2011年08月10日 モスクワ発
[収賄容疑の元ロシア連邦漁業庁職員バクリンに有罪判決]
収賄容疑の元ロシア連邦漁業庁職員*イゴル・バクリンに有罪判決が下され、懲役刑が宣告された。
バクリンは仲介者であるРусские традиции(ルスキートラデイツ“ロシアの伝統”キャビア販売)社代表のアレクサンドル・ワシリエフを通じ、モスクワ市内で2010年春に行われた、太平洋サケマス流し網のオークション落札者船主から、約25万ドルの不正な金を受け取った。
この事件はバクリンが、昨年2010年3月26日、モスクワ市内のカフェ"Кофемания"(カフェマニア)において、ワシリエフの紹介で、極東の漁業会社、Пилон(ピロン)、Командор(コマンドール)、そしてШумшу(シュムシュ)の代表に会い、同年3月31日、ロシア連邦漁業庁で行われた、ロシア排他的経済水域のサケマス流し網漁業にかかるクオータのオークションに関して、情報提供などの打ち合わせをおこない、落札の利益を求め発生した。
このオークションは2010年3月31日、遡河性魚種として初めで、モスクワのロシア連邦漁業庁庁舎で行われた。
落札された16ロットは、それぞれベニザケ、シロザケ、ギンザケ、マスノスケ、カラフトマスの5種のサケマスと、西ベーリング海、南北千島海域および4つの小海域(カラギン・ペトロパブロフスクコマンドール・カムチャツカクリール・北部オホーツク)で構成されていた。
オークションのスタートプライスは、760万ルーブルから1千100万ルーブルだった。
落札したのは上記の3社を含めカムチャツカとサハリンの13企業で、この外にЭкофим(エコフィム)、Поллукс(ポルクス)、ОзерновскийРКЗ№ 55(アゼルノフスキーRKZ№55)、Экопасифик(エコパシフィック)、Тымлатский рыбокомбинат(テイムラトスキールイブコンビナート)、Атлантика(アトランチカ)、Рыбокомбинат Островной(ルイブコンビナートアストロブヌイ)、科学調査企業Тинар(チナール)、Паллада(パラーダ)、Кормчий(カルムチ)だった。
終了したオークションの落札者の内、上記3社に、ペトロフカ通り(*銀座のような繁華街)のレストラン"Аврора"(オーロラ)において第1回目に5万ドル、4月21日、2回目と最後としてオークション落札の引き換えに約9万ドルずつ、計約25万ドルがバクリンに渡されたとして、検察は彼を起訴していた。
*イゴル・バクリン(Игорь Бакулин)
1964年8月9日生(クイビシェフ)
クイビシェフ航空研究所卒 技術者 心理学博士号取得
1989年 クイビシェフ工場にオートトラクターの電気系統エンジニアとして就職
1994年 商社へ転職し活動
2000年 国営単一企業“Национальные рыбные ресурсы»”国家魚類資源社へ転職
2007年 ロシア連邦漁業庁
[収賄容疑の元ロシア連邦漁業庁職員バクリンに有罪判決]
収賄容疑の元ロシア連邦漁業庁職員*イゴル・バクリンに有罪判決が下され、懲役刑が宣告された。
バクリンは仲介者であるРусские традиции(ルスキートラデイツ“ロシアの伝統”キャビア販売)社代表のアレクサンドル・ワシリエフを通じ、モスクワ市内で2010年春に行われた、太平洋サケマス流し網のオークション落札者船主から、約25万ドルの不正な金を受け取った。
この事件はバクリンが、昨年2010年3月26日、モスクワ市内のカフェ"Кофемания"(カフェマニア)において、ワシリエフの紹介で、極東の漁業会社、Пилон(ピロン)、Командор(コマンドール)、そしてШумшу(シュムシュ)の代表に会い、同年3月31日、ロシア連邦漁業庁で行われた、ロシア排他的経済水域のサケマス流し網漁業にかかるクオータのオークションに関して、情報提供などの打ち合わせをおこない、落札の利益を求め発生した。
このオークションは2010年3月31日、遡河性魚種として初めで、モスクワのロシア連邦漁業庁庁舎で行われた。
落札された16ロットは、それぞれベニザケ、シロザケ、ギンザケ、マスノスケ、カラフトマスの5種のサケマスと、西ベーリング海、南北千島海域および4つの小海域(カラギン・ペトロパブロフスクコマンドール・カムチャツカクリール・北部オホーツク)で構成されていた。
オークションのスタートプライスは、760万ルーブルから1千100万ルーブルだった。
落札したのは上記の3社を含めカムチャツカとサハリンの13企業で、この外にЭкофим(エコフィム)、Поллукс(ポルクス)、ОзерновскийРКЗ№ 55(アゼルノフスキーRKZ№55)、Экопасифик(エコパシフィック)、Тымлатский рыбокомбинат(テイムラトスキールイブコンビナート)、Атлантика(アトランチカ)、Рыбокомбинат Островной(ルイブコンビナートアストロブヌイ)、科学調査企業Тинар(チナール)、Паллада(パラーダ)、Кормчий(カルムチ)だった。
終了したオークションの落札者の内、上記3社に、ペトロフカ通り(*銀座のような繁華街)のレストラン"Аврора"(オーロラ)において第1回目に5万ドル、4月21日、2回目と最後としてオークション落札の引き換えに約9万ドルずつ、計約25万ドルがバクリンに渡されたとして、検察は彼を起訴していた。
*イゴル・バクリン(Игорь Бакулин)
1964年8月9日生(クイビシェフ)
クイビシェフ航空研究所卒 技術者 心理学博士号取得
1989年 クイビシェフ工場にオートトラクターの電気系統エンジニアとして就職
1994年 商社へ転職し活動
2000年 国営単一企業“Национальные рыбные ресурсы»”国家魚類資源社へ転職
2007年 ロシア連邦漁業庁
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます