河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

駅神(えきしん)

2010-06-18 21:43:02 | 読書(小説)
図子慧、早川書房。
この人まだ書いてたんだな-。
しかも、ミステリー。
さらには、易。
雨の日に、駅のホームに現れるという、謎の老人。
通称「ヨンバンセン」の占いはよく当たるという評判だ。
悩みを抱えていた大学生の章平は、占ってもらったものの、
意味が分からず戸惑っていたところ、とある易の学校の人々と知り合い、
老人の易の結果を見てもらうことになった。
4話あるけど、1話完結という感じでもない。
リアルなようでいて、幽霊もアリ。
巻末の64種類の卦の見方とか読んでもくらくらする。
老人の正体は全く分からず。
続編があるけど、どんなんだろう。
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タテタカコ・コンサート

2010-06-14 23:22:32 | 音楽
熊野市にある天女座というところで開催。
音響とかどうなの?っていう建物だったけど、
前座が1時間弱もあってちょっと・・・だったけど、
細っこい体で力強くピアノを叩き、朗々と歌い上げる姿は
パワフルだー。すごいなー。かっこいいぞー。
前座の音楽が霞んでしまうくらい。
好きな「宝石」も出て満足。
熊野じゃCD買おうにもネットしかないので
新作CD買ったら握手してサインもしてくれた。
コンサートはやっぱいいねえ。
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空色勾玉

2010-06-14 23:16:18 | 読書(小説)
荻原規子、徳間文庫。
文庫になったので買っちゃった。
1988年だってよ。
たぶん、リアルタイムで読んでいるので、22年前!!?って感じ・・・。
中1か中2くらいか。
つよく覚えているのは、
稚羽矢(ちはや)が狭也(さや)を誘って松虫草を見に行くところだな。
子どもだったから、鳥彦がいちばん取っつきやすいキャラだったなー。
輝(かぐ)と闇(くら)の氏族の戦い。
古事記や日本書紀の神話をベースにした国産ファンタジー。
混じりっけ無し、後にも先にも、これ以上の傑作はないだろう。
多少キャラがアニメっぽいような嫌いはあるが。
勾玉三部作、続けて文庫化らしいのでこれを機会に再読しよう。
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戸村飯店青春100連発

2010-06-12 19:32:33 | 読書(小説)
瀬尾まいこ、理論社。
大阪で中華料理屋を営む戸村家。
長男ヘイスケは、ここから出たいと願い続け、
高校卒業と同時に専門学校に入り東京へ。
1つ下の次男コウスケは、このまま店を継ぐのかなと思いつつ、
高校3年生を、恋に部活に校内イベントに、と張り切る。
二人の視点から交互に語られ、
地元で浮いていたヘイスケの事情(本人もあんまり分かってなかった)
が徐々に明らかになる。
コウスケはそのまんまだから、まあそのまんま。
1年かかって、すこうしずつ変わっていく。
「間宮兄弟」みたく仲良しじゃないけど、なんかあの二人を思い出す。
なんか、いい話だよ。
でも、ほんとうに、それだけの話だ。
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くまのパディントン

2010-06-12 19:25:15 | 読書(小説)
マイケル・ボンド、福音館。
イギリスに行って、パディントン駅のそばのホテルに泊まった。
駅には、パディントンの像があった。去年できたらしい。
1958年に書かれた子どもの本。
パディントン駅のプラットホームで、トランクに座っていたクマ。
スーツケースに座って、帽子をかぶってペルーからやってきた。
ブラウン夫妻のうちに引き取られることになった。
「暗黒の地ペルー」っていいんかなあと思いつつ。
くまのプーさんとごっちゃにしてたけど、
こちらは少々垢抜けたクマ。
青いダッフルコートを着て、毛糸の帽子をかぶって、
デパートでお買い物して、劇場や海へも行く。
好物は、マーマレード。
えらそうにするわりに失敗ばかりだけど、憎めないやつ。
シリーズで何冊かあるみたい。まあ読んでみるか。
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