きつけ塾 いちき

「きもの」の袖に手を通す時に、「ときめき」を感じる日本の女性たち。
この「胸の高まり」は、いったい何なのでしょうか。

第33回認定式とフェスティバル開催

2013-11-10 13:50:15 | 認定式
認定者…11月7日に晴れの舞台
全日本きもの文化研究協会の主催する、「第33回認定証授与式/きものフェスティバル」が11月7日午前11時半から、「ガーデンテラス宮崎」で行なわれ、会場にお越しになった皆さんは、厳粛な「認定式」と楽しい「きものフェスティバル」を過ごして頂きました。

市来審査委員長のあいさつ
協会の市来審査委員長は、認定式典の認定者へのお祝いと最近のきもの事情を述べたあと、「この一年、きもの着付けを学ぶ皆さんの要望にお応えして、着せ付け部門の新設と細分化、自装のカリキュラムの充実をはかりました。現在では、宮崎・鹿児島・福岡などの教室で多くの方が学んで頂くようになっています。
自装・他装を問わず、いろんな入口からきものの世界に飛び込んで頂き、一生末永くきものとのお付き合いをして頂ければと願っています。」とごあいさつ。認定証の授与式の最後に、認定者代表の本嶋美咲さんから謝辞をいただきました。


「振袖着付けショー」…舞台と観客席の前で披露しました。
来年の成人式では、200名以上の着付けをお受けすることになっていて、「振袖の着せ付け専門コース」でお勉強している皆さんも、本番まで残されたおけいこの期間は約2ヶ月になりました。
振袖の着付けショーは、そんな皆さんの実践の場でもあります。
五組の着付け師の皆さんは、短時間できれいに着せ付けが出来てホッとされていましたが、これを機会にもっと技術に磨きをかけて頂けることでしょう。


舞踊の舞台裏を表舞台に…衣裳方の着付けをご紹介
協会の加盟校は、日本舞踊の着付けを学び、日本舞踊・各流派の舞台裏の着付けに伺っています。
現在では、東京から芸者の着付けを学びに来て頂いたり、大きな日本舞踊の発表会の着付けも承っています。
そんな舞台裏のようすをごらん頂こうと、「ワークショップ/日本舞踊の舞台裏」を再現してごらん頂きました。
舞台では、プロに顔師さんのご協力もいただいて、お祝儀舞いの「後見」、「関西芸者・つの出し結び」、会場のお客さまに舞台にあがって頂き「下町娘」の三人をお着せしました。ほとんどの方が舞台裏を観たことがないため、興味深くごらん頂きました。


琉球國祭り太鼓の皆さんに来て頂きました。
数年前にもお越し頂いた「琉球國祭り太鼓」の皆さんの底抜けの明るさと、身体に響く太鼓のバチさばきに、会場の皆さんも立ち上って踊り出し、会場を盛り上げて頂きました。
「琉球國祭り太鼓」は全国に支部があるため、宮崎支部の皆さんだけでなく長崎など県外からもお越し頂きました。
本当にありがとうございました。


平安時代をしのんで頂きました。…「壺装束着付けショー」
催しの幕〆は、協会のお家芸のひとつ、時代風俗衣裳の着付けショーです。
平安時代から鎌倉時代の上流階級の女性の衣裳・「壺装束」の着付けを二人の講師が行ないました。
近所へのお出掛けの形と、神社や寺社へのお参りの旅姿の形を再現。
時代風俗衣裳研究家でもある市来審査委員長が、興味深い時代考証と着付けの解説を行ないました。

会場では、最後に抽選会が行われ、皆さんに喜んで頂き幕となりました。

来年の認定式も決まりました。
「気が早く、鬼が笑う」かもしれませんが、来年の認定式ときものフェスティバルは、同じ会場で11月6日に行なわれます。

二人の仲間のブログでも…
きものフェスティバルのようすは、二人の仲間のブログでもごらん頂けます。
山下先生のホームページのブログ、さくら道場物語
福元先生のホームページのブログ、小粋におごじょ



コメント
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