2025年02月05日
リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[ロシア国内市場 国産スケトウダラ製品供給 この10年間で2.2倍に成長]
昨年2024年、ロシア漁業の国内市場へのスケトウダラ製品供給量は25万2,000トン、原魚換算ベースで58万4,000トン、漁獲量の約3割に達した。
この10年間で当該供給量は2.2倍に増加、年間消費量は1人あたり4kgとなり、購入水産物の18%を占めた。
フィレ、すり身の輸入は800トンにまで減少、これらは国産製品にほぼ完全に置換された。
国内市場の成長の原動力となったのは、これらの高次加工製品の増産であり、フィレの出荷量は4万6,000トンを超え、前年2023年の2.6倍、すり身が1.9倍の2万1,000トン以上となったほか、ミンスも8,000トンで73%増加した。
一方で冷凍スケトウダラ(W/R・H&G)の供給量はわずかに減少し、7%減の17万7,000トンにとどまった。
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