たいちゃんの奥の細道

~人生、すなわち旅也~

御嶽山、噴火!!vol.1

2014年10月07日 06時29分42秒 | 山の上
って、活火山だったんですね

9月27日(土)午前11時52分
岐阜県と長野県にまたがる御嶽山(おんたけさん:3,067m)が噴火し、50人を超える方が犠牲となりました。


折しも、御嶽山8合目以上は紅葉の季節で、当日は快晴・無風であり、正に絶好の登山日和でしたので、多くの方が山頂でお昼ご飯を食べようと登っておられたのではないでしょうか。
せめてもう2時間、噴火が遅れていれば、犠牲者はもっと少なくなっていたのでは?

時期、時間が「最悪」のタイミングだったと思われます。

5年前の平成21年10月11日
私も御嶽山に登っています。
このときは、ネットで知り合った愛知県の方と待ち合わせ、ご一緒に登る予定だったのですが、この方が急な用件で参加できなくなり、単独(ソロ)で8合目まで登りました。

もともと紅葉を愛でるのが目的だったので、黒沢口にあるロープウェイで登り、8合目女人堂の少し上の見晴台まで登り、紅葉を堪能し戻ってきました。
出発のちょうどその日、今でも使っているメインのトレッキングシューズが届き、ウキウキ気分で「シェイクダウンじゃ」と持って行ったけど、靴紐の通し方が気に入らず、それまで使っていたサブのトレッキングシューズ(セールで3,000円ぐらい)を履いていきました。

まぁ、この靴の滑ること・・・

帰りにご一緒した三重の女性の方と、下りながらそんな話をしていたのを思い出します。
ちなみに当日は7合目以上は霜柱が立つほど寒かったのを記憶してます。


ところで・・・

10月3日放送のラジオ番組「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ)で、社会評論家の小沢遼子氏が、御嶽山で行方不明者の捜索を中止した自衛隊を非難してました。

先月27日、長野県と岐阜県の県境に位置する御嶽山(おんたけさん)が噴火し、これまでに登山者47人の死亡が確認された。3日現在では、約20人の行方不明者がいるとされており、自衛隊が捜索を行う予定だったが、雨の影響で中止となった。

江渡聡徳防衛相は3日午前の会見で「特に雨がきついので、土砂崩れなどが起こったりして2次災害がないことを祈っている」と理由を述べている。

そうした状況の中、小沢氏は「今日も中止しているでしょ?危ないとかって言うんで。自衛隊の人達が一生懸命やってくださっている。だけど度々中断しているじゃない。『あ、やっぱり日本は自衛隊なんだ』って思いましたよ」と、話し始めた。

森本が「どういう意味ですか?」と訊ねると、小沢氏は「これはイスラム国に行って、いつ爆弾が飛んでくるかわからないところに人助けに行けるようなあれじゃないと。だからきっと安倍さんも見ていてね、国会で集団自衛権の問題は言わないじゃないですか。あれは無理でしょう」と、集団的自衛権の問題に絡めた。

続けて小沢氏は「アメリカの潜水艦がやられているところに突っ込みます?上から石が落ちてくるかもしれない。風が吹いてくるかもしれない。毒ガスの臭いがするかもしれない。それで近づけない軍隊は軍隊じゃないですよ」と、自衛隊の姿勢を痛烈に非難。

さらに小沢氏は「私は安心しました。これは無理だと。むしろ日本でこういうことがあったときに、ガスマスクだとか、ヘルメットだとか。そういうものを持っているレスキュー隊として活動していただくのが自衛のためには一番です」と持論を展開。

森本は「本当にね。ちょっとの風が吹いたり、雨が降るとやめちゃう自衛隊だったら、そりゃ戦時のところには行けないっていう理屈ね」と小沢氏の発言をフォローした。

引用ソースhttp://news.livedoor.com/article/detail/9322770/

なんて意見が出てたりします。




あまいっ!!あますぎる!!



まず、先に述べたように現場は3,000mの高所です。
気温で言えば平地より18度低く、かつ、森林限界の上ですので風がモロ当たります。
ヘリコプターだって救助での運用は困難なはず。空気が薄くてホバーリングも難しいんだって聞いたことがあります。
(自衛隊の救助活動を上空からホバーリングして撮ってた報道ヘリも、なかなかヤルねって思ってます、はい)

次に火山ガス・・・死ぬっちゅうねん。
阿蘇山で噴火口沿を歩いていて風向きが変わり、噴煙(っつうか水蒸気)を吸っただけで気持ち悪くなって、頂上まであとわずかのところで引き返した経験があります。
タオルで口を覆っても卵の腐ったような臭いで、たまらんのです。

そして噴石(火山弾)。噴火の勢いで吹き飛ばされた岩石が上空から爆撃のように降り注ぎます。
ちなみに、さすがに火山弾の経験はありませんが、拳大の落石が脇をすり抜けていった経験があります。
バウンドする度に小石を巻き込み、脅威がどんどん増します。
雰囲気としては「ゼロ・グラビティー」の感じかな?

