「上手くなったわね…次はここを」…次々に注意される着付けの本番前。
振袖の特訓も追い込みに入っています。
一年もすると、着付けも上手になってきて、自信もついてこようというものです。
しかし、お勉強していくと次の問題が生まれます。
少しは上手になったと思ったのに、次の課題が…。イヤになったり、面倒くさくなってはいけません。
「着付け師の前にはいつも問題が行列をして待っている」と思えば楽しくさえなります。
教える方もその人の力量に合わせて指導しますから、ご本人はいつまで経っても上手くならないような気持ちになったりします。
でも、自分の課題がわかっていることほどすばらしいことはありませんよ。
そこが、あなたの着付け上達への最短距離の位置なのですから。
十年のベテランも、三十年着付けをお勉強してきた超ベテランも、きっと自分の技術について満足をしている人などいないのです。
着付けの技術も、富士山の頂上に登るようなもの。
三合目と八合目の景色はちがうように課題も違います…上を見ると頂上ははるかなところ…
いつまで経っても、どんな名人でも頂上にたどり着けない…
簡単ではない着付けの技術…だからやりがいが生まれ、楽しいのかもしれません。
でも、これだけは言えます…「やり続ければ、確実に上手くなる」。
●●●
●●●
●●
1月3日…「振袖着付け」から業務を始動!
2015年の「きつけ塾いちき」のお仕事は、1月3日(土)と5日(月)の「振袖の着付け」から始まります。
また、成人式本番の1月11日(日)には、二百人以上の着付けを承っています
1月10日と12日には、鹿児島と福岡の日本舞踊・三流派の「新春舞踊の会」の着付けもお手伝いすることになっています。
九州全域で、「きもの着付けの文化」を伝承…。
今年は、浴衣の着付けから十二単まで、…35年間で培ってきた「着付けの玉手箱」を、出来るだけ多くの方にお伝えする事にまい進してまいりたいと思います。
本年もご協力のほどを、よろしくお願いいたします。
このブログのご愛読も重ねてお願い申し上げます。
●●●
●●●
●●