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碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

またもやガッカリだった、映画「幸せの教室」

2012年06月02日 | 映画・ビデオ・映像

「ファミリー・ツリー」に落胆し、気分を回復させようとして観たのが、トム・ハンクス監督・脚本・主演の「幸せの教室」。

ところが、うーん、またもやガッカリです(苦笑)。

ラリー・クラウン(トム・ハンクス)は、大学を出ていないという理由から長きにわたって勤務してきたスーパーをリストラされてしまう。その後、隣に住む夫婦の勧めで地元の大学に通うことに。大学での新生活に希望を抱くラリーだったが、ラリーを教える教師のメルセデス(ジュリア・ロバーツ)は仕事への情熱を失っていた。しかし、そんな二人の出会いがお互いの人生を大きく変えていく。

・・・・っていうんだけど、トム・ハンクスがいて、ジュリア・ロバーツがいて、よくぞ、こんなにも「お退屈さま」な映画が出来ちゃったもんだ。

観ている間、ずっと、「もう少し我慢すれば、きっと良くなるに違いない」と思い続けて、そうならないまま終わっちゃったぞ(笑)。

まあ、トム・ハンクスには申しわけないけど、ご本人が書いたという脚本がつまらないんだよねえ。

演出(これもトムさん)も凡庸だし。

誰もがイーストウッド監督になれるわけではないのです(笑)。

ちょっとガッカリだった、映画「ファミリー・ツリー」

2012年06月02日 | 映画・ビデオ・映像

実は、結構楽しみにしていました。

ジョージ・クルーニー主演の映画「ファミリー・ツリー」。

なにせ舞台が、大好きなハワイだったし。

ハワイ・オアフ島で生まれ育った弁護士のマットは、妻と二人の娘たちと何不自由なく暮らしていた。カメハメハ大王の血を引く彼は、祖先から受け継いだ広大な原野を所有しており、それを売却し巨額の富を得るか自然を守るかの決断に迫られていた。そんな中、妻がボートの事故でこん睡状態に陥ってしまう。さらに妻には恋人がいて、離婚を考えていた事が発覚する。そればかりか娘が妻の浮気を知っていたと告白、マットは動揺する。

・・・・って話なんだけど、どーにもずるずる、ぐだぐだした感じから脱することなく、終わってしまいました。

困った(笑)。

ストーリー自体がピリッとしない上に、どの登場人物にも(クルーニーさえ)、思い入れできないというか、共感できないというか。

特に、クルーニーの娘の彼氏だという男がまたトホホで、しかも、こいつ(呼ばわりだ)がずっとこのクルーニー・ファミリーにくっついているのが、よく分からない。

分かりたくもないけど(笑)。

ハワイの風景さえ、何だかくすんでおりました。

残念。