たいちゃんの奥の細道

~人生、すなわち旅也~

俺VSアマミノクロウサギ vol.1

2023年12月28日 19時56分52秒 | 自然観察のススメ

嫁の居ぬ間にクロウサギ?

 

11月某日

今年の「自然観察の旅」の締めをどうするか??

そんなことを考えていると、ふと奄美大島を思い出します。

奄美大島と言えば、かれこれ25年前、俺がスキューバーダイビングで初めて1人でツアーに行った島です。

その奄美大島にはアマミノクロウサギ、ケナガネズミ、トゲネズミ、イシカワガエル等々、魅惑の固有種や希少種が生息しています。

さらにナイトツアーと称する自然観察ツアーがあり、割と簡単に野生動物を見ることがでる・・・はずです。

 

これは、行かねば。

 

そこから企画1時間、基本計画2時間で旅の骨格を練り上げ、11月、12月の貯金と冬のボーナスを、ほぼ全額つぎ込んだツアーを検討します。

で、11月末の時点で、ご予算8万円・・・

鹿児島空港発のツアーで、交通費+ホテル+レンタカーが3万円ちょっと

鹿児島までの往復JR代が3万ちょっと

後は現地での費用が2万円弱・・・

ギリギリ、ガチのギリギリ何とか行けそうです。

ギリギリってことは、夕食の呑み会や豪華な昼食はなし。

基本、質素な食事と、できるだけ(有料の)観光は控える作戦で計画を整えます。

 

ええっ、ヒマな時間は海でも眺めている所存です。

 

で、決行は12月23日(土)、24日(日)・・・

「クリスマスの土日に奄美旅行に行く人、そんなに居らんやろ」とのことで、1泊2日の弾丸ツアーが決定です。

 

12月23日(土)

新山口駅を07時13分発のさくらに乗り込み、一路、鹿児島中央駅を目指します。

 

朝食はコンビニのパンとコーヒー。

 

久々の貧乏旅行です。

なぜか昨晩、緊張して寝られなかったので、新幹線の車内で朝食後は新下関駅~川内駅を過ぎるまで、爆睡です。

09時34分に鹿児島中央駅に到着です。

到着時にふと見れば、同じ車両に3人ぐらいしか乗っていません。

改札を抜け、鹿児島空港行きのリムジンバス乗り場に向かいます。

09時55分のバスで鹿児島空港までは約40分です。

 

鹿児島空港でチェックイン作業を済ませ、おみやげ品売り場を放浪します。

なんだか人だかりがしてるなと思い行ってみると、3Dフォログラムのクリスマスツリーです。

おおおっ・・・

 

しばし鑑賞し、手荷物検査を終え待合ブースに入っておきます。

今回利用するのは11時45分発のJAL3729便です。

 

一応ジェットですね・・・小さいけど。

11時40分に乗り込みますが、予想の1/4位の搭乗率で、スッカスカです。

ここでも、離陸してから10分ほどで爆睡体制に入り30分程記憶がぶっ飛びます。

 

奄美空港には定刻より若干早い12時40分に到着です。

パック料金に含まれるレンタカー屋さんは13時30分借受なので、しばし空港で時間を調整します。

 

レンタカー屋さんは空港のすぐ前です。

送迎のマイクロバスもありますが、「歩いて行った方が早いんじゃね?」ということで歩いて店舗に向かいます。

 

レンタカーを借りたら昼食に向かいましょう。

向かうは「みなとや」さん

なんでも鶏飯(けいはん)の発祥のお店とか。

 

昭和21年。

ここ、「みなとや」が旅館を開業するにあたり、館主がふるさと料理をアレンジして開発した料理が今の鶏飯です。

鶏飯(けいはん)とは、奄美大島で食べられている郷土料理で、白飯に、ほぐした鶏肉、錦糸卵、椎茸、パパイヤ漬けものなどの具材と葱、きざみ海苔、陳皮などの薬味をのせ、丸鶏から取った出汁をかけて食べる、一種の出汁茶漬料理です。

 

昭和43年4月、現在の上皇さまご夫妻(当時は皇太子殿下・妃殿下)がご来島された際、奄美を代表するお食事として「みなとや」の鶏飯が提供され、上皇さまご夫妻がおかわりをしたとのことです。

 

現在、龍郷町にある「ひさ倉」というお店がガイドブック等では有名となりましたが、今回は「元祖」を食べてみようとこちらの店を選んでみました。

 

超狭い駐車場に何とか駐車をし、店内に入ると店員から「けいはんですよね」と決め打ちをくらいます。

 

もちろん!!

 

待つこと5分、やってきました俺の鶏飯。

 

先述の「ひさ倉」を含め、みなとや以外にも鶏飯を出す店は多数あり、それぞれ味が違って面白いのですが、こちらも甘みがある透き通った出汁で、めっちゃ美味しいです。

 

ご飯、出汁のお代わりは有料のようですが、お代わりしなくとも十分なボリュームで大変満足です。

 

 

ただ・・・

冷静に考えると、鶏飯(=出汁茶漬け)で1,500円ってのは、ちょっと高いかもです。

コメント
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