ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

サフチュウクがロ日漁業委員会を振り返る 流し網漁法代替の3案について言及

2015-12-29 16:23:56 | 日記

2015年12月23日
モスクワ発(ロシア水産業界紙サマリー仮訳 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二)
[サフチュウクがロ日漁業委員会を振り返る 流し網漁法代替の3案について言及]
ロシア漁業庁副長官サフチュウクは、自らが代表を務めた第32回ロ日漁業委員会を振り返り、ロシア水産業界紙(WEB)のインタァヴューにこたえた。
この中でサフチュウクは日本側代表団に対し、来年2016年1月から禁止となる太平洋サケマス流し網操業の代替漁法として、巻き網、2艘引き、その他代替網の3案を示唆したと明らかにした。
また、どのような代替漁具を使用する場合でも、条件として、潜在する環境被害に関する評価、関連する科学的意見等が優先される旨を日本側へ通報したと語った。
更に日本との交渉の中で、ロシア漁船のためのイトヒキダラの漁獲枠、イワシ・サバ漁業の見通しのほか、集魚灯の電力制限(900キロワット)、両国の船の漁場での衝突防止のため国際規則の順守等について議論したと語った。
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来年2016年のロシアEEZロシア漁業者太平洋サケマス漁獲割当が完了する(流し網漁業関連)

2015-12-29 07:51:51 | 日記
2015年12月22日
一般社団法人北洋開発協会(原口聖二)
[来年2016年のロシアEEZロシア漁業者太平洋サケマス漁獲割当が完了する]
毎年、ロシアと日本の流し網漁船が利用していたロシア排他的経済水域における太平洋サケマスについて、来年2016年のロシア漁業者13社向けの漁獲割当配分がロシア漁業庁2015年12月09日付命令No.916によって行われた。
一方で、来年2016年からの流し網漁業禁止の決定があるなか、これがどのように利用されるのか、明かにされていない。
その配分は当該TAC約2万2,500トンに対して、例年通り約1万1,000トン程度で、その利用方法はともかく、日本人向け漁獲割当はリザーヴされているということができる。
2016年ロシア漁業者13社向け太平洋サケマス漁獲割当(詳細別表)
カラフトマス 420トン
シロザケ 3,598トン
ギンザケ 513.17トン
ベニザケ 6,834トン
マスノスケ 26トン
計 11,391.17トン
なお、例年、沿岸の太平洋サケマス漁業については、各地域の遡河性魚種生産管理委員会の漁獲勧告に基づき操業が行われており、TAC設定の対象外となっている。

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