2012年01月12日 サハリン発
[サハリン国境警備局が船名隠ぺいカニ密漁船を拘束]
ロシアFSBサハリン国境警備局は、船名を隠ぺいし、別な船名を表示していたカニ密漁船(*船籍に関する言及なし)を拘束したと発表した。
当局所属警備艇は、2012年1月11日05:00、アニワ湾南東ロシア排他的経済水域において、船名が“Оха”(オハ)と認識される船を発見した。
“Оха”は当局警備艇がへ接近しようとすると、素早く日本へ向けて逃走を開始したが、約1時間追跡された後、最終的に日本水域でようやく停船した。
当局職員がこの船を検査した結果、この船の本当の船名は、“Кайра”(カイラ)とわかり、船内からカニを漁獲するための専用漁具と、その餌のために準備されたと考えられる、約2トンのスケトウダラとニシンが発見された。
なお、報告によるとこの船は、今年初め、コルサコフ港において、日本の網走へ向かう税関等の手続きを行っていたが、この入港の確認はされておらず、また、発見時の位置も不正なものだった。
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