染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
皆様の気軽なコメントをお待ちしています。

あはれ蝉

2012年09月21日 | 店主の一日
夏を越して生きてる蚊を「あはれ蚊」「哀れ蚊」と呼ぶのだそうです。
「あはれ蚊に右手を刺されたら左手も出せ」と言われるる程、その様を気の毒がるのでしょう。

今日は蝉が鳴いているのを聞きました。勿論、仲間はなく一匹だけです。
十日町の周辺でこの時期に蚊が鳴いているのはとても珍しい事です。今年は暑かったので随分遅くまで蝉が鳴いていましたが、最後に聞いたのはもう、一週間くらい前の事だと思います。
今日は朝が降ってあまり気温も上がらない感じでした。
秋を感じる空気の中で車に乗っていて蝉の声を聞いて「あはれ蚊」の事を思い出しました。

蝉の一生は随分と短くて、一週間くらいらしいですが、あの蝉は土から出てきて一週間一人で鳴き続けたのでしょうか?あるいは、孵化する時期を過って他から遅れて成虫になったのでしょうか?又は、2週間生きていて、その間に他の仲間は絶えてしまったのかもしれません。

全く仲間がいない秋の風の中で一匹だけなく蝉は、「あはれ蝉」です。
コメント
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