碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

倉本聰VS秋元康

2012年06月18日 | テレビ・ラジオ・メディア

倉本聰さんが対談のホストを務める(贅沢だなあ)BS-TBS「みんな子どもだった」を見た。

今月のゲストは、あの秋元康さんだ。

倉本聰VS秋元康、面白くないはずはない。

さっしーのHKT移籍のことがあるのでタイムリーに思えるが、こちらはもちろん生放送ではありません(笑)。




面白かったのは、倉本さんがAKBの“経済”“お金”の部分を尋ねていた辺り。

番組が三井住友銀行の一社提供だから、そんな話題を入れてるのかな?

違うか(笑)。

秋元さんは、「プロデュースはやるけど、経営にはタッチしないので、彼女たちのギャラも知らない」と答えていた。

「そこを分離させているから、自分は望むことは何で言える」そうだ。

ふーむ、なるほど。

クリエイティブとビジネス、その両方を一人でやろうとすると、確かに思い切ったことがしづらいかも。

今夜の話の中でも、私の勝手な解釈では、「今、花の咲いていない場所に、次の花は咲く」というニュアンスが出てきていた。

そうなんですよねえ。

次の花はどこに?

博多?(笑)





今週の「読んで(書評を)書いた本」 2012.06.18

2012年06月18日 | 書評した本たち

気がつけば、クルマの中でも、ipodでも、聴いているのはビル・エヴァンスばかりだ。

ジャズ、それもピアノジャズが好きだが、この何年かは、もっぱらビル・エヴァンス。

何が、そんなにいいんだろう。



てなことを、いろんな人が語っているのが、出たばかりのKAWADE夢ムックの新刊「文藝別冊 ビル・エヴァンス 増補新版」(河出書房新社)だ。

ご本人へのインタビューが2本ある。

寺島靖国さんと後藤雅洋さんの対談、いやバトルトーク(笑)もあるぞ。


で、今週の「読んで(書評を)書いた本」は、以下の通り。

版元が重ならないよう、編集部で調整してくださるので、今回のようにどっと大量掲載ってこともあるわけです(笑)。
 
薬丸 岳 
『死命』 文藝春秋

西村幸祐 
『幻の黄金時代~オンリーイエスタデイ80s』 祥伝社

都筑道夫 
『黄色い部屋はいかに改装されたか? 増補版』 フリースタイル

吉本隆明ほか
『震災後のことば』 日本経済新聞出版社

嵐山光三郎 
『転ばぬ先の転んだ後の「徒然草」の智恵』 集英社

伊井直行 
『会社員とは何者か?~会社員小説をめぐって』 講談社

和久井光司 
『放送禁止歌手 山平和彦の生涯』 河出書房新社

* 上記の本の書評は、
  発売中の『週刊新潮』(6月21日風待月特大号)
  に掲載されています。