名古屋金城埠頭にあるリニア・鉄道館へ行って来た。
10時前に着いたが、すでに開館を待つ人たちの行列が出来ていた。
夏休みで子供連れの客が多く、人気のシュミレーターやリニア体験コーナーなどは、どこも長い列が出来ている。
1階は新幹線や在来線の車両、蒸気機関車などがずらりと並び、懐かしい姿に再会したり、車内の見学が出来る車両も多いので、子供から大人まで、それぞれの楽しみ方が出来る。
2階の歴史展示室や収蔵品展示室には、在来線や新幹線に関わる資料が展示されていて、鉄道マニア以外でも十分見応えがある。
シュミレーターは、新幹線と在来線運転、在来線車掌の3種類があるが、いずれも抽選に当たった人しか体験できない。
幸い「在来線運転」が当たり、幼稚園児の孫が運転席に座って操作をすると、前方の画面に景色が映し出され、駅が近づくと減速して定位置に止める操作をする。
ブレーキが遅れるとオーバーランしてしまうので、大人でも緊張することだろう。
孫も真剣な表情で操作をしていたが、運転ミスが続いて、後ろで見ていてもひやひやするが、入門コースを選んだので、電子画面には立派な修了証が映し出された。
超伝導・リニア展示室では、実物大の車両で時速500キロの体験が出来る。
スタート時はタイヤと路面の摩擦音や振動が伝わってくるが、加速すると車両が空中に浮き静かに走行する。
車窓や前方の景色が飛ぶように過ぎていくスピード感は、迫力満点だった。
16年後の営業開始には間に合いそうに無いから、時速500キロの体験が先取り出来てよかった。
ジオラマは名古屋を中心に各地の名所旧跡やテーマパークなどが再現され、そのまわりを新幹線や在来線が走っている。
朝の風景から始まり、夜景で終わる20分間は、幼稚園児も未就園児も目を皿のようにして見入っていたが、大人も子供そっちのけで興奮していた。
仕事のあるパパの代役で暑い中を出かけたが、迫力のある展示や日ごろは出来ない体験をして、いい一日を過ごすことが出来た。