ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

ロシア漁業ニュースヘッドライン 2024年06月  http://kisenren.com

2024-06-10 10:52:57 | 日記

  2024年06月10日

 

ユーザー 各位

 

拝啓 時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

 さて、ロシア大統領プーチンは、2024年5月7日、“2030年までと2036年までの国家発展目標”を概説して、漁業分野の課題設定を行い、これに基づきロシア政府が、同年9月1日までに既存の国家プロジェクトを調整し、新しいプロジェクトを開発すること、また、当該発展目標を達成するための戦略的統一計画を策定、大統領傘下評議会に提出することを求めました。

 さらに、漁業分野の輸出機会と経済的利益を発展させるには、数量を増やして新たな市場を開拓するだけでなく、引き続き付加価値の高い製品の供給を増加させる必要があることを指摘しました。

 今月号においては、これらのロシア漁業の政策の動向に関する直近の情報を集約し、TopNews としてご報告申し上げます。

 なお、2024年5月14日、前農相で、新副首相に任命されたドミトリー・パトルシェフが引き続き漁業分野を所管することが決定し、空席となった農業大臣に前同第1副大臣だったアクサナ・ルートが就くことになりました。これら人事の動向等、関連情報もあわせてお知らせ申し上げます。

                                                         敬具

(国際漁業対策事業部;原口聖二)

 

TopNews ロシア大統領プーチン 国家目標を概説し漁業分野の課題を設定

・ロシア前農相・新副首相パトルシェフ 漁業分野所管(ロシア漁業政策および漁業協定関連等外23件)

・新農業大臣 投資目的漁獲割当第2弾PJ 実行可能(投資クオータ/漁獲割当オークション関連外5件)

・ロシア漁業者漁獲量 206万6,400トンとなる(5月20日)(ロシア漁業生産/貿易動向関連外11件)

・ロシア スケトウダラ漁業のCPUEの強い向上が確認される(スケトウダラ・マダラ・ニシン等操業関連)

・ロシア漁業者 バレンツ海カペリン操業概況(ロシア漁業者カペリン操業関連)

・北海道隣接サハリン州太平洋サケマス操業 6月18日開始(太平洋サケマス操業関連外7件)

・2024年漁期 ロシア漁業者イワシ・サバ/外国人漁業者操業概況(イワシ・サバ・サンマ操業関連3件)

・オ海アブラガニ違法漁獲船主に損害賠償2億8,700万ルーブル(ロシアFOC/IUU取締情報関連外1件)

・極東のカニ王アレッグ・カン 組織的殺人罪で懲役17年(その他ロシア漁業関連情報等外9件)

・韓国冷凍スケトウダラ市場動向 2024年5月平均水準維持(韓国スケトウダラ市場関連外1件)

・日本EEZ“またがり資源”韓国近海スルメイカ操業概況(韓国漁業関連)

・英国漁業 リモート電子監視システム導入へ(ポスト英国EU離脱Brexit関連外1件)

・米国 トランプ “グリーン詐欺”洋上風力を初日に止める(洋上風力発電と漁業 海外の経験外1件)

 

計75オリジナル報告

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ロシア 中国を漁業分野における真の戦略的パートナーと評価する  北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

2024-06-10 02:14:49 | 日記

 

2024年06月10日

北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[ロシア 中国を漁業分野における真の戦略的パートナーと評価する]

ロシア漁業庁副長官ソコロフは、先にサンクトペテルブルグで開催されたロシア国際経済フォーラムにおいて、中国が漁業分野における真の戦略的パートナーだと語った。

現在、ロシア産水産物の輸出において中国向けが50%以上を占め、昨年2023年は約130万トン、約30億ドル相当に達し、数量ベースで前年2022年を33%上回った。

ロシアと中国の漁業協力は貿易以外でも発展している。

南極の海洋生物資源の保存に関する委員会(CCAMLR)やWTOなどの国際機関レヴェルでも共通の取り組みが行われている。

ソコロフは、特に商業養殖の分野における国家間の協力に大きな展望があることを指摘した。

ロシアでは、この養殖漁業が成長の原動力になりつつあり、天然魚の漁獲量に比べてまだ生産量は少ないが、一方で、この10年間で2倍に成長している。

またソコロフは、水産飼料の生産や繁殖作業を含む淡水および海洋養殖の分野における世界のリーダーとしての中国の経験に関心を持っており、投資や共同プロジェクトの創設が有望だと語った。

さらに、両国が、共同でアムール川とウスリー川の境界域におけるチョウザメ等の資源の保護、管理、取締活動を行っているほか、IUU漁業防止協定を締結し、この取り組みを強化していること等を報告した。

 

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ロシア漁業庁長官 中国向けカニ製品等輸出伸張を報告  北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

2024-06-10 01:36:52 | 日記

 

2024年06月10日

北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[ロシア漁業庁長官 中国向けカニ製品等輸出伸張を報告]

ロシア漁業庁長官シェスタコフは、今年2024年1月-5月、同庁沿海地方管理局の輸出証明手続きによって中国に対し1万4,031トンのカニ製品が供給され、前年2023年同期を10.2%上回ったと発表した。

先にサンクトペテルブルグで開催されたロシア国際経済フォーラムにおいてシェスタコフは、中国への水産物輸出の伸張を報告した。

現在、ロシア産水産物の輸出において中国向けが50%以上を占め、昨年2023年は約130万トン、約30億ドル相当に達し、数量ベースで前年2022年を33%上回った。

制裁措置による米国市場の封鎖により、カニについては北部地方(バレンツ海)からの中国市場向けボイル製品の商流・物流が構築されつつある。

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