碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

「ギャラクシー賞」贈賞式で、秀島史香さんと・・・・

2012年06月05日 | テレビ・ラジオ・メディア
(Photo by J-WAVE)

今回の「ギャラクシー賞」贈賞式で、最も嬉しい出来事は、J-WAVEのパーソナリティーであり、たくさんの番組のナレーションでも知られる、秀島史香(ひでしま ふみか)さんにお会いできたことだ。

引き合わせてくださったのは、ギャラクシー賞ラジオ部門委員長の桜井聖子さん。

私が以前から秀島さんの番組の熱心なリスナーであり、その声とトークを高く評価していたことを知っている桜井さんが、私にサプライズ・ギフトを下さったようなものです。

秀島さんは、想像していた通りの雰囲気の女性で、声はもちろんラジオから流れてくるのと同じくシルキーで、会話しながら「ああ、私のための生放送だあ」とかバカなことを考えたりして(笑)。

今、思い返すと、我が業界歴30年もどこへやら、秀島さんの前では、完全に「単なる、いちファン」になっちゃってましたね。

秀島さん、失礼いたしました。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします(笑)。



<秀島史香さんの番組>
「Force Club READING FOR YOUR HEART」
http://www.j-wave.co.jp/original/readingforyourheart/



<このブログで書いた「秀島史香さん」関連記事>
ピストン西沢の『オールナイトニッポンGOLD』 2009年12月03日
http://blog.goo.ne.jp/kapalua227/e/a125927981035e053d4475385ec001ba

秀島史香さんのいない『グルーブライン』 2010年03月05日
http://blog.goo.ne.jp/kapalua227/e/feabafcad36bd75a590c7ac028a29b7d

「ピストン&秀島コンビ」の解消 2010年03月11日
http://blog.goo.ne.jp/kapalua227/e/ac767f3739fd640151a3f7f7227ebd08

祝!ご懐妊 秀島史香さん 2011年01月23日
http://blog.goo.ne.jp/kapalua227/e/f7108f9a0fdce421259796dc6931b93f

「ギャラクシー賞」贈賞式が行われました ②

2012年06月05日 | テレビ・ラジオ・メディア

「ギャラクシー賞」の贈賞式、続きです。

テレビ部門の「大賞」は、なんとNHK朝ドラ「カーネーション」でした。

約50年というギャラクシー賞の歴史の中で、テレビ部門「大賞」を、NHKの連続テレビ小説が受賞したのは、初のことです。

拍手(笑)。

テレビ部門委員長の上滝徹也さんの言葉を借りれば、「脚本、演出、俳優の三拍子が揃っていましたから」。

これも納得です。


それから、「優秀賞」に、テレビ東京「鈴木先生」が入っていたことも嬉しかった。

このドラマは高いハードルであり、大きな賭けだったと思う。

それに果敢に挑戦した制作陣に、敬意を表します。

テレ東の山鹿達也さんが、ステージ上での受賞挨拶で「視聴率が2%台になっても、打ち切ったりしませんでした」と語り、会場の拍手を浴びていました(笑)。


<テレビ部門>
●大賞
連続テレビ小説「カーネーション」
(日本放送協会 2011年10月3日~2012年3月31日放送)

●優秀賞
「鈴木先生」
(テレビ東京/「鈴木先生」製作委員会 2011年4月25日~6月27日放送)

ハイビジョン特集「しあわせのカタチ~脚本家・木皿泉 創作の“世界”」
(日本放送協会/NHKエンタープライズ/スローハンド 2011年11月12日放送)

「世界の果てまでイッテQ!イモトが挑む南米大陸最高峰アコンカグア登頂スペシャル」
(日本テレビ放送網 2012年2月19日放送)




<このブログで書いた「カーネーション」関連記事>
NHK朝ドラ「カーネーション」が、じわじわと・・・ 2011年11月22日
http://blog.goo.ne.jp/kapalua227/e/1e46f19b38c5178721bb10b748980e8c

長寿番組「幕引き」の難しさ  2012年03月06日
http://blog.goo.ne.jp/kapalua227/e/c828d4204303cc188387f1a9d7a07536


