今日は冬至です。
夏至になると「あぁ、今日からどんどん日が短くなる」とげんなりしたりするのですが、冬至だからといってわくわくするような事はありません。
昔からの習慣や迷信が好きな僕にとって冬至と言えばかぼちゃです。
「冬至にかぼちゃ」は子供の頃からの習慣でしたが、柚子湯に入るというのは高校を出て東京に出た時に知りました。
十日町は気候の都合上、柑橘類の栽培には適さないので、柚子はスーパーや八百屋さんでちんまりしたのがラップに包まって結構高く売っていました。一個200円くらいでしたでしょうか?
母親は柚子の皮を削ってふろふき大根の香り付けにしたり、お吸い物に入れたりしておりました。
なんだか柚子の香りは子供の僕にとっては高級な代物でした。
そうは言っても皮ばかりそうそう使うはずもなく、小正月の頃になると削り取った部分がカピカピに乾いた柚子が調理台の隅に転がっているのを見て、なんだか少し気の毒に思っておりました。
あるいは、1月の雪季市で柚子の鉢を売っているのを見て、「この鉢の木が大きくなってたくさん柚子がなったら儲るんじゃなかろうか?」と思った事もありました。
そんな高級な食べ物を風呂に入れるなんて全く理解できなかったのですが、大分の知人に「柚子なんかたくさんなってるけど、そんなの誰も取らない」と言われてかなりの衝撃を受けました。
今日、スーパーに行ったら「冬至の柚子湯」と書かれて一個98円で売っていました。かぼちゃを煮るのはそれなりに面倒ですが、柚子を買って湯船に浮かべるだけならば手間もかかりません。
それで風邪をひかないなら安いものです。
夏至になると「あぁ、今日からどんどん日が短くなる」とげんなりしたりするのですが、冬至だからといってわくわくするような事はありません。
昔からの習慣や迷信が好きな僕にとって冬至と言えばかぼちゃです。
「冬至にかぼちゃ」は子供の頃からの習慣でしたが、柚子湯に入るというのは高校を出て東京に出た時に知りました。
十日町は気候の都合上、柑橘類の栽培には適さないので、柚子はスーパーや八百屋さんでちんまりしたのがラップに包まって結構高く売っていました。一個200円くらいでしたでしょうか?
母親は柚子の皮を削ってふろふき大根の香り付けにしたり、お吸い物に入れたりしておりました。
なんだか柚子の香りは子供の僕にとっては高級な代物でした。
そうは言っても皮ばかりそうそう使うはずもなく、小正月の頃になると削り取った部分がカピカピに乾いた柚子が調理台の隅に転がっているのを見て、なんだか少し気の毒に思っておりました。
あるいは、1月の雪季市で柚子の鉢を売っているのを見て、「この鉢の木が大きくなってたくさん柚子がなったら儲るんじゃなかろうか?」と思った事もありました。
そんな高級な食べ物を風呂に入れるなんて全く理解できなかったのですが、大分の知人に「柚子なんかたくさんなってるけど、そんなの誰も取らない」と言われてかなりの衝撃を受けました。
今日、スーパーに行ったら「冬至の柚子湯」と書かれて一個98円で売っていました。かぼちゃを煮るのはそれなりに面倒ですが、柚子を買って湯船に浮かべるだけならば手間もかかりません。
それで風邪をひかないなら安いものです。