遊びをせんとや

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物との付き合い方② ~私に縁のあるものたち~

2021-09-20 06:08:35 | 日々のあれこれ
友達から「お家を整理したいから、よければ着物をもらってくれないか。」と
言う連絡が入る。
連休中日、いそいそと出かけていく。

義母の時の着物も整理しきれていないが、布が好きなのである。

彼女は着物を洋服にリフォームしたりして楽しんで着ている。

私も絞りのコートをブラウスに仕立て直してもらったものをもらったり、
義母の着物をセットアップに作ってもらったりした。

でもやっぱり「着物は着物として着るのが一番いい。」という心境に到達したそうだ。
年齢がいくと着付けを習っていてもなかなか自分で着る気にならないそうだ。

私はどうだろう?

「果たしてこのコロナ禍でどこへ着ていく?」と思いながら生来の布好き。

日本の布の模様が好きなのだ。手触りも好きかも。
「1枚だけ」と思ってが、結構もらってきた。



左上は帯である。
帯はきっとランチョンマットかテーブルランナーか額に入れて飾ったりするかも。

着物の日本古来の連続模様。何とも言えないきれいな色味。しつけも取れていない新品のまま。
この連続模様は着物として完結してるなー。これから人生に余裕があるなら自分が着る予感はある。

物を手放す。自分に不要な物を処分する。

人それぞれの価値観で要らない物を捨てるのではなく、
必要な物を選び出す。だと思う。
私は断捨離ということばにはどうも違和感がある。
せっかく自分が選んで買った物、だから今と未来にフィットするかどうか真剣に考える。
結構人様からこういう風にもらった物も日常に使っている。
いただいてよかったなーと思う。
きっと私に縁のあるものたちなんだと思うことにした。
わざわざ私のためにと買ってくださる物よりひょっとしてこう言う縁のある物の方が私にはしっくり来てるのかもしれないと最近思う。

母の敬老の日のプレゼントは欲しがっていた杖。きっと花柄が好みだと思って、紫の軽い杖にした。
案外に喜んでくれた。
杖を購入したデパートの骨董コーナーで少し前に持っていて割れたお茶碗を、発見。
すこーし欠けがあるが蓋付きで大振り。購入。これも何かの縁。持ってみた時にすっと手に馴染む。

美しい色や柄を観ていると本当に私は気持ちが和む。
これから毎日、目に入る物が美しければいいなと思う。