ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
http://kisenren.com
一般社団法人北洋開発協会

歴史に幕を下ろした北転船

2015-12-27 15:49:21 | 日記

歴史に幕を下ろした北転船

「北転船」終了へ
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20151227/4626331.html

『かつて北洋漁業の花形といわれた北洋転換底引き網漁船・いわゆる北転船は、今月(12月)妥結した日ロ両政府による交渉で、漁獲割当量が0となり、半世紀以上続いてきた歴史に幕を下ろすことになりました。
北転船は、釧路港を基地に最盛期の昭和48年には水揚げ量が100万トンを超え、北洋の花形といわれましたが、ロシアの排他的経済水域での操業が制限されるようになって衰退し、ことしの水揚げ量は81トンにとどまっていました。
こうした中、日ロ両政府は今月(12月)16日にモスクワで開いた双方の排他的経済水域における漁獲枠などに関する交渉で、ロシアの排他的経済水域での北転船の漁獲割当量を0とすることで妥結しました。
この結果、北転船は昭和36年から半世紀以上続いてきた歴史に幕を下ろすことになりました。
北転船をとりまとめる「北海道機船漁業協同組合連合会」の原口聖二常務は「長く続いた歴史が終わってしまうのは非常に残念だがやむを得ない」と話しています。』
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日本がロシアの流し網禁止のため補正予算82百万ドル

2015-12-27 12:45:46 | 日記
2015年12月10日
モスクワ発 
[日本がロシアの流し網禁止のため補正予算82百万ドル]
2015年12月10日、日本政府が、来年1月からロシアの排他的経済水域でサケ・マス流し網漁が禁止されるのを受け、2015年度補正予算案に100億円規模の緊急対策費を盛り込むことで最終調整している旨の共同通信の速報を受け、イタルタス、ロシア有力経済紙カメルサント、その他ロシアメディアは、記事を引用し、一斉にこれを伝えた。




2015年12月10日
共同通信
[サケ・マス緊急対策に100億円 ロシア流し網禁漁で政府]
政府が、来年1月からロシアの排他的経済水域(EEZ)でサケ・マス流し網漁が禁止されるのを受け、2015年度補正予算案に100億円規模の緊急対策費を盛り込むことで最終調整していることが10日、分かった。
禁漁の影響で、他の漁業に転換する漁業者や水産加工業など関連産業への支援のほか、ホタテガイなどの生産増加や付加価値を向上させるための施設、基盤の整備を後押しするといった対策を検討している。
政府はロシア側との協議で、流し網に代わる漁法でサケ・マス漁を継続する可能性も探っている。

2015年12月10日
北海道新聞
[サケ・マス流し網対策に100億円 政府が補正、禁止の影響緩和]
ロシア200カイリ内の サケ・マス流し網漁 が来年1月から禁止されることを受け、政府が2015年度 補正予算 案に100億円規模の緊急対策費を計上する方向で調整していることが10日、分かった。道東をはじめとした道内水産業への影響緩和を図る。
流し網漁に代わる新たな漁法を探るための調査・検証事業や、他の漁業への転換支援、ホタテやベニザケ養殖の技術開発試験などを盛り込む見通し。
漁港や漁場の整備のほか、水産加工業者がサケ・マスから別の原料に変更する際に必要な製造ラインの改修支援も盛られるもようだ。
サケ・マス流し網漁禁止により、水産業を基幹産業とする道東の地域経済や雇用への影響が懸念されている。道は漁業のほか、水産加工業や運輸業、石油販売業など関連産業も含めた道東の地域経済への影響額を185億円と試算している。
サケ・マス流し網漁は、船で網を流しながら魚を絡め捕る漁法。1985年に日本と旧ソ連が締結した 日ソ漁業協力協定 などに基づき、政府間交渉で漁獲量などを定めてきた。しかし今年7月、資源や環境の保護を理由に、ロシア水域での流し網漁を来年1月から禁止する法律がロシアで成立した。
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