今日は久々に猛烈な勢いで家事をしています。最近寝るのがあまりにも遅くて、寝るときに音楽を聴く習慣がなくなってしまいました。それて、家事をしながらときどきバッハを聴いています。ヒラリーハーンのバッハのヴァイオリン協奏曲集を聴きながらですが、2つのヴァイオリンのための協奏曲の2楽章が美しくて、YouTubeで探したのですが、なくて他のバッハを貼り付けました。ヴァイオリンが好きになったきっかけを作ってくれたヒラリー・ハーン。来年3月の都民劇場のコンサートで久しぶりに聴ける予定です。懐かしいブラームスのコンチェルトです。
10月13日
中野のシルクラブ(silk lab)からいつもご案内をいただいていて、とても魅力的な企画が多いのですが、ちょっと敷居が高くてなかなか出かけることができません。今までに菊地信子コレクション、道明展、誉田屋源兵衛展に行ったことがあり、どれも素晴らしかったです。今回はレクチャーのない日で人も少なく静かでしたが、もう一方、常連さんのような方が来ていて助かりました。
着物ライフの先輩の高校時代の友人から、メールでお誘いがあったので一人だとどうしようかなと思っていたところ、ご一緒することにしました。
入口で後ろ姿を。軽快な帯です。メリハリのあるコーディネイトで、すっかりお着物になれているTちゃんです。
私は透けるコートから見える後姿を撮ってもらいました。
地下のホールで伊勢丹研究所が作成した結城紬のビデオを見ました。昭和35年ころのらしいけれど、農家の副業として、お母さんたちが織る、結城紬の製作風景が大変な作業なのにのどかで・・・ まゆだまから、糸を紡ぎ、括り、染めて織るととてつもなく熟練を要する作業が農家の人たちによって行われていました。
以前はほとんど縮みだったそうです。今ではほとんど作られなくなってしまっているとのことです。糸に撚りをかけているので風合いがサラッとしているとか・・・ 昔の縮みはすごくしなやかでした。私の結城も古いもののリユースなのでもしかすると縮みかもしれません。
展示されているものはどれも素晴らしく、美しいものを拝見させていただきました。触ってもいいとのことでそのしなやかさも素晴らしく、結城の糊の落とし方も好みで調整します。
1階にはたくさんの結城が展示してあり、似合いそうなのを持ってきてくれました。ハイ、好きな色です。でも同じようなものを牛首ですが、持っています。次々持ってきてくれて、私が好きな感じをわかってくれてました。同じようなものを以前結構買ってしまっていたので、もう買わないと思っています。
悩みようのない金額なので、気楽です。
帯でざっくりした結城の無地が素敵でした。
駅の近くでランチをして帰りましたが、Tちゃんはさすがcocoaとかしているし、ニュースのサイトでコロナが発生した場所が地図でわかるものがあって、このアプリは入れておきたいと今さらですが、思いました。
歌舞伎の時に来て行ったのと同じ塩沢に、帯は秋らしく変えました。帯締めは最初は深緑と思ったのですが、紺に変えて、その帯締めが短めなので、やはり長尺と道明の平家納経にしました。シルクラブ 山田屋さんの女将はすぐこれに気がついて便利な帯締めですよねと話しかけてきました。
これに有松絞のオーガンジーのコートをかけて行きました。
Oct. 13 2020 Numabukuro