田中芳樹、祥伝社ノン・ノベルス。
「バルト海の復讐」や「ラインの虜囚」もそうだけど、
昔の小説風語り口が最近多いのは、この作品からなのかな。
「第△回主人公が○○すること」みたいなタイトルと、
あんたは誰?ふうの語り口。「西遊記」とか「水滸伝」とか。
それはそれで面白いけど、短い話が長くなっている気もする。
もともと実在していた人物を、古い資料を読み解いて、
おもしろおかしく語っているので、細かく語ろうにも分からない。
分からないところを想像で補うか、語りで埋めるか、って感じ。
もともと、銀英伝のころから、「後世の歴史家はこういっている」だけどな。
唐の時代に、3回も唐とインドを往復した男、王玄策。
その、2回目の道行き。彼は、いかにして、チベット・ネパール軍をして、
インドの戒日王亡き後の傀儡政権を打ち倒したか。
歴史的に面白い男なんだろうけど、人物はそれほど面白くもないな。
まじめな、いい人。
「バルト海の復讐」や「ラインの虜囚」もそうだけど、
昔の小説風語り口が最近多いのは、この作品からなのかな。
「第△回主人公が○○すること」みたいなタイトルと、
あんたは誰?ふうの語り口。「西遊記」とか「水滸伝」とか。
それはそれで面白いけど、短い話が長くなっている気もする。
もともと実在していた人物を、古い資料を読み解いて、
おもしろおかしく語っているので、細かく語ろうにも分からない。
分からないところを想像で補うか、語りで埋めるか、って感じ。
もともと、銀英伝のころから、「後世の歴史家はこういっている」だけどな。
唐の時代に、3回も唐とインドを往復した男、王玄策。
その、2回目の道行き。彼は、いかにして、チベット・ネパール軍をして、
インドの戒日王亡き後の傀儡政権を打ち倒したか。
歴史的に面白い男なんだろうけど、人物はそれほど面白くもないな。
まじめな、いい人。