碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
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日刊ゲンダイで、ロンドン五輪「女子アナ」について解説

2012年06月29日 | メディアでのコメント・論評

日刊ゲンダイに、ロンドン五輪に起用される各局の「女子アナ」についての記事が掲載されました。

なるほど、こういう布陣かあ(笑)。

というわけで、記事の中で解説をしております。


ロンドン本番直前 
勝手に「女子アナ」五輪


来月27日の開催までちょうど1カ月のロンドン五輪。4年に一度のお祭りにテレビ各局が起用する女子アナは記事末尾の通り。

上智大教授の碓井広義氏(メディア論)は「注目度の高い“国家的イベント”だけあって、堅実かつ順当な人選の印象。なかなか見どころもある」と分析する。

ではジャッジを――。

まずはNHK。総合では前回の北京より30時間多い230時間を放送予定。開会式に広瀬智美、閉会式に鈴木奈穂子の局アナを2人起用し、現地中継キャスターにフリーの山岸舞彩を投入する。26日、その会見も行われた。同局が中継キャスターを派遣するのは五輪放送史上初の試み。注目の競技種目が目白押しの深夜帯にマイクを握る。

「ミニスカートでスポーツ番組を牽引してきた山岸はビジュアルは申し分なく、週末のスポーツニュースのメーンキャスターも2年目となり、知識もそこそこ。専門性に特化した広瀬、好感度の高い鈴木で脇を固め、トリオのNHKは全方位の完璧な布陣です」

民放キー5局の放送時間は計200時間以上。各局の女子アナの評価は――。

「顔と名前が一致しない入社2年目の日テレ徳島は、未知数の期待感がある。TBSの出水、フジの本田、平井、テレ朝の竹内はスポーツ担当が長く、それぞれ特色のある安全パイ。意外なのは再び若手ではなく30代の大橋を起用するテレ東。経験が豊富で、ハプニングにも柔軟に対応できる強みがあり、春から早稲田大学大学院のスポーツ科学研究科に進学した積極性も買われたのでしょう」

日刊ゲンダイ本紙の女子アナ五輪の予想は“金メダル”候補が山岸、対抗は大橋、穴が徳島といったところ。

ただ、記者会見に登場した山岸で残念なのが、ピンクのパンツ姿で美脚を封印していたこと。これには「五輪は屋外からの中継も多く、スポーティーな衣装になると思います」(中原常雄チーフプロデューサー)とのコメントがついた。ミニか、ホットパンツ姿で“場外”でも視聴者を楽しませてほしい。




◇名前/主な担当番組
【NHK】
◆広瀬智美(30)/「ニュースウオッチ9」スポーツ
◆鈴木奈穂子(30)/「おはよう日本」
◆山岸舞彩(25)/「サンデースポーツ」「サタデースポーツ」
【日本テレビ】
◆徳島えりか(23)/「Going!Sports&News」
【TBS】
◆出水麻衣(28)/「NEWS23X」スポーツ
【フジテレビ】
◆本田朋子(28)/「すぽると!」
◆平井理央(29)/「すぽると!」
【テレビ朝日】
◆竹内由恵(26)/「GET SPORTS」「やべっちFC」
【テレビ東京】
◆大橋未歩(33)/元「メガスポ!」


(日刊ゲンダイ 2012.06.28)