<このブログで書いた「鈴木先生」関連記事>
目が離せないぞ、ドラマ「鈴木先生」  2011年05月10日
http://blog.goo.ne.jp/kapalua227/e/f55aad0f84038a647d371f6786e3c1bd

「金八先生」の退職と「鈴木先生」の登場  2011年06月02日
http://blog.goo.ne.jp/kapalua227/e/71a5f565d9b3a02855a895cc5bf1b574

『読売新聞』で、ドラマ「鈴木先生」についてコメント  2011年06月10日
http://blog.goo.ne.jp/kapalua227/e/1185590893ff79d4930cadf4619efb83

さよなら、鈴木先生  2011年06月30日
http://blog.goo.ne.jp/kapalua227/e/7d8bb44f2b902c6ec22aa90aefdaa74a

『朝日新聞』で、最近の「重いドラマ」について解説 2011年09月12日
http://blog.goo.ne.jp/kapalua227/e/b62a8d1ea35949f35dcb173ae952c974

『朝日新聞』の「回顧2011 放送」で選んだ3番組  2011年12月19日
http://blog.goo.ne.jp/kapalua227/e/ec297940b8d763bc8419b313ae3332e9

あらためて、朝日新聞の「回顧2011 放送」を読む  2011年12月20日
http://blog.goo.ne.jp/kapalua227/e/fa4cb95efd8e7b109efe87b8fb021c6b

「ギャラクシー賞」贈賞式が行われました ①

2012年06月05日 | テレビ・ラジオ・メディア

4日、恵比寿のウェスティンホテルで、「ギャラクシー賞」の贈賞式が行われました。

会場では、テレビ、ラジオ、CM,そして報道活動の各部門の大賞などが発表されました。

審査委員長を務めている「報道活動部門」に関して、ステージ上で、大体以下のような「講評」をさせていただきました。


報道活動部門委員長の碓井です。どうぞよろしくお願いいたします。

ギャラクシー賞報道活動部門の狙いは、ひとつの番組では完結しない、また収まりきらない取り組みを評価することにあります。

対象となるのは同じ番組の中での連続報道、複数の番組にまたがる調査報道、イベント等などとも連動したキャンペーン報道、さらに系列の枠を超えた連携報道などです。

「3.11」を経た今、放送を通じた報道活動はどうあるべきなのか。

SNS、ソーシャルネットワークサービスをはじめとする、新たなメディアとの関係も含め、様々な課題を抱えながらの模索が全国各地の放送局で行われています。

テレビやラジオが、非常時はもちろん、平時においても信頼され、必要とされるメディアであろうとする時、報道活動の役割は一層大きくなると思っています。

今年の応募総数は22本。地域は全国に及び、地元ケーブルテレビからキー局まで、全体として実に充実した内容が集まりました。

入賞作品6本のうち、いわゆる震災関連の取り組みと言えるものが3本あるのは、今回の大きな特徴です。

また、その3本の中にTBS、日本テレビ、それぞれの系列ネットワークを通じた活動が入っていることも注目すべき点でした。

11人いる選考委員が審査を重ねたわけですが、今回もまた、選んでいる自分たちの姿勢も問われる、難しくて楽しい作業でした。長い討議を経て、全員一致で、この1本を決めることができました。

では、発表させていただきます。

第49回ギャラクシー賞報道活動部門「大賞」は・・・・

IBC岩手放送
絆いわて「ふるさとは負けない!」キャンペーン
 です。

おめでとうございます!



●大賞
絆いわて「ふるさとは負けない!」キャンペーン
(IBC岩手放送)

●優秀賞
市営散弾銃射撃場鉛汚染問題における一連の報道
(伊万里ケーブルテレビジョン)

オムニバス・ドキュメンタリー「3・11大震災 記者たちの眼差し」Ⅰ~Ⅳ
(TBSテレビ)

●選奨
キャンペーン“司法シリーズ”開かれた司法へ
(東海テレビ放送)

「子どもを守れ!キャンペーン」
(日本放送協会)

NNNドキュメント'11~'12「3・11大震災シリーズ」における計31本の番組制作と一連の報道活動
(日本テレビ放送網)