河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

しましま

2009-01-26 23:45:40 | 読書(マンガ)
またしょうこりもなく・・・そして後悔。
ちゃんと終わりに向かって描かないマンガは嫌いだよ。
登場人物が謎のまんま終わるってどうよ(怒)
絵はかわいいのかと思ったが、子どもと獣だけだった。
読み切り連作にすればよかったのに。もったいない。

閑話休題ってか全く関係ないけど、
さっきアダチンみちゃって、ぐるぐる回っている。
ボク、ア~ダチン♪
やべー
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DVD「ファストフードネイション」

2009-01-25 13:58:23 | 映画
フィクションだろうけど、ノンフィクション風。
ストーリーに山場はない。
3つのストーリーが同時進行で語られる。
あるハンバーガーチェーン。
1人目は、会社の幹部、ドン。
ハンバーガーのパテに大腸菌が検出されたので、
コロラドの精肉工場を視察に来た。
2人目は、チェーン店で働く高校生、アンバー。
叔父や環境保護の学生団体と関わるようになる。
3人目は、メキシコから密入国してきたシルビアと夫と妹。
働く先は、コロラドのと畜場とカット工場。
いやならホテルの客室清掃員。
きつい仕事にドラッグはつきものなのか。
よく撮影許可降りたなあというようなシーン満載。
「いのちの食べかた」よりもよく見えるかも。
アメリカのと殺風景が見れて興味深い。
「汚れていたって焼けばいいじゃないか」
「メキシコ人たちはがんばっている」
勉強して頭でっかちになれば、理想を追い、
学生団体のように、なるんだろう。
しかし、生きていくためには、必要悪なのか。
ラストシーン、ドンが新商品を発表していて、
このまま続いていくしかないのかな、と思わせる。
それほど歯車は、複雑にかみ合っている。
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空(から)の境界

2009-01-25 13:45:45 | 読書(小説)
奈須きのこ、講談社ノベルス。
オタッキーな小説読んじゃったよ。
登場人物が、着物に革ジャンのナイフ使いだとか
お嬢様学校に通う兄に恋する妹だとか
いろんな顔を使い分ける「魔術師」の女性だとか
極めつけは特に特徴もない中性的な青年が女に囲まれてる。
まあ、「伝奇小説」というジャンルで、
そういう雰囲気は十分出てるんだろう。
アラヤシキを知らない仏門がおるかいなとか、
主人公黒桐(こくとう)は、調査できすぎとか
(ホームページからそんな情報調べられるかよ)
魔術師とか魔法使いとかイマイチ意味分からん世界です。
で、テーマは、両儀式って女の子が、自分を見つける物語?
普通の人はひとりも出てこなかったな。
だれにも感情移入できないので、目の前で起こる出来事を
ふーんと眺めているような、そんな小説。
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DVD「リンダリンダリンダ」

2009-01-23 22:36:28 | 映画
邦画。
ペ・ドゥナが出てるのが気になっていたけど、
その後、湯川潮音が出ていると知って、借りてみた。
恵役の子、香椎由宇とやらもいい感じだ。
この映画、それほど語らないけど、なんだか熱いよ。
高校生の文化祭、こうしてこのメンバーで歌えるのは、
一度きりのことだから。
メンバー内でけんか別れして、通りがかった韓国人留学生ソンを
ボーカルに迎えた、恵、望、響子。
4人が本番を迎えるまで。
で、湯川潮音は、友人役で出ていて、
4人のバンドが出るまでの場をつなぐために歌っている。
やっぱ超人的。映画のあの音響であそこまで響くのかー。
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時のかさなり

2009-01-22 22:01:45 | 読書(小説)
ナンシー・ヒューストン、新潮クレストブックス。
ちょっと変わった手法の小説。
4人の6歳の語り手。
2004年のソル、1982年のランダル、1962年のセイディ、
そして1944~45年のクリスティーナ。
ソルはランダルの息子で、ランダルはセイディの息子、
セイディはクリスティーナの娘。
それぞれの時代の一場面を描くのだが、それぞれで完結した短編のようで、
ソルのAGM(曾祖母)クリスティーナの秘密を探るミステリーでもある。
アメリカとイスラエル、パレスチナ、ユダヤ、ナチスと、様々な問題を、
まきこまれた一般の人々の目線で描いていて、そこがいい。
AGMと姉の人形の取り合いやランダルの初恋、ヤネクという謎の男など、
ちりばめられた伏線が、回収されていく様も、とても面白い。
ただ、しょっぱなのソルが、とんでもなくアメリカ風にスポイルされていて
ちょっと空恐ろしい。皮肉なのかなんなのか。
どの時代でも、子どもは健気だけどかなり残酷でもある。

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