2025年02月15日
リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[またがり資源スルメイカ 日本・韓国・ロシアEEZ TAC/漁獲勧告設定推移]
日本国水産庁は、2025年2月12日、水産政策審議会資源管理分科会で2025年度漁期(管理期間4月-翌年3月)の関係国と“またがり資源”となるスルメイカのTAC設定を1万9,200トンとすることで承認を得た。
現在、日本は、2024年度漁期中で、当該設定は7万9,200トン(初期設定2万9,000トン)となっている。
韓国も2024年度漁期(管理期間7月-翌年6月)中で、TAC設定を6万3,091トンとして操業を行っている。
ロシアは、資源特性からスルメイカをTAC魚種から除外、漁獲勧告量の設定により管理している。
ロシアの今年2025年(管理期間暦年)の漁獲勧告量(日本海/南北クリール海域)は、3万2,668トンに設定されている。
2021年-2025年の当該“またがり資源”の日本EEZ、韓国EEZのTACと、ロシアEEZの漁獲勧告のそれぞれの設定比較は別図のとおりとなる。
なお、当該資源にアクセスが可能な中国、北朝鮮に関する漁獲上限設定に関する情報は確認されていない。
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