獺祭伝説は本当なのか?
・・・その前に
「みんな大好き!KOMEZUKI祭-(マイナス)1年祭」に行った話
10月17日(土)
小雨の山口市内で「みんな大好き!KOMEZUKI祭-(マイナス)1年祭」というイベントがありまして。
市内の店舗が提供する「おかず」を購入し、山口産の美味しいお米と食す
・・・という、イベントです。
早速、前の週に10時~13時のチケットを購入します。
各時間、250名の前売り+50名の現地販売で、密を避けます。
チケットは手数料等を併せて810円、これで①200円のご飯食べ放題+②1,000円分のおかず(nanacoにチャージ)、おまけにレジャーシートが付いてきます。
受付は消毒、検温等々、一通り面倒な手続きが要りますが、これも新型コロナ禍ですので致し方ないでしょう。
さて、9時45分に入場し、10時のご飯配布開始の列に並びます。
ご飯は2種類有り、「阿東産コシヒカリ」と「徳地産ヒノヒカリ」ですが、とりあえずコシヒカリに並んでみます。
10時ご飯の配布開始です。
小ぶりのどんぶり並のご飯をもらい、おかずの確保に。
1,000円分の電子マネー付きですので、チャージなしでも十分との認識で、焼鳥コーナーでモモとネギマを購入です。
これで400円
あと無料コーナーもありましたが初日はスペイン料理ということで、「パエリヤ」でした。
まさかの「米」×「米」・・・
(おかずじゃないんだ・・・)
あと、ハンバーグも欲しかったのですが少し並ぶ必要があったので、「おかわり」時とします。
しかしなんだ・・・
よくある「ご飯のお供」的なものは販売していないようです。
しかし、こんな事も有ろうかと先ほどコンビニで「塩昆布」を購入しておきます。
で・・・
肝心のご飯ですが・・・
残念!!
「芯」が若干残った、「アルデンテ」状態です。
まぁ、慣れていない最初の1釜目ですから、そんなところは大目に見ましょう。
軽く8分で1杯目を平らげ、2杯目はひとめぼれです。
こちらは少し柔らかめ・・・
「好み」で言えば1杯目の方が「未だマシ」という感じがします。
あっ、共に「許容範囲内」ですし、好みの問題ですので悪しからず・・・
2杯目と同時に先ほど保留したハンバーグと、お世話になっている漁協さんが出している「かに汁」をゲットです。
これで1,000円使いきりです。
結構、お腹もふくれて来ましたが懲りずに3杯目。
次はコシヒカリに戻してみます。
3杯目は、芯は無かったのですが、タイミングが悪かったのか冷めています。
ご飯はどれも残念な感じですが腹パンパンで、わずか45分で今日の朝食終了です。
ある意味満足して、イベント会場を後にします。
一旦家に帰り、午後から市内のアユ養殖場にアユを受け取りに行きます。
明日、ときわ動物園園長ガイドの中で、「カワウソが活きた魚を捕ったら浜に並べるというのは本当か検証してみよう。」との実験をしてみることにしています。
名付けて「獺祭(カワウソマツリ)」
先月から考えて園長に相談し、この日を選んで実証試験をしてもらう、言わば「県民持ち込み企画」です。
実は昨年、思いつきでコツメカワウソの誕生日にアユをプレゼントし、飼育員ガイドの時に同様にプールに活アユを放流して、それを捕らえるのをみんなで見るというのをやってもらいました。
その時は仕事で参加できなかったのですが、観覧者曰く「魚を並べてた」とのことです。
これは観たい!!
ということで、今年もコツメカワウソの誕生月に併せ、こつこつと企画書をまとめ、園に説明して了解を取った次第です。
もちろん持ち込むのは人間が食べられる養殖(県産)のアユで、養殖場にも「生食OK」の確認を取っています。
ペットショップなどに行けば餌用のドジョウもあるのですが、値段にだまされてはなりませぬ。
淡水魚には顎口虫(がっこうちゅう)他、寄生虫のリスクがあるので、信用できる生食用、それも養殖でなければ、怖くて持ち込むことはできません。
ということで多少高くても、生食OKの活アユを手配します。
ええっ、
ん千円がブッ飛びます(涙)
今年は初めて利用する山口市内の養殖業者で手配したのですが、想定の倍ぐらい大きさ(最大27cm)の大アユを準備して頂きました。
イベントは明日なのですが、この大きさのアユを明日まで自宅で飼育しておく自信がないことから、受け取った足でときわ動物園に持ち込みます。
10月18日(日)
園長ガイドのために9時30分に園に向かいます。
今日の園長ガイドは約20名。
早速、コツメカワウソのエサやりタイムに突入です。
なにか気配を感じたのでしょうか。
コツメカワウソの親子はプール周辺ではしゃいでいます。
そんな中、バケツに入ったアユ、投入です。
逃げ惑うアユ
追いかけるカワウソ
超、おもしろいです!!
ボンネットモンキーたちも、興味津々で観戦です。
結局、2頭のカワウソは計4尾のアユを仕留めましたが、アユを並べることなく、バリバリと寝室で食べていました。
検証結果:
大きなアユを与えても、「獺祭」を行わない
来年はもう少し小型のアユで実験してみたいです。
(注意)
動物園の動物たちは健康管理のため厳選した安全なエサを与えています。
故に持ち込みエサはありがたられる半面、飼育員は大変な気を遣うこととなります。
動物園に動物のエサを差し入れる際は事前に園と打合せし、由来等を明確にした後にしましょう。
また、園によっては差し入れを受け取っていないところもありますので、自己責任でご確認をお願いします。