河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

DVD「善き人のためのソナタ」

2009-03-07 12:09:58 | 映画
金曜シネマで見損ねたので、借りてみた。
タイトルは、その後自殺する友人から送られた楽曲。
西と東に分かれていたころの東側のドイツ。
劇作家ドライマンの恋人クリスタ(CMS)が、政府の高官の愛人で、
ちょいと機嫌を損ねたあたりから、ドライマンの盗聴が始まる。
友人の自殺を機に、西で作品を公表したいと考えるようになる。
一方、中心になって盗聴をする冷酷なヴィースラー大佐。
この人の顔が無表情でかなり怖い。
だけど盗聴を重ねるにつれ、影響を受け、変化が出始める・・・
タイトルのソナタをドライマンが演奏したあたりが頂点か。
あんなに冷酷そうなのに、変わるの早いなあとは思ったんだが、
お話が、盗聴作戦にオチが付いてからも、じわじわっと続くせいかも。
4年後、2年後、2年後、みたいに。ちょっとくどいような・・・。
ドライマンも個性ないし。クリスタはきれいだな。
ほんでもまあ、数十年前にはこんな時代もあったんだなあ、ということか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする