河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

青空の卵

2006-07-18 23:02:21 | 読書(小説)
坂木司、東京創元社。
フェミ臭いのとホモ臭いのと青臭いのがちょっと・・・
引きこもり探偵っていうのが面白そうで、読んでみました。
三部作の一作目。
なんかなあ、坂木が危ないくらいにいいやつで。
引きこもり鳥井との関係は、親子?恋人?とにかく友達以上なのは確か。
そして、大の大人が毎回泣き出すのはやめてくれい、と思ってしまう。
京極夏彦の長編でも思ったけど、
自分以外の人間の行動なんて、絶対読めないと思う。
ほんと、相手によっては全く思考回路って読めないって人がいると思うんだ。
って私が単純なだけで、他の人は読めるんかなー・・・。
いくら冷静に判断したって、絶対無理。
という私の持論のせいで、鳥井たちが勝手に人の心を代弁しているけど、
そんなこと、現実には絶対あり得ないんだ、だからうそくさい、と思ってしまう。
だから、ちょっと無理があるような話ばかりだけど、いいたいことはよくわかる。
みんながこんな穏やかでやさしい人物ばかりだったら、戦争なんておこらないのに。
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