落石が横を通った時の測度はざっと200km/h程にも感じられます。
バッティングセンターの最も早い球が、横をバウンドしながら駆け抜けるのを想像してもらったらよろしいかと・・・

マジ、『ブンッ』って音しますよ

超、速い・・・


噴石は大きな物で軽トラぐらいあったそうなので「おっかね~~~!!」としか、言いようがありません。

さらに火山灰。
セメントっすよ、あれ。
濡れてなければ、膝まである「新雪」みたいですが、水分を含むと粘土のようになり、さらにそれが乾けば固るというやっかいな物質です。
滑るし、埋まるし、そりゃマジ大変やと思います。


そんなリスクの中・・・
「必至に救助活動をしている方々になにを言ってるんだ、この素人が!!」 

と、思わずこぶしを握りしめてしまいます。

自衛隊なら二次災害が出てもいいと言いたいのか?
軍隊じゃないと危険な作業ができないなら軍隊にしろと言いたいのか??


まっ、一種の炎上商法で


何が何でも自衛隊や政府を貶めたいんでしょうがね・・・
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登山装備懇話 vol.4  ~ストーブ編~

2014年06月12日 18時08分28秒 | 山の上
それは「ストーブ」とか「バーナー」とか呼ばれているものです。


要は「山の上でコーヒーでも飲もうか」と思った時、お湯を沸かす道具です。

ストーブにはいくつか種類が有り、用途や山の条件により使い分けています。

が・・・
これほど種類が増えたのも、趣味、いや個人の「思い入れ」の差が影響しているのでは?
と考えます。


つまり、「これがいい!!」と言い切ると、ブログ『炎上』 (ストーブだけに・・・??)の可能性がなきにしもあらずなのです。

今回はそんな危険をはらみつつ、「ストーブ」の紹介です。

1 ガスストーブ(snowpeak社 GigaPower Micro Max)


 おそらく最も一般的なストーブです。
 利点は火力が強く、コンパクトにまとまること。欠点は旅先などでガスカートリッジの入所が困難な事と、点火したときの『ゴ~~~~ッ』って音がうるさいことでしょうか? 私ももちろん持ってますが、以外と出番がありません。
 理由は一つ

 『面白味に欠ける』  からです。




2 新型ガスストーブ(JETBOIL)



ガスストーブの一種です。
クッカーと熱効率の高いストーブがセットになったアウトドア用調理器具です。
クッカーの底な付いている「フラックスリング」が、抜群の熱効率を実現しています。
単純にお湯を沸かすだけなら、早いってもんじゃありません。
欠点としては、大きいことと、圧電点火装置が無いこと。
まあ、圧電点火は高所や低温下では機能しないことがありますので、あえて付けなかったのかな?

そうそう、ここであえて文句言いたい のがライター(100円ライター)
圧電点火が無いって事でライターかマッチを持って行かなければならないのですが、最近のライターの着火ボタンの堅いこと!!
たぶん子供がいたずらで火を点けられない様にするためだ思いますが、お年寄りとか女性とか使えないんじゃ無いでしょうか?
私も毎回、手がつりそうになりながら点火してます。




3 ガソリンストーブ(Coleman社 413Hパワーハウス(R)ツーバーナー


どこでも燃料が手に入るのが魅力ですが、重い上、プレヒートという暖機運転みたいなことが必要です。
もしくはエアコックを『シュコシュコ』とタンク内圧を加圧し燃料を気化します。
コチラは「コールマン社」のツーバーナーで、登山と言うよりキャンプ用です。

もう、20年も使用してないので、動くかどうかすら疑問です。




4 固形燃料ストーブ(Esbit社 585mlクックセット)


固形燃料は「エスビット」が有名です。
ちょっとしたお湯を沸かすのでしたら、軽くてコンパクトで一番便利かも。
ただ、火力が低く風に対しても弱いので、市場での評価はかなり低いです。
天気のいい日にコーヒーを入れたいときはこれですが、前回の遠岳山みたいに(雨が迫ってくる中)早くお湯を沸かさなければいけないときには、ちょっと不便です。
Esbit 585mlクックセットで使用してますが、燃料はミリタリー用(14g×6個入り)を使用してます。





5 アルコールストーブ(??)


