2024年05月02日
北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[2024年漁期 カムチャツカ地方 太平洋サケマス 6月1日操業開始を意思決定]
カムチャツカ地方遡河性魚種生産管理委員会は、2024年4月27日、同年漁期の太平洋サケマス操業について、例年どおり6月1日からを開始することを意思決定した。
今漁期、極東地方における太平洋サケマスの漁獲勧告は約32万トンで、これは、直近偶数年2022 年とほぼ同水準となっている。
地域別では、カムチャツカ地方が約17万トン、サハリン州約9万トン、ハバロフスク地方約5万トン、そしてマガダン州、沿海地方、チュクチ自治管区で約1万1,000トン等が勧告されている。
また魚種別では、カラフトマスが19万2,900トン、シロザケ8万8,000トン、ベニザケ2万7,600トン、ギンザケ1万800トン、マスノスケ450トン等となっている。
ロシア科学研究機関は、太平洋サケマスの生産のベースは、カムチャツカ半島北東部と西部、東サハリン、そしてハバロフスク地方オホーツク海の各沿岸なると予想している。
また、カラフトマスについて、多くの漁場で直近偶数年2022年を上回るが、サハリン北西部と南クリールの沿岸では、これを下回ると予想している。
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