
↑うなぎ 西本の中庭
昨日までのスッキリとしない梅雨空が、一転して真っ青な夏空が戻ってきた。

孫たちの嵐が去った後は、奮闘したおかあさんを慰労するため、うな丼を振る舞った。
土用の丑の日には少し早いが、スタミナをつけた後は、「愛知サマーセミナー」の受講のため淑徳学園へ向かった。

定刻前から満員の大教室で、孫崎享氏の「歴史の曲がり角に直面した日本・特に安全保障について」を受講した。
氏は元外務省情報局長で、「戦後史の正体」など、多数の著書や講演活動で知られている。
著書や以前聴いた講演で一貫しているのは、戦後から現在に至るまで、すべてにおいて、対米従属説であることであった。

今日の講演で、安保法案を強引に通そうとする安倍政権に対し、アメリカはどんな飴と鞭を使ったかが、明らかになることを期待して会場へ入った。
冒頭、日本は集団的自衛権、原発、TPP問題など、歴史の曲がり角に直面していると話し始めた。
日本がアメリカと戦争をすることは、あり得ない選択であったが、今の政権と比較すると驚くべき共通点があると説く。
1は、本質的議論がされないこと。
2は、詭弁、嘘で政策が進められること。
であり、集団的自衛権は他国防衛権か他衛権であると断じた。
間違った安保法案が衆院を通過したのは、
1は、野党がメチャクチャになった。
2は、大手メディアが権力と一体化した。
とも言う。
救いは世論の動きで、支持率の下落に歯止めが掛からず、若い人を含めた反対のうねりが大きくなるだろうと予想している。
これが政権への圧力となって、廃案に持ち込めれば、真珠湾攻撃の愚を繰り返すことはないのだが・・・

終了後、著書の「日米開戦の正体」にサインを貰い、3連ちゃんのセミナーが終わった。