遊びをせんとや

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ワンデイトリップイン一条寺①  ~一度行きたかった詩仙堂~

2021-09-06 04:56:03 | 旅行
小早川秋聲展に行った時に詩仙堂の狩野永徳の中国三十六歌仙を彼が修復したとあったので、すわ詩仙堂って感じで近々行きたいと思っていた。

日曜日は秋晴れで体調も戻り、予定通りに訪れる。

いつものJR。10時前には叡山電鉄の一条寺に着き、土曜日の夜、あまりご飯が食べられなかったのでお腹が空いて空いて
お昼ご飯を食べる予定の和菓子屋さんでティータイム。

ここがもともと門前町の中の丁稚羊羹を作っていた和菓子屋さんなのだが、洋菓子も手掛けてらっしゃって和テーストのケーキや焼き菓子も美味しそう。(と書いているが本人あまり興味はない)
でもメロンのケーキを頂きました。甘さを控えた自然な味。すごく満足しました。
旦那は栗モンブラン。



いざ、詩仙堂へ。

一度は訪れたことあるかなー。ないかなー。
息子のアパートがすぐ近くにある割には途中、宮本武蔵が決闘した一条寺下がり松ってここなのねって感じ。


入り口は小さく、見逃してしまいそうです。

ここは石川丈山と言う人もともと徳川家康の家来でが59歳の時に勉強するために立てた建物でそれから30年余りここで読書三昧、書三昧されたお屋敷です。
幸い江戸時代初期から天災地異を免れて今に至っているそうです。


写真はHPよりお借りしました。

この方、漢文字に優れ、所謂江戸時代の隷書、漢詩の大家でレタリング大家です。
クールな文字が並んでいました。



これもお借りしました。

お煎茶の開祖でもあるそうです。

三十六歌仙と言っても中国の漢晋唐宋それぞれの時代の詩家を選びその詩と肖像を描いた物。
詩仙の間と名付けられた庭に面した読書室の欄間に。対面する詩家を林羅山とかにご意見されたそうです。



 これもお借りしました。

お部屋から観るお庭はいやー癒される。朝一番で訪れたので人も少ない。
ぼーっとしました。かなりの時間。


 
  

こんなところで清貧だったそうだけど、本読んだり、書をしたためたり、詩作したりしてたら長生きするわね。

入場料500円です。お庭にも当然降りれます。

室内は撮影厳禁なのでお庭だけ写真を撮りまくりました。

箒目の美しいお庭は土曜日の雨にも洗われ、その植物の本来の美しさが際立っていました。
自然の織り成す美がそこらかしこに散りばめられていて見逃してはいけないという貧乏根性がまたむくむく。
バタバタしてしまいました。



  

   
   このむらさきしきぶの濃い紫~薄緑までのグラデーションは自然の中でしか観られない物。



 
 緑の葉っぱの中に落ちた気の早い紅葉、紅葉の頃がまた美しいそうです。



 


藤棚の下にできた木漏れ日



葉っぱのフレディ。違うか。

堪能した後はまたお店に戻って昼食


小ぶりのお餅の入った白みそ雑煮と小鉢、胡麻豆腐、おこわのランチ。
私たちこういうのでちょうどいいのです。
炭水化物祭りになりましたが、晩御飯で調整します。
とても美味しかったです。

食べてるとひっきりなしに近所のお客さんらしき人がお菓子を買いに来ます。
いい感じのお店でした。

「中谷」と言うお店です。


この後、駅の向こうのもう一つ訪れたかった所へ。