2011年02月03日 モスクワ発
[ロシアと日本は今年半ばにIUU漁業防止協定に合意するだろう]
ロシア連邦漁業庁長官クライニーは昨日2月2日、ロシアと日本は今年前半期の終わりか、後半期の始め頃に、IUU漁業防止協定に合意するだろうと語った。
クライニーは、日本国外務省から同協定案をすでに受け取っており、その内容はすべて満足のいくものではないが、双方により調整できると確信していると加えた。
同様のIUU漁業防止協定は、韓国とは既に締結済で発効しており、以前は密漁密輸製品が主体だったが、昨年は400-450百万ドル相当のロシア産水産物が韓国市場へ合法的に供給された。
また、FAOのIUU漁業防止条約は25ケ国の批准によって発効するが、すでに23ケ国が署名しており、ロシアはそれも済ませている。
一方の日本はここ数年、ロシアとのIUU漁業防止協定の進捗を遅らせていた経緯にあり、特にカニとウニの密漁密輸においては犯罪組織が構成されており、時として"Якудза"(ヤクザ)が関わっているケースがあるとクライニーは指摘した。
日本とのIUU漁業防止協定は、日本国外務大臣がモスクワ訪問中におこなわれる予定だ。
なお、このIUU漁業防止協定についてロシアは、米国、カナダとも既に署名できる段階に近づきつつあり、また中国とも交渉が進められている。
[ロシアと日本は今年半ばにIUU漁業防止協定に合意するだろう]
ロシア連邦漁業庁長官クライニーは昨日2月2日、ロシアと日本は今年前半期の終わりか、後半期の始め頃に、IUU漁業防止協定に合意するだろうと語った。
クライニーは、日本国外務省から同協定案をすでに受け取っており、その内容はすべて満足のいくものではないが、双方により調整できると確信していると加えた。
同様のIUU漁業防止協定は、韓国とは既に締結済で発効しており、以前は密漁密輸製品が主体だったが、昨年は400-450百万ドル相当のロシア産水産物が韓国市場へ合法的に供給された。
また、FAOのIUU漁業防止条約は25ケ国の批准によって発効するが、すでに23ケ国が署名しており、ロシアはそれも済ませている。
一方の日本はここ数年、ロシアとのIUU漁業防止協定の進捗を遅らせていた経緯にあり、特にカニとウニの密漁密輸においては犯罪組織が構成されており、時として"Якудза"(ヤクザ)が関わっているケースがあるとクライニーは指摘した。
日本とのIUU漁業防止協定は、日本国外務大臣がモスクワ訪問中におこなわれる予定だ。
なお、このIUU漁業防止協定についてロシアは、米国、カナダとも既に署名できる段階に近づきつつあり、また中国とも交渉が進められている。