今朝8時に名古屋を出て、高山に向かった。
名古屋の朝は雲ひとつ無い快晴で、日差しが眩しかった。
一宮インターから高速にのったが、郡上八幡から先はチェーン規制をしており、天気は雪と電光表示していたが、空は晴れ渡っていた。
休憩スポットの「ひるがの高原サービスエリア」からは、久しぶりに大日岳や白山の眺望が楽しめた。
あまりの天気の良さに誘われて、ここのETC専用出口から下りて、国道をのんびり走ることにした。
ひるがの高原を通る「やまびこロード」は、きれいに除雪されていて、走行に支障は無かった。
国道158号線に出て、荘川、清見経由で高山に向かった。
この道路は旧白川街道といわれ、高山と白川郷を結ぶ幹線道路であるが、山間を曲がりくねって走る細い道は、冬場の難所であった。
高速道路が開通して以降は、ここを利用する車は激減して、点在する集落も寂れていくようだ。
高山の市街地へ入る頃は、上空が雪雲に覆われ、小雪が舞い始めた。
町で昼食をとり、スーパーで食料を仕入れてから家に向かった。
集落に入った途端、黒い雪雲が垂れ込め、雪が勢いよく降ってきた。
いつものことながら、激変する天気に戸惑いながら家に入ったら、やはり部屋は氷点下の冷凍庫だった。
ストーブで目いっぱい薪を燃やし、部屋が暖まるまで通路と車を入れる部分の除雪をした。
力仕事とストーブの温もりで、ようやく人心地ついた。
冬に飛騨へ向かう時は、心と体の準備をして出かけるが、状況はいつもそれを超えている。