居座っていた前線が去って、飛騨にもようやく夏空が戻ってきた。
雨どいを溢れて滝のように落ちる水を見ていると、不安を感じるようなドシャ降りだった。
熱帯地方のスコールのような激しい降り方は、今まで経験したことが無い。
この地方で雨による被害は聞かないが、突風でハウスが倒壊し、トマトやほうれん草の収穫が出来なくなった農家もあった。
林道が縦横に走り、険しい山や谷が多いので、これから被害の状況が判ってくるだろう。
雨上がりの池に、何事も無かったように、蓮の蕾がたくさん顔を出していた。
いつも、お盆の頃に開花するので、今年はいくらか早いようだ。