実はまだ所有しておらず、一番気になっているストーブがコレ。
火力はエスビット同様に低いですが、軽量・コンパクトです。
エスビットみたいに燃料の入手に悩まなくてもいいし、防湿に悩まなくても大丈夫。
でも燃料を入れるボトルを持ち歩く必要が・・・
購入するかどうか、ちょっと悩んでいます。

ちなみに・・・

「アルコールストーブ好きは変わり者が多い」とweb上に書いてある方がおられました。

変な人、上等!!(笑)
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山口県百名山ツアー中間報告

2014年05月27日 00時00分08秒 | 山の上
6,7月で追加20座いけるか??

「山口県百名山ツアー」も3年目を迎えました。
当初、開始から2年で100座と目標を立てていたのですが、今のところ44座・・・



まだまだ半分弱っす!!



当面、このペースでもう2年、こつこつと登っていくこととします。



ちなみにコレまでの実績(山口県百名山:標高順)

まずは、低い方






基本的に低い方から攻めていったので、良い感じで埋まっています。
アアッ、早い内に400m級を埋めなければっ


次が、高い方
まだまだですっ









でだ・・・

今年の夏合宿!!

今年は予算難から県内の山々を目指します。
GWに寂地山を登って感じたのは「山口の1,000mクラスも侮れない」ってこと。
特にカタクリの花と清流の上を流れる風が涼しく、楽しかったのも印象的でした。

夏はもっと気温が上がるので、汗まみれになるのでしょうが、それはそれ、夏山の醍醐味としておきたいと思います。



具体的なコースはまだまだ検討中ですが、たぶん、小五郎山~容谷山、羅漢山、大将陣あたりの1,000mクラスを狙うかも。

今年の夏合宿までの当面の目標としては
①おあづけになっている、狗留孫山、神宮山、ついでに十種ヶ峰、犬鳴山(4座)
②岩国市の400m級の残り、白滝山(岩国)と弥山(岩国)(2座)
③縦走が楽しそうな周防大島(3座)
④山口市内の手頃な山々(5座)
⑤下関市の竜王山と鬼ヶ城、そして白滝山(3座)


・・・なんてのを片付けて行かなければなりません。

なんだか書いたら登らなければならない様な気がしてきた。


まっ、予定は『未定』って事でっ!!
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如意ヶ岳の水って・・・

2014年05月26日 08時41分54秒 | 山の上
制限時間3時間の速攻登山

5月24日(土)
今日はなんとなく気分が乗らず、秋穂霊場ツアーはお休みです。

かわりに午前中3時間程時間が空いたので、近くて簡単な山行をすることにします。
とは言っても、中々都合の良い山が無いものです。
山口市に出るよりは秋芳方面に出た方が早いことに気づき「如意ヶ岳」に向かうことにします。


如意ヶ岳は標高545mで登山口は秋芳から長門市野波瀬に抜ける途中の「坂水」と言うところにある水汲み場から上がるルートで、1時間15分、下りに45分、そして家からの往復で1時間の計算です。






天候が崩れることは無いので、タオルと水筒、そして、ファーストエイドキットのみをウエストバッグに詰めて、自宅を9時ちょっと前にスタート、そして登山口に9時25分に到着です。

早速、準備を済ませ9時27分、クライム・オン!

入り口に水場があるんですが「ご利用の方は100円程払え」みたいなこと書いてあります。

へ~~、有料なんだ・・・

なんだか、どこかのお店の「食べログ」コメントが頭の片隅をよぎります。



結局、めんどくさそうなので、家から持って来たお茶PETのみでアタックです。

はじめの15分は林道です。
半舗装路を足取りも軽く、高度を稼ぎます。





そう、足取りも軽く・・・



もうすぐ林道も終わりという所で、ふと足下をみると





トレッキングシューズ履き忘れてます!!
(普段履きの普通のトレーニングシューズ・・・)

そりゃ、足取りは軽いでしょう。
もぅ、スマホ買って店を出ると「パズ」と「ドラ」が待ってた時ぐらいに、ビックリです。



といっても、距離的にも1/4程きてるし、今更引き返すのも何だし・・・ということで、このまま、続行です。


林道から左に入る登山道口には「埋蔵金伝説の如意ヶ岳登山口」の看板がありますが、今更こんな小さな事に突っ込んでいられません。
軽くスルーして先に進みます。



最近おなじみの「林業ゾーン」を抜け斜面に強引に作ったような細い登山道を進みます。
鉄塔を二つ過ぎたところから道が右に折れたところから、結構な坂道が続きます。

(1個目の鉄塔)


