな回答が出ないままで、批判するものはおさえこもうとする嫌な空気を感じます。元首相の豪華葬儀代も研究費に回してあげたいくらいです。防衛に関する研究費用ばかり増して行っている時代に、もっと基礎研究や人間のためになる研究に費用を回してほしいと思います、6人まとめての任命拒否はまったく理由がつかないと思います。学術団体で仕事をしてきたので研究者がとても苦労しているのに接してきたので、いろいろ考えてしまいます。
*日本学術会議 内閣総理大臣の所轄の下、政府から独立して職務を行う「特別の機関」として設立
ところで、今日のアップは一昨日の星岡のレビューです。
10月9日
急に天気が秋めいて、寒くなってきました。今日は雨も降り、和服はあきらめパンツで行きました。
新しいヨガ・スタジオでのレッスンも昨日無事にスタートを切ることができました。先生も以前日曜日に受けていたベテランの方で、生徒の中には前の場所でご一緒した人も数名いて、声を掛け合いました。今までは電車に乗らないで気軽に行けたのですが、今はちょっとだけ遠くなりました。
今日の星岡は秋を感じる秋を料理にしたらこうなるというような献立で、この季節感と繊細な仕事は日本料理ならではと思いました。食事の基本を習うような感じです。
10月の献立
前 菜 千切り芋紅葉和え
椀 吹き寄せつみれ椀
焼 物 魚のくらま焼き くりの茶巾しぼり はんぺん白菊揚げ
煮 物 にしんむし煮 焼茄子
酢 肴 柿なます ごま酢和え
ご 飯 しめじご飯
つみれはとび魚、いわし、あじなどを使うけれど、いわしが一般的。今回はとび魚で。
スプーンを使わないで、手で絞り出してへらを使う。すり身がすごく滑らか。
くりの茶巾しぼり。大好きですが、栗をむく手間、裏ごしするのが大変。
さつまいもも少し合わせて、まとまりやすくしてありました。
以前にも習ったことのある、菊の葉に切るきゅうり。竹串など両脇に置いて、包丁が下まで行かないようにする。
細かく切り込みを入れる。塩水に一晩つけて、両端を切り、真ん中に縦に包丁を入れて、切り口を立てる。
にしんの蒸し煮。これは以前にしんそばで習ったものと同じ。家でも作ったけれどほんとうにおいしかった。
ポイントは焙じ番茶で煮て、小骨を取り、バットに調味料を入れてその中ににしんを置き、容器ごと50分くらい蒸すこと。
右は柿なます胡麻酢和えの材料 大根、柿、胡瓜、人参、糸うり
はんぺんの白菊和えははんぺんに海苔を巻いて、春雨をつけて揚げる。中心に梅肉。
くらま焼は粒山椒佃煮をつけている。魚は秋味(鮭)
柿なます胡麻酢和えは食べやすくとてもおいしかった。糸うりは珍しかったけれど大きいので買っても使いきれない。
千切り芋紅葉和えはじゃがいもの千切りを使ってたらこと和えたもの。歯触りも良くとてもおいしかった。さっそく家でも小鉢をつくってみました。
吹き寄せはささがきごぼう、紅葉麩、銀杏、さや、百合根もいい。生姜しぼり汁を最後に落とす。
つみれはおろし芋、卵白、西京味噌を混ぜ合わせるが、小麦粉を炒めて出汁でといたもので固さを調節。山芋の代わりに絹ごし豆腐を入れるもいいとおすすめがありました。やっぱりいわしが一番おいしいですね。とびうおは上品な感じ。
ほんとうにここのにしんはおいしいです。星岡での料理のポイントは蒸すということが良くあります。普段はこの手間がなかなかかけられません。
星岡でのご飯は湯炊きです。しめじご飯はしめじと松の実が入っています。
鍋にだし汁と調味料を入れて火にかけ煮立ってきたら米と松の実を入れて、かき混ぜてから調味料にからませたしめじを加えて炊きます。
とてもおいしかったので家でもこのやり方でトライしてみます。どうもお鍋でご飯を炊くのが苦手です。
お盆の中の秋をいただきました。ご馳走様でした。
Oct. 9 2020 Asagaya