河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

マンゴーのいた場所

2006-07-22 14:17:29 | 読書(小説)
ウェンディ・マス、金の星社。例によって、翻訳者は金原瑞人。
「共感覚」を持った少女の物語。
愛猫マンゴーは、鳴き声やいた場所がマンゴー色をしているから、その名を付けた。
音を聞くと、色が見える。文字を見ると、色が浮かぶ。
そういう感覚を持ったミアは、8歳の頃、自分がどうやらふつうと違うことに気づき、
13歳の今までずっと隠してきた。
だけど、方程式のxの色と、答えの数字の色が違う、とか、
英語の「友達」の色とスペイン語の「友達」の色は全然違うから、結びつけられないとか、
成績にまで影響してきた。(暗記モノは色と色の組み合わせで覚えられるから得意らしい)
家族や親友、ボーイフレンドの話題など、この年代特有の悩みも語られる。
別に、この本がこの症状の紹介をかねてるつもりはないのかもしれないけど、
へー、こんなんあるんだなーとかなり興味本位で読んでしまいました。
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