染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
皆様の気軽なコメントをお待ちしています。

6月6日はろくろういん

2021年06月08日 | 店主の一日
日曜日はろくろういんでした。
現在の十日町織物工業協同組合の源流と言われている講の集まりとされます。
今年で160年と言われる、長い歴史を持ちます。

この日は織物関係者が集まり、機神様をお詣りします。

例年は行政関係者も招いて行われますが、今回は少人数で。

神事の後の直会が実によいのです。
準備がしやすいようにみなさん、作務衣で来る方が多いのですが、なにせこの社できもので酒を飲むのがたまらなく気持ちよいので、
講の中に入れていただいてからも、皆さんにわがままを言わせていただいて、準備を欠席してきもので出席です。
単衣を着るのは大抵、ろうくろういんが最初になります。
関芳さんご奉納の越乃寒梅とお神酒に開けた松之井を飲みます。ビールで少し喉を潤して冷や酒を飲むのがたまらないです。

お社の中には織屋さんが奉納した額や織物裂がかかります。

暑くもなく、寒くもなく、蚊も出ない山の上の社で飲むのは格別にうまいです。
根津さんが持ってきてくださった山菜も美味です。


きものを着ている写真が全くなくてすいません。
個人的にはきものは格好やコーディネートのみならず、風土と空気感だと思っています。
正月に袴を履く、あるいは京都できものを着て散策する。
こんなところで単衣で酒を飲んだら気持ちよかろうなあと思って、きもののよさを感じていただけると幸いです。

程よく社を閉めて、そば屋へ。

やはり十日町のシメはそばです。
コメント
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