きつけ塾 いちき

「きもの」の袖に手を通す時に、「ときめき」を感じる日本の女性たち。
この「胸の高まり」は、いったい何なのでしょうか。

2022年度、新成人150名余りを着付け。

2022-01-11 13:24:01 | 成人の着付け

流行りに流されず、「伝統の着付け文化」を継承して
「きつけ塾いちき」は、宮崎・鹿児島の講師で、2022年の新成人154名を着付けました。
毎年、ブライダルや美容室などのご依頼を受けて、着付けているものです。

ともすると、最近の新成人の着付けは、利益優先に流され、着付け部品の粗悪化や、着付けの手抜きが顕著です。
また、清楚な着付けの上に、部品のトッピングが増え、着ぶくれにも似たきもの姿に…

トッピングした、派手な刺繍の半衿を見せるために、衿合わせは下がり、胸高に着せなければならない帯も、いつの間にか下町の粋な女将さん風に。
初々しいはずの振袖の着付けが、粋な振袖姿に変化するなどは、着付けの基本から離れていくばかり。

これからも、流行りに流されない基本の着付けを守りながら「伝統のきもの文化」を伝えてまいりたいと思います。
やっぱり新成人は、「粋な着付け」ではなく、「初々しさのある清楚な着付け」が好ましいはずです。その区別が出来る方の少ない、悲しい現実があることも承知していますが…。

最近の、「きものの文化」と異なる、「KIMONO文化」なるものの登場は、まさに「悪価は良貨を駆逐する」様にも見えます。
しかし、そういう現実があるにせよ、先人の想いと技を次世代につなぐ私たちの活動は、日本の「きもの文化」を伝える崇高な使命でもありますから、いっそう研鑽を積まなばなりません。




#日本舞踊着付け #衣裳方#舞台のメイク #振袖の着付け #花嫁の着付け #美容師の着付け #演劇 #ファッシヨン 

             


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