(そして2個目)


たぶん「ラスボス」みたいな赤白の鉄塔が見えたら、再び道が右に折れ、後は5分程で一気に山頂です。

(3個目・・・露骨な手抜き写真)




山頂到着は10時39分
麓から1時間12分で山頂です。
山頂からの眺めは中々のものです。


いずれ目指すであろう「桂木山」「権現山」なんかが見渡せます。


山頂には祠と三角点、そしておなじみの山頂看板があります。












ささっ、降りますよ~~!!
今日は山頂ノンアルもコーヒータイムもお預けです。
10時43分下山開始です。


落ち葉でのスリップに気を付けながら、一気に高度を下げ、11時23分、40分で下山完了です。



ちなみにトレッキングシューズは、車の荷室にて無事を確認!!



後は一気に帰宅し、11時55分、予定通りに帰宅です。








次回は、「山口県百名山」の中間まとめです。
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一位ヶ岳と天井ヶ岳 vol.2

2014年05月16日 05時24分18秒 | 山の上
「WOOD JOB!」的な心臓破りの坂

一端、車で水と食料の補給です。
一位ヶ岳には水750ccとスポーツドリンク500ccを持って行き、水200ccを消費したので、水を昼食用と併せて1000cc、お弁当、カップ麺、コーヒーセット(ストーブはジェットボイル)を追加です。


天井ヶ岳の登山口は駐車場から50mほど戻ったところにあります。


10時30分
そこから本日2座目の天井ヶ岳に向けて出発です。
直線距離で言うと1300mほどですので、往復1時間半ほどでしょうか?

林道沿いに100mほど進むと、そこから本格的な登山道です。
いや・・・
登山道というより林業の作業道という雰囲気です。
あちこちに伐採された枝が転がり、歩きづらいったらありゃしない。
確か「森林税」なる県税を払っているはずなんですが、「ちゃんと使えよ!」と文句の一つも言いたくなる有様です。
それにしても、この「WOOD JOB!」ゾーンの急登、かなりきついです。

急登は途中の561mピーク手前まで続きますが、そこからは「落ち葉ゾーン」です。
ピークから下りる所から、滑る滑る・・・
ここも大概な急坂です。
それでもなんとか鞍部まで来ました。
ここからは比較的緩やかな道が山頂まで続きます。



2回の小休止を挟み、11時50分山頂に到着です。


山頂からの展望は、「ちょっと残念」ですが、向津具半島方面はなんとか見渡せます。


日が照って暑いので、少し下って日陰で昼食にします。
今日は「助六弁当」と日清「海老雲呑麺」
そして食後にコーヒーを入れます。



12時21分、下山開始です。
下山も落ち葉でずりずり滑ります。
軽く1回転スピン・・・小柏かっ・・・

※詳しくは「頭文字D」を読んで・・・


そして急坂の下りにも苦戦しつつも、なんとか13時1分、駐車場に到着です。



ここからがせわしない!!

実はこの日、13:30から長門市大浦の海岸で「日韓海峡海岸漂着ごみ一斉清掃」ってのがありまして、漁協の方々から、「たいちゃん、もちろん来るんよね??」と脅され・・・いや、誘われておりまして・・・


そんな訳で、県漁協大浦支店までスクランブルです。
ちなみに『開会式』は13時からなんですが、そんなの出る気はサラサラ無かったので、参考まで・・・

国道491号線の下りを、 「バンダナ巻いたランエボ使い」並みの勢い(勢いだけです)で、駆け下ります。

(ちなみに麓までの平均時速を出してみると38km/hでした・・・)
大浦支店奥の駐車場には13時30分ジャストに到着です。

海岸清掃は拾っても拾ってもゴミがなくならず、大苦戦です。
よく分からないけど、スタッフに間違われてたらしく、参加者のおばちゃんに「ゴミ袋有りますか」とか「これを持ち上げて」とか「にいちゃん、これ引っ張って」とかやたら頼まれます。
なんとかゴミ拾いも終了し、参加賞のおにぎりをもらい、早々に帰還します。


このおにぎりの美味しかったこと・・・




そういえば今日、行き帰りの車窓から3回、猿を見ました。
猿対策は・・・また今度考えましょう!!
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