2泊3日の山里体験をして、孫たちは暑い名古屋へ帰っていった。
今年の夏は三女の家族しか来なかったが、2歳と4歳の男の子は活発に動き回るので一時も目を離せない。
渓谷や沼、草むら、森、崖などは、子供にとって楽しい遊び場になるが、常に危険も潜んでいる。
転倒や転落は大怪我につながるし、とげのある枝や葉っぱ、かぶれる木も多く、蜂や毒蛇なども身近なところにいる。
大人は常に注意の目を怠ることは出来ないが、あまり過剰に反応すると、何が危険かを知る能力や危険回避能力を損なうことになりかねない。
都会の遊園地などで遊具による事故がよく起こるが、すぐに撤去したり使用禁止にするのは過剰対応の例だと思う。
都会も田舎もすべての危険を取り除くことは出来ないので、危険の本質を教えることがますます重要になってくる。
今年の夏も、小さな危険や冒険を体験して、たくさんの野菜と楽しい思い出を胸に、元気に帰っていった。
急に静かになって、あたりの風景が心なし秋めいて見えた。