マーク・トウェイン、角川文庫。完訳版。
トム・ソーヤーの方も、完全には知らないのだが、
手を出してみた。
最初に、
この物語に主題を見つけようとする者は、告訴されるであろう。
教訓を見つけようとする者は、追放されるであろう。
プロットを見つけようとする者は、射殺されるであろう。
って書いてあるくらい、あらすじがかけるようなはなしじゃありません。
父親に虐待される少年ハック。
父から逃げ、同じく逃げ出していた黒人奴隷のジムと一緒に、
ミシシッピ川を南下する。
途中であう、一癖も二癖もあるひとびと。
最後にはトムも出てきて、なんとか大団円。
ジムを助けることについては、ハックも自問自答するくらいの
大罪なんだが、彼の目線で考えるので、納得する。
逆に、この目線だと、トムがむかつく。空気読めよ、的な。
しかし1885年の作品なのだ。アメリカっぽい。