染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
皆様の気軽なコメントをお待ちしています。

Oさん

2008年02月10日 | 店主の一日
今日は一日、新宿京王におりました。普段は催事場ですが、今週は6階の売場です。
そこに私達、新潟の工芸三社を呼んでくださったのがOさん。

百貨店の呉服売場は異動の少ない部署なので、呉服売場以外の場所で呉服に詳しい方に遭うのは希ですが、この方は違いました。
Oさんは京王百貨店呉服畑一筋、40年超。
開業から44年を迎える京王百貨店とほぼ同じ時間を歩んできました。
定年で退職された後、催事会社に転身。呉服はもちろん。のし袋の水引から風呂敷まで和の現場に精通した方でした。
呉服部時代に培ったお客様も多く、一日に何日ものお客様とお話をされています。


ちょっと時間もあったので東京オリンピック当時の西新宿、百貨店勢力、開業当時、東洋一と言われた京王百貨店の施設などなどを話してくださいました。
おおらかで古きよき時代の百貨店。その花形の呉服部の話も含め生き生きとした話でした。

「昔の百貨店社員は流通業の最上位としての百貨店の仕事に誇りを持ってたな。今もお客様は百貨店に信頼を寄せてくださるが、社員がその誇りがないな。」と考えさせるお話。
コメント (2)
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